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零れた本心

 相変わらず投稿頻度死んでますね。

 誰か私にやる気を入れてくれないかなぁ……。

 こんなことしている場合じゃないとわかるのに、体は、いや心は言うことを聞かない。

 なんでだろう、目の辺りがすごく熱くて仕方がない。頬を何かが伝っている気がする。はは、理由なんてわかってるけど。

 このままじゃだめ、だめだから──。


 〜〜〜〜〜〜〜


「深呼吸深呼吸!泣いてちゃつまらないでしょ?」


 〜〜〜〜〜〜〜


 昔の記憶が頭を掠めた。その一瞬だけ、他のことを考えられなくなるくらい、その記憶が、言葉が、頭の中を埋め尽くした。 

 棚の中に入っていた写真と似た、金髪の少女との記憶。それが、私に与えた言葉。


 ああ、そっか、そうだった。


 何かを思い出した。そして、ひとつ、息をした。吸って、吐いた。それだけ。

 目の辺りの熱が引いていった。頬を伝っていたなにかはいつの間にかなくなっていた。そして、思考は凄くクリアに感じた。

 酷く冷静に慣れた気がする。相変わらずあの子の言葉は魔法のようだ。


「……さ、探さなきゃ」


 何が起きているかなんて、全て終わったあとで考えればいいじゃないか。

 なぜかは知らないけど、その言葉は、さっきの言葉とは違ってすぐに納得できた。ほんと、不思議なもんだ。


 そんな事をぼんやりと考えながら、私は別の引き出しを漁る。

 それらしいものは何も見えなくて、「ここにもないか」なんて小さくつぶやきながら次の引き出しに手をかけた。

 ここにもないから、次。ここもだから、次。また、次──。

 そうして、部屋も変えながら、十数分くらい経った頃。


「あった……」


 それを持ち上げて、よくよくみてみる。形も、前に使ったものによく似ている。これなら大丈夫だろう、なんて考えてコンセントを探す。すぐそこにあった、よし。


 このまま充電しようとしたところで、時間は大丈夫だろうかと少しだけ考えた。

 けど、なんという好都合、今いる部屋は、玄関から一番近いところにある物置部屋であった。物置部屋は埃っぽいし、人が来ているような形跡はない。

 おそらく、帰ってきてすぐにここまで来るなんてことはないだろう。それならば、最悪、人が帰ってきても逃げる時間がある。

 そう予想し、とりあえず充電をすることとする。


 コンセントにさして、スマホにつなげる。

 世の中も便利なもんだ。これである最強の電子機器とかいうやつを動かせるようになるのだから。ま、そんな世の中だからって簡単に好きになれるわけでもないけれど。


 それよりも、どうしようか。この充電している間、暇すぎる。

 一応満タンにはしておきたいから、しばらく時間を要するのは馬鹿な私でもよく分かる。

 どれくらい時間がかかるのもわからない上、この部屋から離れるのは人に見つかる危険性がでてくる。迂闊に動けるわけじゃない。


 この部屋の中で、なにか、できること……。

 考えながらあたりを見渡すけど、特になにかがあるわけでもない。


 うむ、本気で困った。


「どうしよぉぉぉぉぉ……」


 ため息混じりにそんなことを呟いた途端、一瞬忘れかけていたさっきの出来事が頭の中に舞い戻ってくる。

 棚の中に入っていた写真と、あの子の記憶。


「ゆい、な、ちゃん……」


 彼女の名前を呟くと、部屋の壁が反響してかすかにエコーがかかった。それとおんなじように。なんとなく、頭がその名前を繰り返して、離れなくなる。


 戻ってこないほうが幸せだったじゃないか。全部終わってから考えようとか言っていたのに、けっきょくこれかよ。


 ああ、もう、なんだ、またか。なんて思いながらも、このことについてはちゃんと向き合わないといけないこともわかっていたし、大事なことだとも思っている。

 気にしないようにしていても、ついついそのことについて考えてしまう、みたいな状態。


 こんなんになるほど彼女のことを考えてしまうなんて、私は彼女のことがどれほど好きなんだ、と自分で自分を嘲笑う。

 実際、私は依存と言っていいほどに、彼女のことを好いていたと思う。たったひとりの、友達として。


 いいや、親友なのかな?それとも心友?やっぱり、恩人?

 わかんないけど、とにかく大切な人。私の光で、希望で、太陽。 


 そんなふうに思わされるのも、全部、あの時の思い出のおかげであって、彼女のせいである。

 どうしても忘れたくて、忘れなくて。どちらにせよ、私の人生を変えたモノだったから、忘れられるわけもなくて。


 苦しくて。思い出して。泣いて。悩んで。怒って。ただ、憎悪に巻かれて。実際に行動を起こして。また期待を持ってしまって──。

 並べていたらきりがないけれど、私は彼女の死後、たくさんのことを感じた。たくさんのことをした。

 彼女がいなくなって随分だった証拠だけど、そうして生きていた中でも、彼女の影が私をつきまとって仕方がない。


「もう疲れたよ、結菜ちゃん」


 そんな生活が疲れた。あの頃に戻りたい。

 中途半端に彼女のことを思っているのが、一番辛いのだ。生殺しだ。

 誰か──とそこまで考えて、私ははじめて自分の本心に気がついた。


 私って、消えたくて、死にたくて仕方がないんだって。

 ちなみにですが、春菜ちゃん(名前が基本出てこないので忘れてるかもしれませんが主人公ちゃんですよ?)のスマホは充電の持ちが馬鹿みたいにいらしいですよ。

 あんまり使わないからっていうのもあるけど、ふっつーに三ヶ月もつらしいです。怖いね。

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