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糜芳andあふた~  作者: いいいよかん
98/111

群雄編・・・その1

読んでくださっている方々へ


誤字脱字報告及び感想、いいねをプッシュして頂き、誠にありがとうございます!


相変わらずの遅筆ですみません。


なんとか書き上げたので、早速投稿します!

     涼州漢陽郡隴県州牧館居室


「・・・と言う事で、洛陽を放棄した連合軍は、兗州・酸棗に再び集結後に解散。

参加していた太守・州刺史達は、それぞれの任地に戻り、再起を期す模様です。

そして・・・。」

そう言って一旦言葉を切り、


「そして冀州・渤海郡太守から、解任された盟主・袁紹は、縁故を頼って冀州に移動中。

又、任地を元々持っていない袁術は、荊州・南陽郡に一旦戻った後、地元の豫州・汝南郡に移動し、そのまま拠点を構える模様。

同じく任地を持っていない副盟主・曹操は、暗殺された橋瑁の任地であった東郡に居座り、実力行使に依る実効支配を強めております。」

連合軍の主要メンバーの動向を、個別に情報報告するイー。


「ふ~ん・・・ほへ~ほ~・・・。」

6月に入ってイーの定期報告を、テキトーな返事且つ、上半身を机にぐで~と預けるといった、だらしない格好で聞く糜芳。


(う~ん・・・まぁ大体は、連合軍解散後の史実に近い動きをしている、のかな?

流石に細かい事までは覚えてねーわ)

曖昧な前世の記憶を呼び起こす。


曹操だの袁紹・袁術だの孫堅といった面々の動向は、知名度が高い分はある程度覚えているが、速攻で消え去るモブ迄は幾ら何でも覚えていなかった。


(それになぁ・・・)

「はて?閣下、某の情報報告に何か疑問点でもございますか?」

顔に出ていたのか、イーが訝しげに尋ねる。


「いや、あのさぁ・・・そんな反乱軍の主要人物の動向を聞かされても・・・俺にどうしろと?」

素朴な疑問を投げ掛ける。


何せ此処涼州は、曹操達が居る兗州や豫州等とは、司隷を挟んだ向こう側であり、連合軍の話は云わば、彼岸(ひがん)彼方(かなた)に等しい出来事であった。


「こんな辺境で、中央の出来事を知れるのは、非常にありがたいし、浮屠の情報網の凄さには、驚きの一言だけどね。

ぶっちゃけた話、曹操殿達の動向よりも、故郷に居る父上や兄上とかの近況の方が、個人的にはありがたいかな?

・・・嫁さんと母上のご機嫌を念入りに。」

最後の部分が特に最重要よ?と、念押しする糜芳。


「ははっ、コレからは気をつけましょう。

では早速奥方の蔡夫人の動向ですが・・・。」

「何?何か有るの?」

何故か冷や汗が流れる。


「はっ、順調に揚州の黒(裏)社会に於いて、勢力を拡大中で有ります。」

「・・・聴きたくない。」

だらしない姿勢のまま、両手で耳を塞ぐ。


「え~と、廬江郡の廬江蛮の代表格・呉自良(ごじら)一家と、豫章(よしょう)郡の鄱陽(はよう)蛮の代表格・魏錚(ぎどら)一家の抗争を止めて、両者を手打ち(和睦)に持って行き、丸く納めた事で名が上がっているそうです。」

懐から竹簡を取り出し、粛々と読み上げていく。


「うぎゃあぁ!?ホンマに聴きたくねー!?

何処の世界に嫁さんが、裏社会の首領に君臨して喜ぶ旦那がいるんだよ!!

つーかウチの嫁さん、地球怪獣の代表格っぽい奴と、宇宙怪獣の代表格っぽい奴の喧嘩を止めるって、凄すぎだろ幾らなんでも!?

宇宙だったか地球だったかの防衛組織に、三顧の礼処かお百度詣りの勢いで、絶対に勧誘されるだろそれ・・・。」

ブンブンと頭を振り乱して、錯乱気味に世迷い言をくっちゃべる糜芳。


「怪獣?防衛組織?・・・え~よく解りかねますが、続けますぞ?」

「未だあんの!?」

「え~と、徐州と揚州の輸送路を万全にする為に、長江流域の水賊を、硬軟織り交ぜて手懐けているようです。」

「まぁ、それぐらいなら、なぁ・・・。」

許容範囲内と頷く。


「左様ですね。

反発する蒋欽(しょうきん)周泰(しゅうたい)とか申す、若手の水賊達の跳ねっ返りを、潰したぐらいの様ですから。」

「アウトォォォぉぉおおい!?

それ絶対に潰したらアカンやつぅぅぅ!?」

頭を抱えて絶叫する。


(孫呉の重鎮を潰しちゃってるう~!?

こ、ここ、こここれヤバない?)

