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Star Sorcery ~First Dream~  作者: 龍くん
1章

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4話

演習当日


俺たちはバスで演習場まで向かうことになってる

学校から一旦宿泊施設に行き荷物等を置き、説明を受けることになってる

また、愛莉と井上さん(もう一人は辞退した)は別のところで説明を受けるらしい



宿泊施設の大広間にかなりの人数の生徒が集まっている

恐らく別でテストを受ける少数以外の1年生全員がいるのだろう


「これから課外演習の試験内容についての説明を行う!

内容は富士樹海の各地に設置された魔法具の回収だ」


魔法具、それは魔法が込められた道具だ

水がでたり、光を出すものから剣や爆弾の類いまで様々なものがある


「今私が持ってるものが回収する魔法具だ」


そう言って説明している先生は見えやすいように上に掲げた

それは1~2メートルぐらいの長さに3~4メートルぐらいの布がついた旗だった


「これを回収して集合地点に戻って来るのが目標だ。

1班につき1個が最低条件これを達成できなかった班は全員夏休み中に補習がある、そのため気合いを入れるように!」


その言葉に生徒たちが勢い良く返事をする

その様子に満足するかのように少し頷いてから説明を再開する


「また旗の数はここに集まっている全員のおよそ1.5倍近く置いてある、そのため1つを確保したあともさらに旗を確保しにいっても問題ない、その分成績に反映される。

また班の中に一人こちらからリーダーを指定してもらう。基本的にはリーダーの指示にはしたがってもらう、リーダーは責任が重くなるがその分成績に反映される。もちろん失敗したときも」

「またリーダーには救援用の通信魔法具を貸し出す何か不測の事態に陥った時に使うように。使った場合成績は下がってしまうが、適切に使われていれば旗を1つも確保できていなくても補習は無い。

試験時間はこの後昼食をとった後13時より開始、18時に終了だ。

それまでに旗を確保し、集合地点まで戻れるように作戦をたてるように。

また説明に対する質問はこの後担任から班分けの発表があるためそこで質問をするように、以上だ」



その後、昼食をとった後、クラスごとに集まり班分けが発表された

俺は、6班に分けられた、リーダーは外国からの留学生であるソフィアだ

胸元まで届く長い金髪が特徴の優しそうな女性だ


ちなみに外国語は読み書きは勉強しなくてはいけないが、話す聞くなら翻訳魔法を使えば簡単に意志疎通ができるし、そういった魔法具も普通に売られている


「6班のリーダーをさせていただくことになりました、ソフィア·コルディです。皆さん、未だ至らぬ身ではありますがよろしくお願いいたします」


各々自己紹介をしていく、6班はリーダーかソフィアさん、川村さん、村田さん、渡辺さんそして俺だ。


13時、試験開始時刻だ


「それでは!試験開始!」

先生のその号令と共に全ての班が行動を開始した



俺たち6班は森の中を進んでいる

6月の梅雨の時期だが、そこまでじめじめしていない

疑問に思っているとソフィアがみんなに話かける


「情報通りダンジョン化が進んでいる影響で、この時期の森の中にしては快適に進めますね」

「そうですねソフィアさん」

「ソフィアでいいですよ、渡辺さん」

「私も麻衣(まい)でいいよ、ソフィア」

「皆さんも気軽にソフィアと呼んでください」


そういってソフィアはみんなに微笑みながら話しかける


ダンジョン化、それは魔力が溜まり付近の空間が変化する事、だったはずだ

細かい原理は授業でやった気がするが覚えていない


そう考えているとソフィアから魔力が放たれたのを感じた、どうやら魔法を使ったようだ


「付近に魔物はまだいないようですね」


探知系の魔法らしい

俺にはそういった魔法すら使えないのでうらやましくある



俺が使える魔法は簡単な生活魔法と簡単な攻撃魔法、自衛魔法とも言われることもある魔法をいくつか使えるぐらいだ


それに対し聖職者見習いらしいソフィアは回復魔法や希少な聖属性魔法まで使えるらしい

ソフィアが言うには攻撃能力がほとんど無く、補助に寄りすぎてるため普通の試験を受けているらしい

なんでも特別試験は単独もしくは2人組による比較的危険度の高い魔物の討伐らしい



その流れで皆が使える魔法を教え合うことになった

ソフィアが回復魔法と聖属性の加護による身体能力を強化する魔法

川村さんが水属性魔法を使う典型的な魔法使い

村田さんが身体強化を使う剣士

渡辺さんは風属性と弓で身軽に戦う

そして特に使える魔法がない俺

となっている


だがこの中でもっとも魔力量があるのが俺になっているちなみに次点でソフィアだ

そのため危険度が低い魔物相手は俺が積極的に魔法を使うことになった

それにソフィアからちょっとしたアドバイスももらった、これでものすごく足を引っ張ることはないだろう



そうして進んでいくとソフィアの探知魔法に反応があった

慎重に進んでいくと、その先に角が生えたウサギが数匹いた

「一角兎ですね、陽斗お願いします」

「わかりました」

俺はそう答えて野球ボールサイズの魔力弾を発射する

魔力弾によって3匹仕留めたが残りは逃げられた


「逃げられてんじゃん」

「いえ、目的は旗を獲得することです、なのでこれで十分ですよ、ありがとうございます、陽斗」


ソフィアからお礼をいわれ、俺たちはそのまま進んでいく

ふと、気になったのでどこを目指しているのかを聞いたら、班長には一枚地図が渡されておりそれを確認しながら進んでいるらしい、わからなくなれば渡辺さんが上から確認する予定だそうだ


また旗は魔法具のため探知魔法で反応するらしいが、1年生が一斉に開始したため探知魔法はまだ魔物しか探知していないそうだ


「けれど、一角兎がでてきたのでこの辺りで一度広域探知をしておいた方が良さそうですね、皆さん周囲の警戒をお願いいたします」


その言葉通りに渡辺さんが木の上、川村さんはソフィアの近く、村田さんは前にでる形で周囲を警戒する

俺は村田さんと川村さんの間ぐらいの間隔で陣取ることにした


旗を見つけました、こっちです

ソフィアのその言葉通りに進むと言葉通り旗を見つけることができた


持ち物がほとんどないという理由で俺が持つことになった


とりあえずの目標は達成ということだ

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