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17.学校に入学しました

 やって来ました、プシュケートス王立基礎学校です。

 入学式は明日なんだけど、寮に入る人は前日から入寮して良い事になっている。


 王都には爺さま、婆さまと一緒に転移陣でやって来ました。

 私は入寮手続きや荷物整理があるのでここに送って貰って、二人は今日は街の宿屋に泊まって、明日入学式に来てくれる予定だ。

  

 この世界の子供は、6歳にもなれば一人で入寮手続きや荷物整理をやるのは結構当たり前です。

 小さい頃から家のお手伝いや家畜の世話などもやるしね。

 流石に一人で街を歩いたりはしないけどね、王都といえど人攫いや犯罪に巻き込まれたりとか普通にあるから。



 えーと、あ、あそこが受付らしい。


 「こんちちは、あの、今日から入ることになった、北の森から来ましたユーキです」


 フフフ、私も大分滑舌が良くなって来たよ。


 ホントは深淵の森に住んでいるんだけど、深淵の森って浅い所でもランクBやランクC、深い所になるとランクAの危険な魔物が生息する森なので、そこに住んでるって言うだけでも目立ってしまうんだなーこれが。

 だから北の森って事にしてあります。



 「こんにちは、北の森のユーキさんね……あぁ、お部屋は1階の123号になるわ。

 本来なら二人部屋なのだけれど、人数の関係でユーキさんは一人になってしまうの……寂しいかもしれないけれど、ごめんなさいね。

 どうしても我慢出来なければ、お部屋を換える事も出来るから、その時は言ってね」


 「お気づかいありがとうございます」


 「ふふ、礼儀正しい子ね。私は寮監のクリスティよ、これから二年間よろしくね」


 「はい、よろしくおねがいします」

 

 「では、寮の規則を簡単に説明するわね。

 まず寮の門限は五刻(18時)の鐘までよ。門限を過ぎると罰則があるから気を付けてね。

 朝食は一刻(6時)の鐘から二時間、夕食は五刻の鐘から二時間ね。時間を過ぎると食堂が閉まってしまうので食べられなくなるわ。

 起床時間は一刻の鐘で、消灯時間は六刻(21時)よ。シャワー利用は消灯時間までに済ますこと。

 お休みの光、闇の日は届けを出せば外出、外泊は出来るので、忘れずに前日までに出してね。

 寮は皆で使うものだから綺麗に、そして節度を持って使ってね。

 後は……何か困ったことがあったら一人で悩まず相談してね。

 では、はいこれが鍵よ」


 「ありがとうございます」


 鍵を受け取って早速123号の部屋へーー



 

 …………やった!一人部屋ラッキー!!

 色々隠し事が多い私には一人部屋の方が都合良いんだよね。

 ブランもいるし。


 これはやっぱりアレか?天運様のお陰ですか?フフフ流石天運様、良い仕事して下さる。

 これからも宜しくお願いします。


 部屋は約8畳位かな、そこに左右対称でベッド、机と椅子、作り付けのクローゼットがある。

 家具は子供用の小さな物だから、二人部屋でもそんなに窮屈では無いよ。

 私はこの片側を使います。


 一応服くらいは手荷物として持ってきたのでーー手ぶらだと不自然だからね!

 クローゼットに片付けたらもうすることは終わり。

 

 「ブラン、出ておいでよ」


 『呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん、ブランちゃんだよ~』


 あんたなんでそのセリフ知ってんのさ。


 『て、言うか~ボク何話ぶりの登場なの~?久々過ぎて忘れられてない?プンプン』


 プンプンって……あんたやっぱりお母さんに似てるわ……

 登場に関しては私は知りませんよー作者に言って下さいねー、大方面倒だから寝てる体にしたんでしょうよ。


 「あはは、でも明日から学校だから、また出るきかいがへるかも、ごめんねー。

 ブランとしゃべっててひとり言をいう頭のおかしい子と思われたらやだもん、別の意味で目立っちゃうよ」

 

 『はいは~い、分かってるよ~ユーキちゃんは内心ではめっちゃ喋ってるくせに念話苦手だもんね。

 ボクはユーキちゃんに入ってるよ~、部屋に居てもユーキちゃんとは繋がっているけど…………ユーキちゃんの晴れ姿の映像を頼まれてるからね、リアルタイムで撮らないと……』


 「何か言った?」


 『ナンデモナイヨ~』





 ◇◇◇




  

 「え~皆さん、本日は入学おめでとう。え~この学校はーー」


 入学式はどこも変わらんね。

 校長先生やお偉いさんが延々為になる(長い)お話しをして下さる……

 昔は校長先生の「え~」の数を数えたりしたなぁ…………(遠い目)


