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60.願いへ金と力を込めて

「「「大丈夫ですか、チョルヒさん!?」」」

 と、ギビー、マリック、グレゴリーの三人は、チョルヒに回復アイテムを与えながら尋ねる。


「大丈夫です……ギビーさん、マリックさん、グレゴリーさん。こんな私なんかに気を使わなくて」


 そのチョルヒの謙虚さに、エドウィンはため息をついた。

「こんな私なんか、じゃないのにお前は……」


 エドウィンに同調してウルフレットは言う。

「全くです。同じイズセラのプレイヤーだというのに、デリトソースとキラリエルはあのような蛮行をするなんて……」


 ウルフレットは、隅の方にいたネロアとレイザックを見て、

「エドウィンさん。そういえばこの二人はどちら様でしょうか? 恰好からして、イズセラの方ではないのは確かですが……」


「ああ、この方々は、イズセラの危機を救う手伝いとして、あの三馬鹿が引っ張ってきた英傑、ネロア・ルォーナピアナ様と、その供のレイザック様だ」


「あの、かつての大陸の覇者ヴァイスに反逆した、ネロア・ルォーナピアナさん!? 挨拶が遅れました!

 俺は【チーム・トランス】リーダー、ウルフレット・ブラッドムーンです」


 ウルフレットは誠実に、深々とネロアに頭を下げる。


「その誠実さ、多大に感謝しよう」


 ここでレイザックの中に二つ、疑問が生じる。

「すみません、エドウィンさんかウルフレットさんから聞きたいのですが、たしか【チーム・トランス】のリーダーは『ガイオン・マキシプレス』という男だったような気がするのですが、本当はウルフレットさんがリーダーだったのですか?

 あと、あの三人から【チーム・トランス】は、【チーム・アーセナル】、【チーム・エナジー】と共に、ランニバーニと怪しい交渉を進めていると聞いたのですが、何故ウルフレットさんはその二つに敵対しているのですか?」


 エドウィンは言う。

「あの三人、きちんと説明しなかったな……」


「ならば俺が説明します。レイザックさんの言う通り、【チーム・トランス】のリーダーは『ガイオン・マキシプレス』という男でし『た』。

 しかし、あの自由区でのミレア軍の反乱にて、ガイオンは自由区の住民にただならぬ被害を与えた上に、敗北したため、『実力不足』として、俺が仲間と協力して奴を国外追放し、俺がその後を継ぎました。

 そして俺が、ランニバーニと怪しい交渉をしているデリトソースとキラリエルと敵対しているのは、言うまでもなく、機国イズセラの誇りを守るためです!」


 直後、ギビー、マリック、グレゴリーが黄色い声を浴びせまくった。

「流石は『赤狼(せきろう)』! 実力も言うことも立派すぎます!」

「こんないい人が、【チーム・トランス】のリーダー程度でとどまっちゃいけない訳ナシナシだぜ!」

「やっぱりウルフレットさんだよねー、イズセラの化神官になるのは」


「あはは、照れるなぁ……」


「!?」

 この時、ネロアは目をパチクリさせる。そして、すぐにイズセラ組全体に尋ねる。


「貴方たち。それは一体いかなる運命だ……!?」


 ギビーは答える。

「え、ああ、そういえばあの時僕焦ってて、説明してませんでしたね。『赤狼(せきろう)』というのはウルフレットさんの異名です。あの電車に乗っていた時に見えていた、赤い狼に変形する、獣ような速さと強さを持った高性能ロボット【ウールヴヘジン】を乗りこなし、あちこちで戦果を上げてきたのがその由来です」


 ウルフレットは照れくさそうに言う。

「俺はそういう異名……ちょっと気に入ってますかね」


「そうか。だが! 僕(やつがれ)が今宵知識に収蔵したいのはそれではない!

 マリック殿とグレゴリー殿の発言から察して、まさかだが、今イズセラには化神官は、いないのか!?

 イズセラの救済の天命を果たすのが一番ではあるが、僕には他にも天命がある!

