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第17話 よろしくお願いします


 「まぁ、そのなんだ……他に行く所もないのなら、取り合えず元の世界に帰れる方法が見つかるまで此処にいればいい」

 「いいんですか此所にいても?」

 「俺はツボミに命を助けられた。そんなお前を見捨てる訳にはいかないしな」

 「よかった~!住む場所とかどうしようかと一瞬焦っちゃったけど、ありがとうございます隊長さん!」


 その言葉を聞いて安心し、蕾は胸を撫で下ろす。


 「礼など構わん」

 「隊長さんってムキムキして顔も厳つくて怖いですけど、本当は優しくていい人なんですね!」

 「なっ……!!わ、悪かったな顔が怖くて……だがこれは生まれつきだ!」


 一瞬『怖い』という言葉に些かショックを見せたルアであったが、その後に続いた言葉に顔を赤らめた。


 「それに……なんかお前は見ていると危なっかしくてほっておけん」

 「え~、私別に危なっかしくなんてないですよ~」


 そう軽く笑って流す蕾。立ち上がり、ルアの元の側に行こうとするがしかし。


 「ブッ!」

 「!!」


 下のシーツに足を滑らせ、思いっきり顔面から転ける蕾。

 その下には何も転ける要素があるものなど微塵もなかったのに顔からぶつけた。


 「……」

 「……」


 両者暫しの沈黙が流れる。すると、倒れた蕾はむくりと顔を持ち上げた。


 「ないですよ?」

 「いや今思いっきり顔面からぶつかったよな?」

 

 『さも何事もなかったかのように接してきた……ッ!』


 若干ヒリヒリと痛そうに蕾の赤く腫れた鼻が何よりの証拠であった。

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 本日はこの小説をお読み頂きありがとうございました (*´ω`*) 『評価』『感想』『レビュー』等、頂けると定期的に執筆をする際、大変モチベーションが上がり、作者は踊り狂って喜びます。お時間があればお願いいたします(笑)。
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