 

 はぁ~やっとこさ教室に移動だよ。


 えーと、席はどこでも良いのかな?目立たず隅っこにいよう。



 私たちの学年はS、A、B、C、D、Eの6クラスで、クラスによって授業内容が異なる。

 入学前に魔力検査と簡単な面接があって、その結果などを鑑みてクラス分けされる。


 基礎学校と言っても生まれによってスタートが違うからね、貴族の子はやっぱり幼少の時から家庭教師を付けて読み書きや魔力の感じ方などを事前に勉強しているし。



 S、Aクラスは読み書きが出来、素養が高く尚且つ魔法の基礎(体内の魔力を感じ発現する事が出来る)を多少なりとも理解している子が入る。

 特にSクラスは言わずもがなエリートですわ。

 貴族の子や裕福な家の子が多いね。


 B、Cクラスは読み書きが出来、素養の高い子が入る。

 

 Dクラスは読み書きはできないがまぁまぁ素養がある子、Eクラスは両方無い子。

 やっぱり平民の子が多いね。


 私は読み書きが出来て一応【銅】持ちなのでBクラスになりました。

 ホントは目立たない様にCクラスが良かったんだけど……

 まぁ、このクラスは他にも平民がいない訳じゃ無いから良いか。

 更にメガネ効果で影を薄ーく薄ーくしておこう。


 

 Bクラスは全部で30名です。

 あ、クラスによって人数は違って、一番少ないのはSクラスの10人名かな。

 学校は赤の月、青の月、緑の月が一学期、黄の月は長期休暇、藍の月、紫の月、白の月が2学期で黒の月は長期休暇となる。


 一学期が終わった時点で、一度クラス編成の見直しがあるよ。

 子供の内は能力が安定しないから、急に才能を伸ばす子もいるかもしれないからね。



 

 さて、色々考えているうちに(説明とも言う)自己紹介やらなんやら終わって、これから班を作るらしい。

 30名だから5人の6班になるようだ。

 最初だから席の近い者同士で班になってね、だって。


 うぇ~~い、男子も一緒かぁ……優希時代ではちょっと苦手だったんだけど…… 



 私と同じ班のメンバーはーー

 

 「ボクはオリバー・アロストです。よろしくお願いします」


 この子は貴族かな?礼儀正しい子だね。

 明らかに平民の私達にも頭下げてくれるよ。


 「オレはアレシュ。よろしくな」


 ふむふむ。ちょっと気が強そうだけど生意気な感じでは無いね。


 「ぼくはキース・マクレガーです。よろしくです」


 この子も貴族っぽいけど感じ良いね。


 「ウチはキャロルです。よろしくお願いなのです」

 

 にょ、この子は笑顔が可愛いねぇ。

 フフフ、お姉さん、可愛い女の子はもふもふの次に大好きですよー


 「わたしはユーキです。よろしくお願いします」


 

 やっぱりオリバーくんとキースくんは貴族だった。

 キャロルちゃんはお家が商家を営んでるんだって。

 んで、アレシュくんと私が平民。

 一応バランス良いのかな。


 ん~男子には苦手意識があったんだけど、相手が6歳の子供だからかな?何か平気かも。

 自分も6歳だけど精神年齢はおばちゃんだでね、何か平気っぽいぞ!



 とにかく、これから暫くはこのメンバーと一緒に行動する事となる。


 因みに、どうしても班のメンバーと合わなかったり、日が経って友達グループが出来、そちらと一緒に行動したいなどの理由が有った場合は双方の話し合いで班の変更は可能です。


 魔法の行使には精神状態が影響するので、出来るだけ平常の状態が望ましい為なんだって。

 こちらの人の考えは「無理してまで苦手な人と仲良くする必要は無い」です、私もその意見にさんせー!

 人間、無理はいかんよ無理は。


 私もね優希時代には、「苦手な人でも上手く付き合わなきゃ」とか、「どんなに嫌な人に見えても良いところは必ずあるはずだからそこを見つけよう」とか、色々考えたり悩んだりしたよ。

 その結果、ハゲました。

 ハイ、円形ちゃんです。

 

 皆様、ご存じですか?ストレス性の円形脱毛は確かに時間が経つと生えてはきます。

 でもね、一度ダメージを食らった所は完全には治らないんですよ。


 私はね三十代後半からチラホラ白髪が出始めたんですけど、ある日気付いたら円形ちゃんがあった所が……見事に真っ白なんですよーホントその一角だけ。

 見つけた時はビビりましたわ、って何の話だ。

 



 まぁ、無理をせずに「NO」と言って良いんだよって事で。

 一緒の班の人たちは良い子達だと良いなぁ


 



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