預かり知らない出来事に、鶏の如くどもる。


「ア、遭う屠?・・・え~と、よく解りませんが何か不都合でも?」

「え、いやその、さ・・・跳ねっ返りの水賊達を潰したってさ、やっぱり殺っちゃったの?」

首筋に手を左右に振り、首スパッのゼスチャーをイーに示した。


「え~・・・いえ、縄張りを潰して、近隣から追放しただけの様です。」

「おぅす・・・と、とりあえず良し。

もうその辺の話は止めて、別の話しにしようか。」

当初とは違う意味でグッタリとした糜芳は、話題の切り替えを提案する。


「それでは某から閣下、いえ、導師様に具申がございます。」

「ん?何かな?」

イーが公的な呼称から、浮屠信者達が糜芳を呼ぶ際の、私的な呼称に変えた事に、訝しげな表情で返事をする。


「はい、先程の報告に有った様に諸侯はそれぞれが、自勢力構築を目指して勝手に動き、朝廷から任された任地をそのまま実効支配して、私物化しております。」

「うん、その通りだね。」

コクリと頷く。


「そして洛陽を破却した董卓閣下には、彼等の行動を掣肘する余裕がなく、特に中原から河北に掛けては、古の反秦時代の如く群雄割拠の体を、徐々に成している状態です。」

「まぁ、確かにそうなっているね現状。」

コクコクと再び頷く。


「其処でです導師様、その群雄割拠の気風に応じて、諸侯と同じく独立独歩を歩むお気持ちは有りませんか?

もしもお気持ちが御有りなら、我等浮屠の者、全力全霊で協力する所存にございます。」

拱手しつつ、ギラついた目線を糜芳に送るイー。


「・・・はい?・・・え?・・・え~と?

つまりは俺に独立して、群雄に成れって事?」

目を点にして自分を指差し、コクリと頷くイーを見つめた後、


「無理ムリむりむリム理無!

そんなクッソ面倒くさい厄介事なんか、絶対の絶対に嫌じゃい!

今の州牧でさえ、面倒くさくて堪らない状態なのに、何が悲しゅうてこれ以上の面倒事を、背負(しょ)いこまにゃあいかんのじゃい!!」

首と手を左右に高速回転させて、全力全霊で拒否る小心者。


「力が欲しくないか?欲しくばくれてやろう」という、悪魔の囁きに等しいイーの提言は、前世で燻っていた反動なのか、やたら上昇志向が強い一般的な(?)転生者なら、喜んで飛びつく部類なのかも知れないが、糜芳にとっては悪魔からの、「地獄逝きのお誘い」にしか他ならなかった。


何せ怒涛の書類決裁が、漸くにして落ち着きを見せ、決裁地獄から解放されてのんびり出来ているのに、イーの提言に乗ってしまうと、再び決裁地獄に飛び込む事に成るからである。


それに決裁地獄に加えて、軍事(肉体労働)も加味されるという、オマケ付きである。


断固として断るのは、至極当然であった。


(まぁ、他にも色々とあるけどね~。

しっかし、ふぁんたじ~小説で出て来るチート転生者達って、良くポンポンとフツーに息する様に、貴族だの王様だのに成るよな~。

たかだか1州の地方官でも、とんでもねー量の書類決裁地獄なのに、それ以上の地獄に、平気で飛び込んでいるんだから。

チート能力者でもこの地獄は、不変にして普遍の理だと思うけど、どうやってるんだろ?)

脳内で「ホンマにご教授して欲しい」と願う、今日この頃である。


「ふむ~・・・無理ですかな?

此処涼州でも「今馬援」と声望が高く、故郷の徐州に於いても、太守時代の功績も含めて、皇族の劉虞公に比する名声をお持ちですのに。」

「え?そうなんだ?へぇ~・・・。」

思った以上の周囲の高評価に、どうでも良さげな口調で呟く糜芳。


「淡々としておられますな導師様は。」

「別段名声だの声望欲しさにやってる訳でもないし、やれる事をやってるだけだしなぁ。」

眉をハの字にして、困惑気味に答えた。


糜芳の場合は、前世からの信念と言うか(こだわ)りと言うべきか、「例え強制で有っても、自分が「うん」と了承した以上は、精一杯出来る限りやる」という概念を持っており、その概念に沿って、現状で出来る事をやっているのであった。


結果的に糜芳本人は、「立身出世なんざどーでも良いから、綺麗なお姉さんを侍らせて、酒池肉林とまでは行かなくても、一生遊んで楽しく暮らしたい」という、一般的な野郎が抱く慎ましやかな願望(?)を持っているのに、綺麗なお姉さん枠の全明や、嫁さんの蔡夫人こと蔡琰とは離れ離れの単身赴任状態。


