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▼あらすじ_
アナ:私より年下で可愛い子が双剣?!しかも幼い頃から?!
ク:パンおいしい
アナ:可愛い
ク:あ、一緒に来る?
アナ:行くぅ!!
アザ:(元気だなぁ…)
「あ、そうだ…」
思い出したようにつぶやきながら、クロハは少女に剣を返す。
「次の町で双剣買うから返すよ。ありがとね」
「いいえー」
剣を受け取った彼女は、震えた声で応えた。
「さ、さあ!行きましょ、行きましょ!」
震えた声を不思議に思っていると、彼女がそう言いながら勇者の背中を押した。
「そう言えば貴方の名前を聞いてなかったですね」
背中を押されながらも、後ろを向いて言う。
「あぁ、私の名前はアナミって言うんだよー。よろすくねぇ」
「よろしくぅ」
そう言うと、ずっと黙っている保護者の方を向く。流石に気になったようだ。
「アザレアは次の町でその装備なんとかしたら?」
「俺は今のままで十分…でもないか」
「まあ、それはお店についてからにしましょうよ」
ぽん、と彼女、アナミは勇者様の頭に手を乗せて言った。
「そうだね」
「そうしましょう。では、行きますか」
「れっつごー」
「おー!」
暫く歩くと、何か音が聞こえる。警戒しながら進むと、目の前にキノコのような魔物と狼の魔物が現れた。
「ふしゃああああああ」
「うわぁ変なの来た!」
キノコ、ガンマストイルの雄叫びに獣者は思わず叫んだ。
「ウーッ!ワンワンッ!」
狼、グーデルが鳴き声を上げながら彼に飛び掛かる。
「…!」
咄嗟に守りをとる。しかし、同時にガンマストイルが胞子を吐き出した。その胞子を吸ったクロハ、サキ、アナミは眠ってしまった。
「ね、眠り粉…」
彼女らに気を取られていると、ガンマストイルは彼に体当たりを。不意をつかれた彼は、後ずさる。
「くっ…結構痛いな…」
『グーデルは、炎属性、ガンマスイトルは、草属性だ!おまえの属性は風だ、炎には弱いが、草には行けるぜ』
バルチャの中から説明をする。
『一通り説明すると、クロハは炎、アザレアは風、サキは水、アナミは雷だ』
「そうだったんですか」
電脳妖精は目を瞬かせる。少し間を開けて頭をぼりぼりとかきながら言う。
『気づかねーのか、まぁ、人間だからしゃーねっか』
眠り粉の効果が切れたのか、サキがむくりと身体を起こした。
「あ、おはようございます」
「おはようございます~」
「只今戦闘中です」
大きく目を開かせて、彼の前を見れば、顔を青ざめ杖を握る。
「はわわ、ほんとだ...援護します!」
「サキさん、グーデルをお願い出来ますか?」
少し心配しながら聞く。
「あの、犬みたいなやつですか?」
「そうですそうです。あのわんこです」
「わかりました!頑張って魔法使ってみます!」
杖に魔力を溜める。最大まで溜め、杖を敵に思い切り向けた。
…しかし何も起こらない。
「失敗してしまいました…」
泣きそうな顔でアザレアの方を見て言う。とても震えた涙声だ。
「ま、魔法って難しいですもんね…!」
と必死にフォローを入れる。
「つ、次こそは!」
気合を入れて杖を構え直す。
察した魔物は魔法を使用させる前に、二人に飛び掛かる。
狼は前右足を炎に包み、獣者に引っ掻こうとするが、それを瞬時によける。
しかし、ガンマストイルが吐き出していた胞子がモロに降りかかった。その胞子は紫、つまり毒だ。
『なーにやってんだよお前は』
そんな電子音な笑い声が聞こえてくる。
「凄く痛い…」
軽く凹んでいると、クロハが身体を起こす。どうやら胞子の効果が切れたようだ。
『よ!目ぇ覚めたか』
「??」
「せ、戦闘中ですよー…」
状況が理解できていない勇者に、毒に苦しみながらも説明する。
すると、重くて扱いにくい剣を構えて臨戦態勢をとる。
「ウーッ!わんわん!!!」
吠えながら少女へ飛びかかるが、それを軽やかに避ける。
「うふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「うわぁ!」
「その鳴き声どうにかしろよキノコ!!」
雄叫びを上げながら体当たりをしようとするが、よけられる。更につっこまれる。
勇者は、避けたところに重い剣をキノコに振り下ろす。それは見事に命中した。
「当たった!」
獣者は驚き、狼は更に警戒をする。その様子を見て、少女は剣を構え直す。
『アザレア、治してやる』
「あぁ、ありがとうございます…」
思い出したかのように電脳妖精が言った。
狼が前足を炎に包む。先程獣者に使用した技だろう。
少女は避けようとするが、先程までの動きよりも速い。避けられない、そう少女は察した。
後ろの方で誰かを止めるような叫び声が聞こえた。狼の腕が振り下ろされる。
何も起こらない。目を開く。目の前には、見慣れた紫の和服が見えた。
「えっ?」
▷庇う
▼アザレア 残りHP20_
▼中の人の会話
その うち 書 く