 ランニバーニの化神官、ジュリクス殿の約定を解くため、イズセラの化神官より認可を賜る……という天命だ!? にもかかわらず……その鍵となりうる化神官が、いないだと……」


「ああ、その通り、今イズセラに化神官はいない!」


 ネロアとレイザック、それとウルフレット、エドウィンたち【チーム・モブ】勢は声がする方――室内に置かれたロッカーに立つ、ロボットアニメのパイロットスーツめいた衣装を身に纏う、赤髪の少年の方を向く。


「何者だ、貴様!?」


「『何者だ、貴様!?』と言われたら、答えてやるのが世の情け! 愛と情熱と機械を貫く男! それが僕! とうっ!」


 少年はロッカーから飛び降り、空中でくるくる回り、鮮やかに三点着地を決め、

「機国イズセラの主! トドッバ・マだ!」

 と、高らかに名乗った。


 このノリに慣れているのか、イズセラ組はそれへただ、パチパチと拍手を送る。


 ネロアは驚きながら、ロジスティクス神話の一節を暗唱し始める。

「『トドッバ・マはロジスティクスの十神の一、大陸の北東におわす。

 神は、人々の力を助ける機械の真たる長、故に、総ての機械の有無は、彼の是非の元にある。

 時に機械は、人の価値より上に立ち、人を操る。故に神は、ロジスティクスの機械を戒め続ける。

 されど神は熱き者。故に人が冷たき鋼に熱を与える日が来る時を、己が戒めを解く日を待ち続ける。』

 ……トドッバ・マ様、まさかここで出会えるとは、至極予想外だ」


 一方、レイザックはツッコむ。

「まさか過ぎるとか思わないんですかネロアさん!? かたや国の神がただのロッカーからヒーローショーめいたムーブして現れるなんて!?」


「何だよお前、神が神殿以外にいてダメなのか? カッコつけて登場しちゃダメなのか?

 ああ、そうか、お前らホイプペメギリの臣下か、だからこういうのに慣れてないのか。ホイプペメギリは陰気で引きこもりがちだからな。

 で、ネロア・ルォーナピアナといったな、お前はそいつの化神官だろう? ならたまには話し相手になってやれよ。あいつ喜ぶからよ」


「は、はぁ……その信託、ありがたく受け取ります」


 レイザックはトドッバ・マ神に尋ねる。

「……で、トドッバ様……」


「『マ』を抜かすな、ホイプペメギリの臣下! そこまで気安く呼ばれるほど僕はフレンドリーじゃないぞ!」


「……ああ、は、はい。では改めてトドッバ・マ様。この国に化神官がいないというのは本当ですか?」


「そうだ。この国に今、化神官はいない。そう……今はな」


 ネロアは尋ねる。

「『今は』? その一言にどのような真意があるのですか?」


「はっきり言う。僕はもう化神官の座を与えるに近い人間に、既にロックオンをかけている。だが、あくまでそいつは与えるに『近い』人間だ。そいつがあともう一歩踏み出した時、そいつに化神官の座を与えたいと思っているんだ」