挙げ句に願望と反比例して、紆余曲折を得てドンドンと、立身出世を果たしているという、皮肉な状態を招いていた。


それはさておき、


「導師様が望めば、涼州では董卓閣下の影響が強い故難しくとも、徐州では州牧の陶謙の求心力が低いので、いとも簡単に君臨する事も可能でしょうし、導師様の策謀を駆使すれば、董卓閣下の後釜に座るのも、難しくないでしょうに。」

勿体ないと嘆息するイー。


「うん?求心力無いの?陶謙のおっちゃんって?」

「ええ、悲しい程に・・・。

元々は亡き何進大将軍の肝煎りでの就任だったので、中央との繋ぎ役としての期待感が強く、鳴り物入りと言った感じだったのですが、董卓閣下に代わった今は、期待されていた役割が消失して、陶謙の徐州に於ける存在価値は大暴落。」

淡々と話し、


「後ろ盾を失った上に、寒門出身故に背景力も無い陶謙は、徐州の名家・(かん)家から、後添いを娶って地縁を築いたり、導師様の兄君で官僚としての評判が高く、徐州有数の素封家でも有る糜竺様を、人気取りで別駕従事に任命したりと、今や幇間(ほうかん)(太鼓持ち)の如くといった風情ですね。」

陶謙の現状を述べる。


(う~ん・・・思った以上に史実よりも、弱体化している様な気がするなぁ)

イーの話しを聞いて感じる糜芳。


実際に糜芳の屯田制の影響で、徐州の軍部も民部も曹豹達を中心に、丁老師の門下生連中でしっかりと1本に纏まっており、両部の派閥争いや有力者達=豪族達に依る、州軍の吸収・私兵化と内部抗争が、発生していなかった。


その為現在の陶謙は、史実と違って内部抗争に便乗し、弱小豪族を適当な理由付けで倒したりして、接収した土地の領有化が出来ず、自前の勢力基盤を築けないでいるのである。


又、豪族間の抗争も無い為、州のトップの立場で調停役を務め、権威を広げる事も出来ず、例え軍部と民部で揉め事が有っても、丁老師という調停役が居るので、ますます陶謙の立場は形骸化していた。


「故に導師様が徐州で拠って立てば、兄君を始め多くの賛同者を得、群雄に成れる可能性は大と愚考しますが・・・?」

「あ~・・・無理だからソレ。

一時や一瞬は成れても、長続きしないから。」

却下却下と手を振って、はっきり言い切る。


「ふむ?長続きしない理由は何でしょうや?」

「まぁ、分かり易く言うと、「平時に民衆が為政者に求める資質と、戦時に民衆が為政者に求める資質は別」だからかな?」

「はて?どう違いますので?」

首を傾げて問い掛けるイー。


「平時=平和な状況下で、民衆が為政者に求めるのは、「自分達を豊かにしてくれる人」といった、政治的な資質を求める訳だよ。」

「ふむふむ、確かに左様ですな。」

コクリと頷く。


「そして戦時=動乱の状況下では、「自分達の財産・生命を守ってくれる人」といった、軍事的な資質を求めるって訳。

政治に優れた為政者が君臨して豊かでも、いや豊かだからこそ、戦時には特に狙われ易くなるからね。

鋭い角も牙も爪も無い豚と同じく、食い物にされるだけだし。」

「ふむ~・・・つまり導師様は、平時向きの資質は持っているが、戦時向きの資質は持っていないと仰りますので?」

「全く以てその通り!!」

自信満々に胸を張る主人公。


「え~と・・・堂々といわれましても・・・。」

返事に困ったのか声を詰まらせ、


「あ、導師様には資質が無くても、龐徳殿や成公英殿に、軍を統率して貰えれば良いのでは?」

パッと明るい表情浮かべて、次案を述べる。


「う~ん、もし万一俺に付いて来てくれたとしても、民衆の気持ちは、「龐徳か成公英のどっちかが支配者に成ってくれて、領土を守ってくれた方が安心出来る」ってなるし、龐徳達の配下も龐徳達が支配者に成れば、自分達も陪臣から直臣に成れるって、ジワジワ考える様になるから結局の所、俺って要らない子になるんだよなぁ。」

高確率でなる、悲しい未来を予測する。


(曹操の大量虐殺後の徐州で、陶謙の死後に民衆が劉備=軍人を支持したのも、そう言った感情が働いたんだろうしな)

脳内で思考する。


「まぁ、イーの言う反秦時代で云えば、陳勝(ちんしょう)の二の舞になるのが、関の山だろうな。

それに幾らイーが俺を後援すると言っても、例えば万一龐徳達が下克上を起こした際に、「浮屠を保護する・信仰する」って言えば、どちらが勝っても信仰を遺す為に、浮屠教徒が割れるのは必至だしね。

そうなるとイーにも浮屠にとっても、不本意な結果にしかならないでしょ?」

「・・・確かに左様にございますね。」

諭されて肩を落としつつ頷く。


「・・・それでは後釜に座るのも?」

「群雄よりも遥かに無理。

何進閣下のような外戚という皇帝の後ろ盾や、董卓閣下のような軍事力といった、背景力を何も持ってないのに、成れる訳ないだろ。」

ヒラヒラと手を左右に振る。


「・・・なる程確かに。」

納得顔のイー。


「大体どうしたんたよイー?

