第十話 新しい仲間
えっ?同類?同類ってどういう意味?まさか彼女、このヘアピンが示す正体に気づいたの?それとも、ファッションのセンスが同類ってこと?いや、私の聞き間違いで、本当は同級生かどうか聞いたの?頭の中に無数の考えがよぎったが、方雨彗は表面上は平静を装った。
「同類って?どの意味での同類のこと?」
「ちょっと待っててね。」そう言うと、女の子はぴょんぴょんと跳ねるようにカウンターの奥へ戻り、リュックサックの中から何かをごそごそと探し始めた。
その間に、女主人は邱艾晶の髪をセットし終え、ケープを外していた。邱艾晶は方雨彗の方へと歩いてきた。
「どう?私に似合ってるかな?」今回、邱艾晶は先ほどワンピースを試着した時のように恥ずかしがることはなく、自信に満ちた笑顔で歩み寄り、小首を傾げて、無邪気でありながら人を惑わすような眼差しで方雨彗の意見を求めた。
カットされた金色の美しい髪は薄く肩にかかり、背中に広がるその姿はまるで妖精のマントのようで、すっきりとした印象が彼女の華奢なスタイルをより一層引き立てていた。耳の前に垂れる二筋の軽くカールしたもみあげが、フェイスラインをさらにバランス良く見せている。額のシースルーバングが顔のパーツの比率を美しく整え、全体的に若々しく甘い雰囲気を放っていた。
「うん!似合ってる!すっごく可愛い!」方雨彗が口を開くより早く、甲高く活発な声が響いた。声の主は、先ほどリュックをごそごそと探っていたあの女の子だった。
「こんにちは!私、簡彤菲って言います。ここでバイトしてて、林谷高校の二年一組です。お姉ちゃんたちも林谷高校の生徒ですか?なんだか見覚えがある気がして!」
「あ、こんにちは。私たちは二年二組なの、隣のクラスね!よろしく。」邱艾晶と、簡彤菲という名のこの女の子が挨拶を交わした後、簡彤菲は手に持っていた箱を開け、邱艾晶に見せた。
「あのね、あっちにあるヘアピンはお姉ちゃんのだって聞いたんだけど、これに見覚えある?」
箱の中に入っていたのは、クリスタルのような材質をした銀白色のヘアピンだった。その上には立体的な花の模様があり、六枚の雫型の紫色の花びらが黄色い雄しべを囲んでいる。その横には、角のある小さな面がいくつも連なってリング状になった透明な指輪があり、微小な立体的羽のモチーフがついていた。
この標準的なヘアピンと指輪のセットを身につけている。これらを目にした邱艾晶と方雨彗には、簡彤菲の正体もまた、人間界へ派遣された翼族姫であることは容易に想像がついた。まさか霧羽天国の五人の翼族姫が、人間界のこの目立たない理髪店に一堂に会することになるとは。これも天が定めた何かの縁なのだろうか?
簡彤菲の切り出しを受け、邱艾晶と方雨彗も彼女に自己紹介をし、それぞれゴシキドリの姫とハチドリの姫であるという正体を明かした。そして新しい友人である簡彤菲は、シロガシラ(白頭翁)の姫であった。シロガシラという鳥は活発でよく動き回り、鳴き声もよく響き、都市部でもその姿を見かけることが多い。頭頂部の白い羽から、人間の世界ではしばしば「長寿」の象徴とされる。そして彼女の超能力は、対象の生理機能を一時的に老化させるというものだった。視力、聴力、体力などが大幅に低下するため、敵に遭遇した際には非常に実用的なスキルである。
「それにね、一回道でスリに遭った時、すぐにヘアピンをつけたら、あいつ少し走っただけでもう動けなくなっちゃって。私、あっさりと財布を取り返せたんだよ!」話し込むうちに、簡彤菲は自身のスキルの使用経験を引っ張り出し、楽しそうに共有し始めた。いつの間にか、外はすでに暗くなっていた。
「ここに三人の翼族姫が集結したわけだけど、それはつまり、天国にはあと二人の姫しか残ってないってことよ。だから私たち、早く頑張らないと。翼族の民たちをずっと危険に晒しておくわけにはいかないわ。」方雨彗の指摘は、少し雰囲気を壊してしまったかもしれないが、チームにはどうであれ、常に知能と理性が働いている人間が一人必要不可欠である。自由奔放な夢想家、戦略を練る頭脳派、そして潤滑油となるムードメーカー。これはいつの時代も、三人組の鉄板の配置なのだ。
次回予告:邱艾晶の誕生日がもうすぐやって来る。游暐安は邱艾晶へのバースデーパーティーを密かに計画しており、方雨彗と簡彤菲も準備の手伝いに呼ばれた。大掛かりに準備されたサプライズは、果たして確実に邱艾晶の心を射止めることができるのだろうか……
次回:バースデーサプライズ