 さらにレイザックは尋ねる。

「トドッバ……・マ様。その人は誰か、聞かせてくれませんか?」


「無理だ。聞かせたら聞かせたで、そいつを急かしたり、迷惑をかけることになるかもしれないからな。

 それじゃあ、もう僕から話すことはなさそうだし、ここでおさらばさせてもらうぜ。ネロアと臣下、イズセラで頑張るがてら、楽しんでいけよ」


 トドッバ・マ神は脇に、ノイズの集合で出来たゲートを作り、それに入って、ネロアたちの元を去っていった。


「た、大変なことになりましたね……ネロア様」

 と、チョルヒはネロアに言った。


「貴方のほうが大変な運命を経たように思えるのだが……」


*


 その後、ネロアとレイザックは、壊されたリーダー室の応急処置を手伝った後、工場の会議室を一旦借りて、チャットを行う。


「突然失礼、ジュリクス殿」

 その相手はジュリクス――時国ランニバーニの化神官にして、あの約定をかけた張本人である。


『いいえ、構いませんよ。ネロア様。それで、今回は何の要件でチャットをかけたのです』


「二つ、真実を明らかにしたい事象がある。

 一つ、今宵、僕は機国に身を置き、そこでかの約定を解くための許可を頂きに来たのだが、この機国には化神官がいないという残酷な運命があった」


『イズセラは化神官が不在だった……』


「左様。故に、イズセラでの許可は以下に獲得するべきか、ここで貴方の判断を知りたい」


『なるほど、わかりました……こちらについては時国で、他のギルドマスターとの会議で決めたいと思います。最低でも、明日には結果をお伝えいたしますので、少々お待ち下さい』


 それから、ネロアはもう一つの質問をジュリクスへ投げかける。

「イズセラの民曰く、貴方のランニバーニの悪人が、イズセラに何らかの陰謀を働いているとの証言を受けたのだが、これは如何に」


 ジュリクスはしばらく無言になった後、ああ。と、ため息混じりにつぶやいて、

『信じがたいかもしれませんが、それは私の配下にあたる人物の仕業です』


 ここで一つ解説を入れるとしよう。

 時国ランニバーニの政治は、化神官ジュリクスが率いる【ヴィオレックス評議会】を筆頭に、八つのギルドの合議制により成り立っている。

 しかしここ最近ではミレアの台頭に関連する国際的地位の揺らぎにより、その団結力は弱まっている。

 その果てに、国主たるジュリクスに対し敵意を抱くギルドも現れ始めた。


 ギアディオ・テクノロジオが率いる【テクノロジオ連合】もその一つ。

 彼らはジュリクスの国策に含まれていない、無許可の自ギルドの戦力増強や、直接の外国戦力との密談を行うなど、完全に反ジュリクス派閥となっている。


『ここ最近、どういうわけかギルドマスターのギアディオ本人が出張に出ていることが多いとは把握していたが、やはり機国イズセラと何か企んでいるようですね。

 ……承知しました。では、私から一つ提案をしても構いませんか?』


「構わない」


『ありがとうございます。先程の機国の化神官の認可についてですが、今回は、ギアディオの悪事の証拠を掴めば、認可を得る代わりとします。

 昔話のように無いものを持って来いと言うのも、遥々イズセラまで行ったのに何もできないというのも、不憫でしかありませんから。

 何か異論はございますか?』


「ない。寛大な措置に感謝する」


『こちらこそ、感謝します。それでは、他に要件がなければ失礼しますが、いかがでしょうか?』


「最後に、もう一つ明瞭化すべき事象がある。

 あくまで幻想の話だが、今宵、新たなイズセラの化神官が爆誕して、その方から既存通り認可を得た場合でも、有効となるか?」


『はい、あくまでそうなればの話ですが、構いません。尤も、こちらとしては自国の危険因子を発見すると助かるのですがね……』


 そしてネロアとジュリクスは、チャットを終えた。

 直後、レイザックはネロアに尋ねる。


「どうでしたか、無事状況を理解してくれましたか?」


「はい。それと、ジュリクスさんも悪い部下には苦労しているとのことです」


「……化神官同士で愚痴り合いでもしてたんですか、今?」


*


 夕方頃。

 ネロアとレイザックは宿を探して、イズセラの首都【鋼都】内を散策していた。

 エドウィンやウルフレットは『自分達がどうにかしてあげようか?』と、勧めて来たが、あんまりお世話になるのもアレなので、自分達でどうにかしようと考えたのだ。


「有事の際にエドウィンさんやウルフレットさんの元に駆けつけられるよう、なるべくモブとトランスの管理区に近い宿に泊まれるようにしたいから……ここにしましょうか」

 