何時もは飄々としているのに、いきなりそんな突拍子もない事を言い出すなんて?」

訝しげに尋ねた。


「いや、お恥ずかしながら某も、年々と老いを自覚して来ておりまして。

導師様の御指導と後援で漸く、漸く浮屠の教えが漢帝国にも、馴染みつつも有るのですが、目の黒い内にもっと広まらぬかと、気が急いていたモノでして・・・。」

気恥ずかしげに(びん)(もみあげ)を掻くイー。


「う~ん・・・焦る気持ちも判らなくもないけど、徐州も涼州も教えに因って帰依していると言うよりも、徐州は傷病者や孤児の支援をしている結果、救いを求めて賛同者が増えてる感が有るし、涼州は真面目かつ温厚な姿勢で、官吏を勤めている信者に感化されて、協賛している節が有るから、真に浮屠教に帰依している人は、そんなに居ないと思う。」

浮屠信者じゃない故の、客観的な意見を述べ、


「だから無理に権力者を仕立てたり、担ぐ事で拡大を目論んだりはせずに、地道にコツコツと布教を続けつつ、民衆と寄り添うを以て尊しとして活動していけば、時間はかかっても確実に帰依する人が増えていくと思う。」

数百年後には、間違いナシに繁栄するんだからと、脳内で付け足しながら説く。


「ははっ、「広まっている今こそ、慎重且つ謙虚であれ」と、導師様の助言痛み入ります。」

両手を合わせて拝んだ後、


「左様なれば導師様、董卓閣下もいい歳です。

涼州軍閥の風習を鑑みれば、権力の移譲が実子には行かず、かと言って後継候補の馬騰・韓遂殿達では、反乱者扱い故に中央を御しきれず、混迷化するのは必至。

このまま行けば正しく反秦時代の、群雄割拠状態になってしまいます。

今後の展開はどう相成りましょうや?」

不安げな表情で、糜芳に尋ねた。


「う~んう~ん・・・純粋な実力で云えば、孫堅が抜きん出ているけどねぇ。」

「え?長沙郡太守の孫堅ですか?」

意外な人物の、名が上がった事に驚く。


「うん、董卓閣下を除けば、諸侯の中でも武力が群を抜いているし。

このまま()()()()()()()、孫堅が董卓閣下の後釜に座ると思うけどね俺は。」

はっきりと言い切る糜芳。


「はぁ、しかしながら導師様、幽州の劉虞・益州の劉焉・荊州の劉表と言った皇族、袁紹・袁術等の名門・名家が居りますが?」

「いやいやソレを言うなら、反秦時代を勝ち抜いて天下を取った、戦国七雄の末でも無く、項羽の様に名門出でも無い、普通の農民の子である漢高祖様は、どうなるんだよ?」

具体例を挙げて反論する。


「いや、あの、漢高祖様の場合は、生まれ育った周囲に偶々、樊會(はんかい)といった豪傑や蕭何といった能吏がゴロゴロいたという、奇跡的な状況下の場合ですから、流石に例外中の例外かと。

とても孫堅に当てはまるとは、思えませんが?」

幾ら何でもソレは・・・と否定するイー。


「まぁ漢高祖様まではいかないけど、孫堅って他の群雄よりも、圧倒的に有利な点が有るのは、間違い無いんだよな。」

「圧倒的に有利な点ですか・・・はて?」

「他の群雄に比べて、圧倒的に豊富な軍事経験と、それに伴って数多の戦で磨かれた、精鋭兵の保持・保有だよイー。」

首を傾げるイーに、明確に答える糜芳。


実際に董卓を除く群雄達に依る、「天下取りレース」がスタートした中で孫堅は、他群雄よりも5歩も10歩も先に進んでいた。


スタート準備期間である「黄巾の乱」から「何進暗殺」の混乱期の間、袁紹・袁術等各群雄達の殆どは、無為に過ごしていた。


僅かに劉焉が占い師の胡散臭い預言を真に受け、自ら先んじて益州に赴き、秘めたる野心実現の為、軍閥化・独立を目指したが、自身の私兵が問題を起こしまくり、却って騒乱を招いてしまい、独立には程遠い状態であった。


唯一マトモな成果は、漢中郡に張魯(ちょうろ)を派遣して占拠させ、意図的に都との連絡と交通路を、遮断する事に成功したぐらいである。


三国志三英傑の1人である曹操は、最初期の黄巾討伐から活動したものの、曹操は国軍という借り物の兵で活躍した後、中央軍に属して権力抗争に翻弄され、足踏み状態になった後に挙兵、今現在漸く軍閥と地盤形成に、着手した所である。


