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設定資料集⑮

《超古代の遺物アーティファクト一覧》


『魔封じの十字杖クロス


 グランベヒモスの体内から発見された、魔導師または僧職向けの長杖ロッド。後にコメットの専用装備となる。


 黄金に輝く十字型の形状をしており、三方向に伸びた突起部分が鋭利かつ頑丈な構造なので、いざという時にはポールウェポンとして扱う事も出来る。


 ただし攻撃よりも専ら防御や補助に特化した魔道具であり、基本効果として外部からの魔法攻撃や魔力投射に対して、遮断、吸収、反射のいずれかの機能を選択して使用する。また、防御と補助に関連した魔法の効果も強化される。


 道具として能力を行使した場合は、リフレクトフォースと同じ魔法効果が発生する上、内部に魔力を貯蔵している状態ならば威力を上乗せしての誘導反射が可能。この機能を応用して、敵から受け止めた魔力を味方に与えるといった使い方も出来る。


 装備した際に得られる恩恵が非常に多く、手にしているだけで使用者に完全状態異常耐性、各種属性耐性、弱体化耐性、直接攻撃限定で物理ダメージカット+軽減した分のダメージ反射といった特性が備わる。加えて物理防御力、魔法防御力、精神力、魔力も上昇する。


 隠し機能として、十字の形をした金属製の小物や装飾品に完全状態異常耐性を付与する装備アイテムとしての特性をエンチャントさせられる。ただし、その効果は魔封じの十字杖クロスの一定範囲内のみでしか発揮されない。




『晦ましの青眼石ナザール


 カリストロスがドナド大湿原の古代地下施設にて偶然手に入れた、装飾品アクセサリー型の遺物アーティファクト


 装備者を外部からのあらゆる探知能力に引っかからないようにしてしまうアイテムであり、これの持ち主は事実として直接目視でしか観測できなくなる。ただし、透明化や気配遮断系の能力や魔法、装備品とは併用できない。


 単なる隠蔽だけでなく、邪視や呪眼避けの防護機能も備える。この特性は極めて強力で、なんとエリジェーヌの視界から及ぶドミネーション・アイズの効果を完全に防ぐことが可能。※声によるものは対象外。


 また自動追尾ホーミング系の誘導効果も無力化するので、仮にカリストロスが“魔弾”を使用しても、装備者を捕捉することは出来なくなる。各種魔法耐性も地味に満遍なく上がるので、魔除けのアイテムとしては最上級の逸品。




『耀きの晄剣エクスブレード


 勇者エメルドが前大戦時に冒険の中で手に入れ、魔王を討つ際にも使用したとされる伝説の剣。実際には仕留め切れていなかったが、それはそれ。


 通称、聖剣エクスブレード。むしろ、こちらの銘の方が世間的には有名。または単に勇者の聖剣とも呼ばれる。


 その正体は超古代の遺物アーティファクトであったが、当時は旧文明の存在について今以上に認知されていなかったので、神かその御使いによって作られた神具と考えられていた。


 柄の部分に高性能な小型魔力炉が内臓されており、使い手の魔力が尽きようとも自動で大量の魔力を生成し続ける。また魔力を込めると、刀身が光熱を帯びて疑似的なプラズマソードと化す。


 単純な白兵戦用武器として以外にも非常に多機能であり、敵全体の強化状態や特殊効果を纏めて消し去る浄化の波動を放ったり、死霊アンデッドや一定レベル以下の魔物を強制退散させる閃光を発するなど、とにかく便利な聖剣。


 また魔道具として扱うと風の魔法を行使でき、真空の刃と化した剣圧の投射や竜巻による広範囲攻撃、はたまた風の魔力を身体や武器に纏わせる事で、技の威力だけでなくアーマー値や機動性の向上も複合的に可能。因みに応用で不可視化や長距離への跳躍といった使い方も出来る。


 手にするだけで装備者の身体能力、対魔力の上昇及び各種属性攻撃や状態異常、弱体化への耐性が大幅に強化される点も大きな特徴。事実として、この武器が無ければ勇者エメルドは第二形態変化後の魔王に対し、誰一人もパーティから欠落を出さずに打ち勝つことは出来なかっただろう。