 ネロアとレイザックは、散策して一番に見つけた、そこそこ高そうな宿に入る。

 その受付に空き部屋を尋ねたところ、担当のピープルは特にこれといった理由を言わず二人をロビーに待たせ、裏方に引っ込んでしまう。


「私たち、何か悪いことしましたか?」


「さては今、きな臭い状態ですから、自分らが非イズセラ国民だからと、対処に困っているのではないでしょうか……」


「お待たせしましたよぉ! ネロア様ぁ!」


 と、ここで宿に、黒づくめならぬ、金づくめの男――【チーム・エナジー】リーダー、キラリエルが配下を連れてやってくる。


「貴様は、キラリエルではないか! 何をしに来た!?」


「おっと警戒なさらないでくださいよ。ワタクシはただ、ネロア様を夕食に誘いに来ただけですからぁ。

 ほら、今朝はあのヴァイス様をボコボコにしやがった英雄ネロア様に、たいーへんお見苦しい所を見せてしまったので、少しばかりお詫びをしようと思ったのですよ。

 あ、ちなみにここにいるのがわかったのは、この宿もワタクシのビジネス内にあるからですよ」


「……罠ではあるまいな?」


「そんな訳ありません、よ! もしそんなことすれば国家間での問題にもなりかねますからね! さ、ほら、そこの冴えないのも一緒にどうぞ!」


 かくて二人はキラリエルに無理矢理、キラリエル所有のレストランのVIP席に連行される。


「おう、来たか、キラリエル」

 そこには既に、こちらはまさしく黒ずくめの男――【チーム・アーセナル】リーダー、デリトソースが待っていた。


「はい、どうにか連れてきましたよ! デリトソースさん!」


「ご苦労。ではネロア殿と、ネロア殿と……どうぞ、お席に」


「感謝、そして失礼する」

「ありがとうございます。そして自分はレイザックと言います……」


 二人が席に付いてから数分後に、続々と内容も見た目も豪華な料理が運ばれてくる。

 レイザックはわかりやすく色めきだち、デリトソースとキラリエルに勧められるがままにこれを食す。

 だがネロアはほぼ真顔を保ち、一切口をつけない。


(きっとこれも、自分の国の技術を売り飛ばして得たお金で出来た料理でしょうに……)


「ネロア殿、何故我々の料理を口にしない? 我々は一切、あなたを陥れようという気は微塵にもないぞ」


「……申し訳ない。僕は今、喉にひっかかっていることがあるのだ」


「何だそれは? もしよければキラリエルに【聖職者】でも手配させてやろうか?」


「……要は取って構わないと。

 ならば遠慮なく、問を言わせて貰う……二人よ、今ランニバーニにまた売国行為を行っているというのは真実か?」


 デリトソースはニヤリと、不敵な笑みを浮かべて、

「ああそうだが、それが何の問題か?」


「自分の国の技術を売り飛ばしてまで、そこまで金と力が欲しいか?」


 キラリエルは年齢を聞かれた年少者のように、快活に言った。

「ええ、そうですとも! 所詮世の中は金で回るのですよ! 

 ものを食べるのも、いい装備を揃えるのにも、画期的な兵器を作るのも、何もかもお金が必要でありますからね!

 だから我々は金を求めるのですよ! それがあれば何だってできるのですから!」


 便乗して、デリトソースも、ネロアが手を付けない料理に、人差し指を向けながら言う。

「誇りだの、義理だの、仲間意識だので、腹が膨れるか? 膨れないだろう? 現にやれ最先端技術だ、やれヴァイス様への武働きだ、やれ【チーム・トランス】の誇りだの唱えて、ヘブンズレイドで産業廃棄物になった奴がいたのがいい例だ。

 こうした豪勢な飯を食らうには、世の中を己がままに動かすには、力が必要なのだ。

 故に、我々はイズセラをランニバーニに売っている。そうすれば売国奴の汚名を、お釣りが付いてくる程拭える力を得られるのだから」


「……なるほど、解した」

 と、ネロアは外面上は納得したように答えた。

 

 間髪を入れずキラリエルはネロアに尋ねる。

「そうそう、一つこちら側から謝りたいことがあります。あのお返事の手紙、覚えていますか?」


「あの『恨みは忘れない』という内容の文か。それがどうした?」


「お察しの通りあれは、ワタクシとデリトソースさんが書いた物です。しかしあれは大慌てで書いたものでして……なんと言いますか、そのー、それは忘れて欲しいのですよ。時間を置きまして、気持ちが改まりましたから」


「何を申したい? 今の所、貴様ら二人からは、謝罪の信念は虚構の如くに見えるが?」


 デリトソースは言う。

「単刀直入に行こうか。貴様は、無駄な意地を張って弱者のままで居続けるあちら側より、力のあるこちら側につく気はないのか?