残る三英傑の1人・劉備も、旗揚げ当初こそ良かったものの、その後の浮き沈みが激しくて芽が伸びず、最近になって壊滅的な損害を被って、軍閥化処か軍団再建の真っ最中であった。


曹操の様にスタートラインに、漸く立った者(劉表・袁術等)や、劉備の如くスタートラインすら、未だ立っていない者(馬騰・韓遂等)が殆どの中、独立して根拠地をしっかり固めているのは、現状で孫堅のみである。


孫堅は黄巾の乱以降も東奔西走、自軍を率いて各地を転戦し、当然勝ち負けは有ったものの、手柄を立てつつ壊滅的な損害を出さず、卑賤の身で有りながらも実力(武勇)で、長沙郡太守の座を手に入れた猛者であった。


そして長沙郡太守に成るまでの約5年間、最前線で戦い続けた結果、戦に揉まれ磨かれて兵も精鋭化し、数千~万近い精鋭兵を所有しているのである。


他の群雄よりも数年分は、先に進んでいるのは確実であった。


それはさておき、


「・・・と言う訳で、孫堅って割拠状態の現状で、物凄く優位に立ってる訳だ。」

「ふむ~・・・なる程。

それでは導師様いえ、閣下は孫堅が割拠を制すると、予測されるのですな?

しかしそれだと孫堅が中原に出るには、地理的に荊北の襄陽に居る、刺史で皇族の劉表が目の上のタンコブになりまするが?」

疑問を呈す。


「董卓閣下即ち主上陛下に、曲がりなりにも刃を向けた孫堅が、()()()()()()に遠慮する筈無いだろ?

大義名分的にも劉表は、荊州内の豪族を宴会に招待して、招いた豪族を騙し討ちするという、非道な行いをしているし。

正邪を問わず劉表を討つのに、何の躊躇いも無いだろうね孫堅は。」

手を左右にヒラヒラさせて、疑問に答える。


「確かに2重の意味で、遠慮会釈をする理由が有りませんな。

・・・う~む、飛躍するであろう孫堅に、何らかの接点を持つべきか・・・?」

腕を組んで、浮屠存続の策略を練るイー。


「あ、それならイー、さっきの嫁さんの報告に出てた、若手の水賊達を援助して、孫堅と結び付けたらどうかな?」

やらかした修正と、ついでに打算と保身を咄嗟(とっさ)に画策する糜芳。


「え~奥様と反目した連中を援助し、孫堅と結び付ける事で、浮屠存続に紐付けろと?」

「そうそう。

このまま荊州を制圧後は、恐らく地元の揚州に進出して、勢力拡大に努める可能性が1番高いからね。

子の孫策と江東4家の1つ、周家の跡取り・周瑜とが親友の間柄で、その繋がりで江東4家を味方に付ける下地を持っているし。」

未来を知っているが、如何にもそれらしい理由付けをして、テキトーに誤魔化す。


「いやしかしそれだと、奥様のやっている事の邪魔になるのでは?・・・大丈夫ですか?」

何故か糜芳の身を哀しげな瞳で案じるイー。


「だだだ大丈夫、大丈夫!

そ、それにほら、嫁さんの輸送路は非公式だけど、こっちは上手く行けば、蒋欽達を介して公式に輸送路を堂々と、開拓出来るじゃんね、ね!?

表と裏両方に輸送路を持っていた方が、何かと便利だと思うんだ俺はさ!?」

しどろもどろに身振り手振りを交えつつ、言い訳がましい持論を展開する糜芳。


「ふむふむ確かに左様ですな。

それでは閣下、その様に手配致しますので、奥様には閣下からお伝えください。」

「うぇ!?ちょっとイーさん!?」

そそくさと逃げる様に居なくなるイーを、「待って!?」のポーズで見送る糜芳であった。


そうして小半時(30分)程経った後、嫁さんに送る手紙の内容が思い浮かばず、真っ(さら)な竹簡を頭に乗せて、ぐで~と机に上半身を預けていると、


「失礼するよ閣下・・・じゃなくて芳君。」

ひょっこりと別駕従事兼、義兄の蔡良が部屋に入って来た。


彼も又糜芳と同じく、涼州の動乱後に赴任して来て、マトモな屋敷が無かった為、糜芳が生活している館の別館に起居していた。


「はい、何でしょうか義兄(にい)さん?」

パッと身を起こして、姿勢を正す。


仕事中は公私混同を避け、上下関係を明確にする為に、義兄で有っても敢えて尊大な物言いをしているが、プライベートではキチンと義兄として立て、使い分けをしていた。


「え~と君に客人が来てるけど?」

「客人、ですか・・・?」

客人というキーワードに、訝しげに首を傾げる。


何せ涼州に着任して以降、「公私混同を避ける」という理由を公言し、面倒くさい繋がりを持たぬ様に私的な交流を避けており、それでも訪ねて来る人達を、門前払いであしらい続けた結果、私用で訪ねる人達が寄り付かなくなった為、先ず有り得ない話だからだった。


「はてな?誰が訪ねて来たのですか?」

「ちょくちょく顔を見せてる阿明(全明ちゃん)の兄君で、全定(ぜんてい)って名乗ってたけど・・・?」

「え~と・・・ああ、兄上の親友の。」

暫く脳内検索した後、売官制度騒動の際に父・糜董が、全定の事を言っていたのを思い出し、ポンと手を打つ。


「へ~そうなのかい?

