流砂
砂漠の中で。
声を枯らしたエンジェルが。
灼熱の花を
木枯らしのように奏でると
口から零れる吐息をビーナス
しんとなるビュー
しんしんと降る苛烈なレッドレインを
タイムラインのドラムラインに
ドラムマシーンの
なり続ける
もっとと言って
もっと、強い声で言ってよ
そしたら、私だって立ち直れるはず
ここは、流砂の街
チャネリングしている。
アクセスする、このアリ地獄で
抜け出せないダスト
サウンド
遠くでサイレンが鳴っている
砂漠は、燃える
バーンするシーンに、信じられるなら、リーンとなるレトロな電話は黒電話
漆黒の堕天使に、炸裂する閃光の、跳ね返る光を、真実のように受け取ってって言って
そしたらもっと強く、強くなれる
静かな寒い部屋で、息を殺している
虫が無視して、電話を無視する
テレビボードのテレポートする
反射する砂漠の蜃気楼に、キスをする映画のファーストシーンの、衝撃の展開を予測する
天気予報は、外れてる
「へい、本日は、傘を差さずに、裸足で砂漠を歩いて下さい。きっといいことがあるって言いますよ」
ふざけた天気予報は消えて、傘を差さずに砂漠へ行った
すると、孤独に震えたダストフラワーが、水を待って、列を待つ喪服のデビルに、キスをする。
ドラムマシーンが鳴り続ける
一体、私たちって何なんだろうね
そう言って、虫をつぶして、ティッシュで拭く
不意に、感激が起こって、拍手する客の瞳に、闇が、彷徨うの。
ああ、自意識のように。
私のブレスレットを、どぶに落としたあの紳士を、タクシーで追いかけて、荒野まで行くと、消えたサイドボードにテレポート。
テラフォーム
ここは、流砂の砂漠
ダストする星々の、横を遮って、羽の生えた狼が、髪を気にして、デビルソーダを飲み干した。
素敵ね、ああ
忍んだ逢瀬を天の川でした
そしたらリングは、土星の輪っかにしようよね
あなたってぶっとんでる
黒電話に、テレフォンセックス
私のダイヤルは、あなたの美しいペンシルで書いて欲しい
バーン
バーン
そして、ラーン
蘭蘭の乱交に、混ざって、あの漆黒のデビルは、そっと出ていくと、戸を叩いた少女の横をすり抜け、そっとレターを渡した。
「テレフォンセックスをしておくれ」
そう書かれた切れ端に、香水はムスク
砂漠にテレポートした私は、タクシーを呼んで、エンドレスダストのステーションで恋をした。