 貴様はあの手紙に書いていた通り、イズセラの化神官より認可が欲しいのだろう? 化神官とは強き者がなる名誉、ならばゆくゆく化神官になるのは、我々だ。ならば今の内に我々へ恩を売るべきだと思うのだが? 違うか?」


 ネロアは、レイザックを信頼し、彼に目で『行け』と訴える。

 レイザックは『ネロアさんは、それをいちいち言うのも面倒くさいのだろう』と察しつつ、手短に言う。


「お断りします。国を売らないと強くなれないような方々なんかに味方しても、化神官へは届かないと思いますから」


 ネロアはうんうん。と、レイザックに頷く。そして彼女は立ち上がり、二人に言う。

「それでは、今宵はここで失礼させて頂く。デリトソース殿とキラリエル殿との会話に、これ以上の意味はないというのが、僕が導き出した真理故に……征くぞ、レイザック」


「はい、ネロアさん。では、俺からも、ごちそうさまでした」

 

 そしてネロアはレイザックと共に、速やかにキラリエル所有のレストランから去った。


「……とまぁ、こういう展開になりましょうかね? なんせネロアはあのヴァイスに歯向かった覇道アンド邪道を行く女傑、この程度の甘い蜜では誘えなくて当然でしょうねぇ?」


「我は端から、この貴様が考えたくだらない茶番には何一つ期待していなかったがな。なんせ結局、先程我らが言った通り、所詮世の中を思うがままに動かすには……」


「金が必要ですからねぇ!?」

「力が必要だ」


「……キラリエル。貴様の金欲は一周回って尊敬できるぞ」


「こちらこそ、デリトソースさんの武力第一主義は健気でいいと思ってますよぉ。さ、そろそろ夜も更けて、暗躍に丁度いい頃合いになってきたでしょうから、行きましょうか、デリトソースさん」


「ああ、待ちくたびれてるかもしれないからな。急ぐか、ランニバーニの使者の元へ」


*


「ま、わかりやすい貪欲な方々でしたね」

 レストランを出て、街を歩き、再び宿探しを始めたレイザックは、そうつぶやいた。


「ええ、あの二人の話は聞いてて、腹が立ちます。特に『いずれ自分達は化神官になれる』的な発言は、無礼千万かと思いますよ……」


 ネロアは身震いし、身体を擦りつつ言う。

「夜ですね……流石は雪国イズセラ、非常に冷えますね……」


「ですから早く宿を探さないといけませんね。ただし、あの二人が関わってないような宿がいいですね……また何されるかわかりませんから……」


「ちょっと後悔しました。こんなことになるのなら、端からエドウィンさんか、ウルフレットさんを頼ればよかったと……あ?」


「え、どうかしましたかネロアさん?」

 と、レイザックに尋ねられたネロアの視線の先には、偶然にもエドウィンがいた。


【完】

ロジスティクス・サーガ・データベース


■キャラクター紹介

【機神トドッバ・マ】

 分類:神

 管理国:機国イズセラ


 ロジスティクス大陸の、機械を統べる男神。

 一昔のロボットアニメの主人公のような、熱血味少年のような神格。

 人が扱える機械の規格を定めた上で、その技術を惜しみなく奨励している神。

 紛うことなき偉大な神なのだが、他の神のように神殿や神域にとどまらず、普通に人前に顔を出すアクティブ性の持ち主でもある。

 人間の最大の長所は『情熱』であるとし、最もそれを持っているプレイヤーが、化神官になる一歩を踏み出すことを待っている。

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