口上では芳君の開発した「剥製(はくせい)」の、売買許可を得に来たらしいけど。」

「ああはいはい、全明が兄に剥製を卸さしてくれって、確かに言ってたな。」

訪問して来た理由に、得心のいった糜芳。


現代こそ剥製は、動物愛護の観点から忌避されている代物だが、昭和の後期から平成の初期にかけては、新築祝いの贈答品として贈られたり、家の調度品(インテリア)として床の間等に飾られていて、ごくありふれたモノだった・・・らしい。


前世の母方の祖父が、母が生まれる前の若い頃に幾つもの経験した職業の中で、剥製屋の従業員をしていた時期が有ったらしく、剥製制作の過程をちょくちょく繰り言の様に教えてくれたので、わりかし記憶に残っており、涼州牧に就任後、「新しい産物が何かねーかなぁ」と考えていた際に思い出して、幾つかの試作品を作ったので有った。


剥製制作は、基本的な部分は毛皮制作と同じで、1番毛の無い胸の部分(意外にも鳥類も四つ足(兎や狐等)も、同じ胸の部位が1番毛が無い)を切り裂いて、中身の肉や臓器や骨を剥ぎ取り、皮の裏の脂分もこそぎ落とし、汚れを落とす為にキレイに洗濯して(昭和期は普通に洗濯機を使用していた模様)、(なめ)すまでは共通である。


其処から干して乾ききる迄の間に、動物の頭骨(頭蓋骨)に粘土で肉付け(サスペンスドラマに偶に出る、頭骨の遺骨に粘土で顔を作るアレ)して形を作り、針金は無いので頭部から下の胴体部分は、細長く切った竹で代用して骨組みを作製。


後はぬいぐるみの様に、皮の中に綿を詰めて縫い合わせて完成なのだが、目の部分の目玉模様のビー玉が無いので、黒曜石を代わりに代用し、綿も未だ後漢時代は普及していないので、代わりに布を詰め、動物に応じたそれらしいポーズをさせて、その辺で拾った木材にくっつけて、なんちゃって剥製を作ったので有る。


元々毛皮産業が盛んな地域なので、プラスアルファ要素が有っても、わりかしすんなり制作が出来たので有った。


因みに昭和後期・平成初期における制作単価は、前世の場合鳥類が1万2千円ぐらいで、四つ足が1万8千円ぐらいが相場だったらしいが、殆どは依頼者の材料持ち込みか、業者本人が狩猟で得た材料なので、制作に必要な材料費は千円未満と、滅茶苦茶純利益率が高く、ボロ儲けだった。


まぁこの時代は物品の殆どが手製なので、現代の様な純利益率を得るのは無理だが、ごくありふれて二束三文に近い、毛皮産業(女性が従事している事が多かった)の利益拡大に繋がればという、皮算用で考えたモノだったが。


一応見た目は良い試作品は出来たのだが、売れるのかが判らないので、馬騰経由で異民族に、洛陽から長安に強制引っ越しして来た高商会に、最後に全明にと試供品として渡して反応を伺った所、大反響を呼んだのである。


異民族からは、「毛皮よりも獲物が等身大で判り易く、周りに自慢出来る!」と、戦士としての力量の誇示の象徴としての認識で、作製依頼が幾つも舞い込み、高商会の方は、「こ、コレは!?生きている状態に近い姿形・・・売れる!好事家に売れますよコレは!!」と驚喜し、幾つかの製品を買って高額で売り捌き、コレ又幾つもの指定動物の制作注文が、舞い込んだのである。


最後の全明の場合は、「ちょっと旦那様!?何で妻たる私に、真っ先に知らせてくれないのですか!?」と詰問調で胸倉を掴まれ、ガックンガックンされた後、「ウチの虎子商会では客層的に、高級品過ぎて売り捌けないし、高額品は扱えない・・・そうだ旦那様!兗州で鳴かず飛ばずで難儀している兄様に、この剥製を扱わして貰えませんか!?良いですよね?」と、問答無用でしれっと妻認定と、剥製売買の認可が決定されたのであった。


それはさておき、


「・・・うぅ、何か良かれと思ってやった事なのに、要らん事背負いこんでいる気がする。

とりあえず義兄さん、通してください。」

多少ブルーになりつつ、案内を頼む糜芳。


了承した蔡良が部屋を出て、すぐさま20代中頃の青年と、60は過ぎていると思われる年配を伴って、部屋に入って来た。


「ようこそ遠路遥々(はるばる)、涼州までお越しくださいました、定義兄さん。」

スッと立ち上がり、拱手して頭を下げる。


「は、ははぁ!!

