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漂流大陸の翼族姫、人間界でのファンタジーな出逢い  作者: 冬小密


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第三話 新学期初日

夏休みの時間はいつも信じられないほどあっという間に過ぎ去ってしまう。夏期の再履修を乗り切るため、邱艾晶は学校で急速に脳力を消耗し、おまけに時折学校の近くへ指輪探しの行動に出かけていたため、毎日家に帰って一番にやりたいことと言えば、すぐに冷房をつけてベッドに倒れ込み、ぐっすり眠ることだけだった。再履修の授業がすべて終わった後でも、彼女はいつも、夏休みの真髄――学業をすべて頭から放り出し、全力で人生を楽しむこと――をまだ十分に味わっていないと考えており、その結果、時間はただフカフカの枕とソファの上で過ぎ去っていった。夏休みの最後の数日になってようやく、学校から一律に課された夏休みの宿題が終わっていないことを思い出した。


実のところ邱艾晶は、絶対に新学期前に終わらせなければならないわけではないのでは、とも考えていた。なにしろ学校が一律に出したものだから、すべての先生が新学期前に宿題をチェックするわけではないだろう?中には最初から最後まで全くチェックしない先生だっているかもしれない。夏休みの宿題は机の上に広げられたまま、ベッドに座る邱艾晶と睨み合っていた。その時、「ピンポーン」とチャイムが鳴った。


ドアを開けると、肩ほどの長さの薄い水色のショートヘアをした女性が、ドヤ顔で玄関の前に立っていた。彼女は手で軽く髪をかきあげた。かっこつけているつもりらしいが、邱艾晶の目にはただ滑稽にしか映らなかった。


「方雨彗、何しに来たの?」邱艾晶はジト目で彼女を見つめた。


方雨彗は遠慮する素振りもなく靴を脱いで邱艾晶の部屋に上がり込み、器用にクルッと振り返った。「これからもうちら、また同じクラスになるんだから、あんたの良きクラスメイト兼、水瓶座の貴人としての義務を行使しにきたのよ。あんたの学業状況を監督しにね!」


「えっ?うちらまた同じクラスなの?」


「そんなに意外?文系クラスは数も少ないし。ていうかあんた、新学期の前日になってもまだクラス分けの名簿見てなかったわけ?学校が発表してもう一週間経つわよ」


「ずっと忘れてたのよ。どうせ明日学校に行ってから見たって同じでしょ」邱艾晶は後ろめたそうに口を尖らせた。


「そうそう、今日はあんたの夏休みの宿題を抜き打ちチェックしに来たのが主な目的なの。宿題終わった?いや、絶対にまだよね。どれくらい終わったか、いや、そもそも手はつけたの?」


「半分くらいは終わった……かな

次回予告:方雨彗は邱艾晶の仲間に入り、一緒に指輪探しを手伝うことを承諾した。一人の力が加われば、任務はきっともっとスムーズに進むはず。その時、一羽の鳩が二人のそばを高速で飛び過ぎていった。

「邱艾晶、あいつが口に何をくわえてたか見た?」

「もしかして、私たちが探してるものなんじゃ……?」


次回:迫り来る危機

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