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次はアッシュカ?



 月の護衛を龍神達に頼んだ輝竜兄弟とユーレイ探偵団はマヌルの里に移動した。

休憩も兼ねて食べながら、彩桜は異界の宇宙(ブルー)様から聞いた話をした。


【だから俺達、超越者様に会える思うの。

 会って話さなきゃなの。

 闇禍 使うの間違ってるて話さなきゃなの!】

【俺も彩桜に賛成だ!】


【お兄は黙って!】【響、穏やかにね】


【響は反対なのかよ?】


【賛成だけど! お兄、ちゃんと理解してる?】


【理解と言われると困るけどな。

 それでも闇禍は禁止するべきだ!】


【あのね――】

【響、何にせよ お兄を連れて行くしかないんだから。ね?】

【――仕方ないわね】


【兄貴達、どぉ?】


【行くっきゃねぇが、どーやって行くんだぁ?】


【また来る思うの。こゆの、拾知ムリだけど。

 次は失敗したアッシュム様とアッシュラ様より上の配下様なると思うの】


【ソイツを捕まえるってか?】


【うん。掴んで一緒に行くの】


【ま、やってみるか】

【月でやった方法でいいと思うけど、カケル君が気絶しない程度に調整してね】


【あ、はい】【ソラ? 俺に何かしたのか?】

【うん、加減するからね】【何をだよ???】

月でアッシュラに反撃した際、カケルを投げたのはソラで、その勢いで気絶したままカケルはアッシュラに激突したのだった。

落ちなかったのは、ソラに続いて響が投げた御札に包まれた為に、落下する隙が無かっただけだった。


【たぶん~トシ兄も武器なる思うの~♪】


【は?】連れて行く気かと瑠璃が睨む。


【だってぇ、また単独てナイでしょ】


【ふむ……】それは確かに。


【【また逃げられちゃったぁ】】

サクラ達が戻った。

【あれれ?】【また月じゃない?】


【まだ俺が布石像を持っていますから】

青生が微笑み、腕輪から掌に出した小集縮壺から布石像を取り出して見せた。

【ブルー様――いえ、アオ王子は月の近くに留まっていましたから、此方に超越者様が現れれば応援をお願い出来るかと思いましてね】

小壺から次々と出している。


【【いろいろ使ってくれてる~♪】】大喜び♪


〖今度こそサクラ王様っ!♪〗大勢!