朐侯様に於かれましては御尊顔を拝し、恐悦至極に存知奉りまする!

我ら下賤の者がお目通りが叶う事、望外の喜びに御座います!」

ヘヘーと拝礼して返す全定と年配。


「いやあの定義兄さん!?其処まで畏まるのは止めてください!

曲がりなりにも義兄(予定)になるのですし、兄上の親友にその様な事をされると、兄上に申し訳が立ちませんから!」

慌てふためいて止める様に促す。


「しかしながら・・・。」

「気にしなくても此処は私的な場です。

案内してくれた良義兄さんも、貴方と同じく義兄に当たる方なので、其処まで畏まる必要性は有りませんから!」

「ええっ!?と言う事は、兗州きっての名家である、蔡家の方ですか!?

これはこれは誠に失礼をば!!」

今度は蔡良に拝礼し始める全定。


暫くの間、すったもんだの押し問答が繰り広げられ、


「だ・か・ら此処は私的な場所ですから、遠慮は要りません!

コレ以上不毛な事を言うのなら、全明との縁談を再考しますよ!?」

遂には禁じ手を出す糜芳。


因みに何故禁じ手なのかは、バレたら確実に母・糜香にシバかれるのと、正妻の蔡琰にシメられるという、自爆技だからである。


「それは!・・・ええと、こんな感じで良いのかな芳殿?」

ぎこちない感じで問いかける。


「そうそう、そんな感じですよ定義兄さん。

身内になるのですから、公の場なら兎も角、私的な場では普通にお願いします。」

「ああ、ごめんなさいです。

今後は気を付けるので。」

若干怪しい返答をする。


「・・・さて、定義兄さんが、兗州からお越しになったのはやはり?」

「ええ、剥製売買の許可を貰いに、来たのだけども・・・。」

「成る程、では後ろに控えている御仁が?」

「ええ、芳殿の交換条件だった、兗州以外の商会の方ですけど。」

チラリと年配に目配せすると、コクリと頷く。


「う~ん・・・芳君、疑問に思うのだけど?」

「はい、何でしょう?」

「商売に疎い素人判断なんだけどさ、剥製みたいに高く売れるモノって、普通に1商会に寡占化して売買させた方が、剥製の製造者達の利益になるんじゃないの?」

素朴な疑問を呈す。


「確かに私的な商売だったら、寡占化した方が利が太いんですけども、今回は公共=涼州民の生活手段として、出来る限り成り立たせたいので、幾つかの販売先を確保する目的で行っています。」

あくまでも公共事業の一環と説明し、


「それに例えば高商会のみにすると、万一潰れた場合は販路が消失し、たちまち売り先に困る事になりますし、中間搾取(ピンハネ)される危険性も高まります。

後、異民族の場合は、状況次第で売買が出来なくなる、不安定さが付きまといますし。」

リスク回避の方法でもあると述べる。


「あ~成る程、それはあり得るね。

幾つかの販路を予め作って置けば、そういった諸々の問題点も回避し易くなる訳か。」

合点がいったと頷く蔡良。


「ええ、そういう訳で司隷の高商会だけでなく、兗州の定義兄さんの所や、他の州にも販売先を持ちたいと思いまして、定義兄さんに売買許可を出す代わりに、他州の商会の推薦を頼んだ次第でして。」

「ふむふむ、同業者は同業者にってヤツだね。」

「そう言う事です。」

その通りと同意する。


「うん?そう言えば芳君の実家も、商家じゃなかったっけ?」

「あ~ウチは父が隠居した上に、兄上が別駕従事として州に出仕しているので、事実上廃業状態になってまして。

それに実家は、穀物の商いが主流でしたから、高級品の扱いは畑違いでして。」

ポリポリと頬を掻いて、実家の現況を語る。


「まぁ、それは置いといて。

え~長らくお待たせ致したご老人。

貴殿の経歴を教えて頂きたいのですが?」

年長者に対して丁寧な言葉遣いを心掛ける。


「はっ、徐州は下邳(かひ)東成(とうせい)県で商会を営んでおります、魯商会の会頭代理・胡紹と申します。

本来なら会頭自ら赴くのが筋なのですが、私以上の老婆でございまして、とても長旅に身体が耐えられず、平にご容赦を。」

平身低頭して謝罪する会頭代理。


「それはやむなき仕儀ですから胡紹殿、お気になさらずに。」

「はは、ご寛恕感謝します!」

再び平身低頭する。


「・・・うん?あれ?魯商会ってもしかしたら、魯粛子敬って人物が居ませんか?」

「え!?ウチの大バ・・・大若を御存知で?」

サーッと青ざめた表情を浮かべる胡紹。


(ほえ~・・・孫呉の2代目軍総司令官・魯粛の実家の商会かいな!