 現代のネアロペ大陸で最も名高き偉大な聖剣であるが、勇者エメルドがカリストロスに敗れたと同時に破壊され、その後は行方知れずとなっていた。


 しかし何者かによって秘密裏に保管されていた剣の残骸がエーデルランド王城に返還されたことで、運命的にも担い手の親族である勇者兄妹の新たな力となったのである。




『ラスターソード』


 エステラによって作られた、ルヴィスの新たな主力武器。デザイン的には古風と近未来風が折衷した意匠の両手剣。


 元々は折れて破損したルヴィスの得物こと輝きの七武具セブンアームズの一つである剣に、勇者エメルドの聖剣の残骸から取り出したパーツを組み合わせて、新規に打ち直したもの。


 構造的には魔力炉を増設した形になるので通常時の性能は元の1.5~2倍、ブースト時の出力は3倍以上となる。使い手が魔力を込めると、レフィリアの剣のように刀身が光刃と化して威力が大きく上昇する。


 材料となった剣両方の能力を備えており、それに付け加えた新機能として内臓魔力炉から一時的に過供給を行い大量生成した魔力を強引に放出させる“ドライブモード”への切り替えが可能。ただしこちらは武器に無理をさせる為、短期間での多用は推奨されない。


 武器の飛躍的な性能向上と、それに伴いルヴィスの技量も上がったことで、以前は溜めの必要な奥義であったクリティカルブレイドやリバースセイバーを動き回りながら連続で放つことが出来るようになった。ついでにいうと、オーバーエッジの単独使用も可能。


 また彼はちょっとした口伝と見様見真似だけで、過去に魔王を倒したという勇者の聖剣による秘奥義をオリジナル以上の規模で再現するに至っている。




『ラスターツインソード』


 エステラの手で作られた、サフィアの新たな主力武器。デザイン的には古風と近未来風が折衷した意匠の二振りの長剣。


 ルヴィスの得物を新調するにあたって、ついでに勇者の聖剣から得られたパーツのうち半分を組み込み、それに伴って追加調整を施されたもの。


 兄の剣と違って武器自体が壊れていなかった上に、一度エステラの手で作られたものなので、改造そのものはそんなに時間が掛からなかったとされる。


 性能的には元の1.5~2倍、ブースト時は3倍以上にまで出力の強化が加えられている。ラスターソード同様、柄から魔力を流すと剣の刀身が光刃となって威力が格段に増す。


 ラスターソードと同じくこちらもドライブモードを備えているが、その機能は使い手である彼女の戦法に合わせて、また異なる使用法で扱われるのだとか。




星骸衣ホーリーシュラウド


 レフィリアがカンタビレ墳墓の第0階層にて、女神ミシュタリアより賜った防護装備ギフト。形状は純白の生地に金縁の装飾が施された美麗なマント。


 スレイアによってレフィリアの義体アバターが正体不明の障害バグに見舞われた際、それを治す為にミシュタリアが拵えた“願いを叶える杯”の使用後の余剰魔力分から錬成された特殊礼装。


 当然、神の手で直接作られたアイテムなので、これもまた紛れもない神具に分類される。装備効果はアバターそのものに悪影響を及ぼす呪詛や蝕害から身を守るというもの。いうなれば運営から提供されたアンチウイルスプログラム。


 マントを構成している魔力をアーマー値として削減し、本体の身代わりとなって呪いからのダメージを肩代わりする。故に防御効果は有限で、魔力が減るごとに独りでに破けていく。損傷した生地は修復不可能だが、一応は神具なので通常手段では物理的にも魔法的にも破壊する事は出来ない。


 ミシュタリアの話だと、あくまで謎の敵からの妨害を防ぐ為の装備に過ぎず、異世界転移者プレイヤー間の諍いには役に立たないとの事だが、実際はそうでもない。


 というのも、マントが内包している膨大な魔力の使い道は実のところ担い手のレフィリア次第であり、内包魔力を消費することでステータスや技の威力を強化したり、特技使用後のインターバルを打ち消すことが可能。


 しかしこれは、あくまで本来のスペックのレフィリアなら当たり前に出来たことをこっそり裏技的に叶えているだけであるので、ミシュタリアのポリシー的には一応ギリギリセーフの扱いになっている。


 ところが作中でも明かされた通り、このマントを形作っている高純度の魔力は、30万人相当の生きた人間の魂を高次元物質に加工した結晶体によって生み出された代物である。



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