布石像も集縮壺も壺の中身達も大喜び♪


【うんうん♪】【コッチでも頑張ってねっ♪】


〖はい!♪〗また一斉♪


【彩桜達 連れて来た最初もビックリだった~♪】

【俺達 月に着くつもりだったからぁ【ね~♪】】


【そうでしたか】くすくす♪


【デザート貰って来た~♪

 サクラ達も食べよ~♪】【【ありがと~♪】】

【アオ王子も呼ぼ~♪】


【【それはムリなんだよね~】】


【ほえ? どして?】


【あのアオ兄達、未来から来てるから~】

【俺達にとっての未来ね。

 同一人物は『今』と『異時間』は同時に存在できるの】

【接触もできるの。

 すっっごく気をつけないといけないけどね~】

【でも『今』に来てる『過去』とか『未来』とかの『異時間』さん達は接触できないの。

 事故って接触しちゃったら時空的に飛ばされちゃうの~】

【地星が三界に飛ばされた時みたいな時空境界(かべ)もできちゃうからフツーは近寄れないの~】

【アオ兄と俺、超越者様的には同一だから呼んだら事故っちゃう~】


【あららぁ。アオ王子とサクラも連動する?】


【【するよ~。青生兄と彩桜も?】】


【連動しちゃうの~。謎なの~】


【超越者様的に同一人物って以上の説明、ブルー様にもムリなんだって~】

【ブルー様にも有り得ない事が起こってるなんて言われちゃった~】


【じゃあ俺と青生兄も、かにゃ?】


【たぶんね~】【人族的には別人なんだけどね~】


【そっかぁ。でも青生兄だからいい♪】


【【俺もアオ兄だからいい♪】】


【なぁ、ソッチもヒトデ好きなのかぁ?】

ニヤニヤ白久の言葉に、皆が苦笑に似た笑みを浮かべている。


【【うんっ♪ カワイイよ【ね~♪】】】


【ソレも謎なんだよなぁ】【どして?】

【その感覚が既に謎だよ】【ふぅん?】


【【俺も兄貴達に おんなじの言われる~】】


【兄貴達のが不思議だよ【【ね~】】】


【寝言も、なのですか?】今度は藤慈。


【【寝ててもニギヤカって言われる~】】


【寝ててもイロイロしちゃうみたいなの~】


【【ソレもある~】】【やっぱり~♪】


【起きたら違う場所とか~】

【途中で止めてたのが完成してたり~】


【彩桜の寝掌握は完璧に動くよなっ♪】


【ほえ?】【【あるある~】】


【で、結局のトコ、共通点だらけだが謎だらけなんだな?】

【そうみたいですね】

【ですが、だからこそ彩桜は強いのだと私は思います♪】

【超越者にも謎存在だから強い、かぁ?】

【なんだか納得だなっ♪】【ですよね♪】


【兄貴達、変に納得してるぅ。

 でもいっか♪ サクラ達も同じだから~♪】


笑っていたが、彩桜とサクラ達がビクンと顔を見合わせた。

【【移動、俺達に任せて!】】囲み曲空!




――キツネの社。

「待てコノッ! ドロボー野郎!」

侵入者達の片方はウンディが捕まえているが、捕まった者が持っていた保護珠を奪うように取った もう一方が消えた。

サクラ達が追う。


「魂縛アッシュラ様!」

【昇華闇障暗黒、激天特大闇呼吸着!!】

【昇華光明煌輝、浄破邪雷封乱悪牢!!】

ウンディに組み敷かれた状態で固まったアッシュラから、光針矢に連れられた闇禍が押し出されて闇呼玉へ。


「アッシュラ様しっかりして!

 強制具現化! 堅固膜保護! 消えないで!

 んと、分身! 魂身分離! コッチ入って!」

何をしても薄れ消えそうになる超越者を彩桜は分身に押し込んだ。

「安定、した? だいじょぶ?」


「ああ。助かったようだ。ありがとう」


「逃げたのアッシュム様だよね?

 闇禍、飲まされちゃったの?」


「そう、なるのであろうな。

 意識を断たれていた。

 アッシュムも助けてもらえるか?