縁は異なもの味なものっつーけど、まさかこんな所で関係者に会うとはね~・・・)

不思議な縁を感じる糜芳。


「いや~それは勿論、天下の国士足る大人物なのですから、当然知っていますとも。」

前世の記憶を辿ってヨイショする。


「・・・・・・へ?ウチの大若がこ、ここ国士足る大人物ぅ!?」

「ええ、後世に名を残す偉人になりますよ。

会頭さんも素晴らしいお孫さんを持たれて、鼻高々でしょうね。」

俺と違って本当にと内心愚痴る。


「・・・ハハッ・・・ハハハ、朐侯様も冗談がお好きな様で。」

「いやいや、冗談抜きで。

ほんまもんに魯粛殿が望むなら、涼州牧の地位を譲りたいぐらいですけど。」

マジで代わって欲しいと切に願う糜芳。


「州牧をウチの大バカに譲る!?

ハハッハハハハ!?本当に国士足る大人物と本気で仰るのでしたら、例えばですが証文でも書いてくださいますか?」

壊れた様な笑い声を挙げる会頭代理。


「え?そんなモンお安い御用で。」

サラサラと新の竹簡に書いていき、ポンッと州牧の印字を押す。


「はいどうぞ。」

「・・・・・・アバハババァ!?」

「あ、あれ?ご老体!?

だ、誰ぞ!誰ぞある!」

大声で助けを呼ぶ糜芳。


渡された竹簡を一読した胡紹は、奇声を発しつつ泡を吹いて昏倒したので有った。


(俺の証文ぐらいで大袈裟な。

イーも大袈裟に言ってたけど、名家・名士じゃない庶民出身の俺が褒め称えた所で、大した自慢にもならんだろうになぁ)

運ばれていく爺さんを横目に、嘆息する。


「いやあの芳殿?

魯商会の跡取りが、そんな大人物に成るって本気なのですか?」

「本当に本気ですけど、まぁ私の証文なんざ、誰も相手にしないでしょうから。」

手を上下にヒラヒラ振る。


「いやあのね芳君?

わりかし君って実情を知らない人達からは、声望が高いのだけど・・・。

それに常林殿や張既殿といった、寒門且つ無名の中から有能な人物を見出す、「無名才気の名伯楽」って呼ばれているんだけど・・・。」

「はぁ、左様ですか・・・。

今初めて聴きましたけど?」

「まぁそういう類は普通、本人に面と向かっては言わないモノだしねぇ。」

無自覚かよと呆れ顔で返答する蔡良。


「別段許劭のオッサンみたく、人物評の大家でも無いんですから。」

「・・・その人物評の大家を破滅させて於いて、良く言うよね君は・・・。」

ボソッと呟く。


「ええっ!?破滅させたってどういう事!?

芳殿どういう事ですか?」

「知らない方が幸せですよ全定殿・・・?」

「いや、無茶苦茶気になりますけど!?」

アルカイックスマイルを浮かべる蔡良に、詰め寄る全定。


結局あーだこーだと話が脱線して暫くの後、話が戻って売買許可の証文を交わし、全定は幾つかの剥製を購入して帰り、胡紹は「ありがとう御座います!」と何度も礼を述べて、10万銭のお金を糜芳に渡し、速攻で徐州に帰還したので有った。


(ウッヒョー!?・・・うひひひ、テキトーに書いた国士認定の証文一丁で、10万銭の大儲け。

笑いが止まんねーわこりゃ)

ゲスい笑みを浮かべる糜芳。


自分の影響力を全く理解していない、アホで現金な主人公で有った。


こうして中央の混迷と騒乱を余所に、皮肉にも世紀末状態だった、涼州に安寧を齎し、のほほんと過ごしている糜芳だったが数日後、長安の閣下から不幸がお届けされ、泣きを見る羽目になるので有った。


                 続く


え~と・・・糜芳の状況と、周囲の状況を織り交ぜて書く予定(未定)です。


楽しんで読んで頂ければ嬉しいです。


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― 新着の感想 ―
やっぱり糜芳は最高や
魯粛は激化するであろう乱世に備えてたから狂人扱いされてるけど流石に実家の商店の繋がりで天下の評判も高い涼州のトップから目を付けられた挙げ句自身の後任になり得ると推薦されるとか想像出来んだろうなぁ… 演…
義父殿が言ってた街づくりかな? 糜芳くんは絶対いやーとかめんどくせー!とかいうんだろうが、また名が上がるな
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