 私が頼むなんぞ虫の良過ぎる話であろうが……」


「友達なってくれる?」


「は?」


「超越者様と物生体だからダメ?」


「ではなく。私は敵なのだろう?」


「悪意ナイでしょ? それに……」


「そうだな。私もアッシュムも見捨てられてしまったのだろうな。

 力も闇禍に奪われたようだ。

 物生体の仲間に加えてもらえるのか?」


「もぉ仲間だも~ん♪ じゃ お友達ねっ♪」


「……ありがとう。

 力を失い、心を得たようだ。

 嬉しい、と思う」


「ん♪ じゃあねぇ――あれれ? ブルー様?」


意識の無いアッシュムを抱えた人姿のブルー(アオ)が居た。

「うん、『ブルー』でいいけどね。光神輝煌」

闇呼玉に捕らえている闇禍を滅した。

「彼も連れて俺達の宇宙、ブルー様の所に行こうと考えているんだ。

 彼らを連れて来たアッシュカ様には逃げられてしまったから、すぐに追っ手が来ると思うんだよね。

 超越者としての力を失った彼らなら この宇宙から出られる。

 追っ手達は出られないからね」


「そっか。そゆ縛りもあるんだね。

 お願いします。友達、助けてください!」


「それじゃあ預かるね」

龍になってアッシュムとアッシュラを背に乗せた。


「あっ、サクラ達は?」


「俺の方にアッシュム様を飛ばして、アッシュカ様を追って行ったよ。

 あのサクラ達とは時原点が同じな俺達が合流するから心配しないでね。

 サクラ達も俺達も今回は地星には戻らないけど、他の時原点のサクラ達には会えるから楽しみにしていてね。

 俺達は勿論また来るからね」


「は~い♪ それじゃ お願いしま~す♪」


「うん。複製独立。じゃあまた」

微笑んで、アオは消えた。



「ねぇ彩桜――どうして泣いてるの!?」

変に明るい言葉に違和感を覚えてソラが覗き込むと、笑顔で見送って直ぐに俯いていた彩桜は涙を流していた。


「きっとサクラ達……ユーレイなっちゃうんだ」


「どうして そんな事に? 拾知?」


「じゃない。

 サクラ達、食べてる途中で動いたから戻るつもりだったの。

 俺もだけど、戦うトキ闇使うから完食して動かないとなの。

 でも戻れなくなるて……」


「ユーレイになるなんて決まってないよね。

 それにボクはユーレイでも何も不自由を感じないよ。

 ボクで そうなんだからサクラ様達なら どうとでもなると思うよ」


「でも……青生兄と俺、女の子されたトキ助け来たチェリー様、どっちかのサクラでしょ?

 馬ぬいに入ってたんでしょ?

 だから、さっきのでユーレイなってて、依代(よりしろ)必要だったんでしょ?」


「それは……」

言葉に詰まり、彩桜の兄達に視線で助けを求めた。


「ったく~。彩桜よーく聞け。

 青生と彩桜は連動する。

 だから この前も狙われたんだろ。

 記憶失うのまでもが連動してただろーがよ。

 アオ王子とサクラ王も連動するんなら、サクラ王だけがユーレイなんか有り得るかよ。

 怪我くらいなら したかもだがな。

 とにかく拾知じゃねぇなら落ち着けよな」

言いながら白久が来て彩桜の頭をポンポン。

「縁起でもねぇ想像するよか、残してたヤツ食っといてやったらど~だぁ?」


「あ……そっかぁ。

 さっきの、ずっと未来のアオ王子、身体あったねぇ。

 そっかぁ♪ 怪我くらい平気だよね♪

 サクラ達も治癒できるよね♪

 マヌルの里 戻って食べよ~♪

 んと、空間切りして大術移♪」




――マヌルの里。「あ♪」


【【お帰り~♪】】

人姿のサクラ達がモグモグしていた。


彩桜も座ってパクッとモグモグ♪

【サクラ達、何歳(いくつ)なの?

 どして俺と同じくらい?】


【アッシュカ様と~っても強かったの~】

【ルリ姉に助けてもらって、アオ兄も俺もリセット】

【卵からになっちゃったの~】

【でもでも時短したから、そんなにもは経ってないんだよ♪】

【竜体の大きさ的には過去俺の130歳サイズだから13人歳(にんさい)くらい♪】

【『人歳』って三界の人に換算した年齢ねっ♪】


【前は? ずっと龍だったよね?】


【【人姿なんて無理だったからぁ】】


【どして???】


【【言えな~い】】


【異界だから?】


【【じゃなくてぇ言いたくな~い】】


【もしかして、すっごくお爺ちゃんだった?】

全てに於いて遥か上なサクラ達に拾知なんて無理なので、ただの勘。


【【黙秘するも~ん】】


【でも……あの話し方だったんだ~♪

 俺もオトナなっても このままする~んるん♪】


サクラ達は苦笑顔を見合わせる。

彩桜の兄達は一斉に彩桜を止めているが、彩桜は聞こえない振りをしていた。

【その髪は? 元々なの?】


【【元々、こんな色~♪】】

淡い金髪にしてから桜色に戻した。


【どっちもキレイ~♪ いいな~♪】


【【ありがと♪】】にっこにこ♪

【兄貴達も金髪だから区別難しいって言われて鱗色に合わせたの】

桜色(コッチ)のが長くなったから、戻すと違和感しかな~い】


【そぉなんだ~♪ ごちそ~さまっ♪】

立ち上がって後ろから二人をハグ♪

「また会えて良かった~♪」


「「うんっ♪ 俺達も彩桜に会えて良かった♪」」







あ~はい。お爺ちゃんサクラ、引っ掛かりますよね。

ええっと、、三界奇譚4だか5だかくらいのサクラ達が来ています。

そんなに続けるのかは別として、そのくらい未来のサクラ達なんです。

ブルーと呼ばれるのを受け入れているアオ達なんて……三界奇譚10くらい?


もう、さておきにさせてもらいます。

彩桜達は易々と戦っているように思えるでしょうけど、それは超越者が掴める謎物生体(ブッセイタイ)カケルやトシが居るからこそなんです。

そうではないサクラ達は物凄く強いのに再誕しなければならなくなってしまったんです。



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