50.磁力と風力
星竜大戦、第二回戦第一試合、『【双魚星竜】錦山橙瀧 VS 【金牛星竜】稲葉弦迅』。
「ウラウラウラウラウラウラァ!」
橙瀧は【双魚星の竜眼】で、激流を帯びた水を纏わせた拳で、弦迅を絶え間なく殴り続ける。
しかし弦迅は『永久自動HP回復』の【金牛星の竜眼】で、そのダメージを癒やし続け、かろうじて生き残る。
「喰らえ【雷こ……」
「ウラウラウラウラウラウラァ!」
だが、例え生き残ったとしても、橙瀧のラッシュは止まないし、反撃するタイミングも与えられない。
一方、時が経つにつれ、橙瀧のテンションも増していき、連続パンチの威力と精度が上がっていく。
こうして弦迅の自動回復はやがて、受けるダメージに追いつかなくなり……
「セェェェイ、ハァッッッッ!」
「ばか、な……」
ついに弦迅の【救命の魔石】は砕け、錦山橙瀧の勝利が確定した。
『勝者、錦山橙瀧! いやはや、恐ろしい! この男の勢いは誰も止められないのだろうかぁ!?』
この橙瀧の強引極まりない勝ち方に、第一回戦の時、彼の圧倒的強さを罵った観客は、一周回って感動すら感じてしまい、パチパチと彼へ拍手を贈った。
「……さぁて、第二試合は僕の番だ。早い所控えに行こうか」
その間、ウェンリーは実況室を出て、橙瀧と弦迅は戦場から立ち去る。
橙瀧は自分の観戦場所である実況室に戻る途中、
「……」
大柄なエメラルド色の眼の男――遥々やってきたミレアの大幹部にして、次のウェンリーの対戦相手、ゲイルリンド・A・ハングに出会う。
「……」
「……」
そして二人は、互いに一瞥すらせず、無言ですれ違った。
『さぁ、いよいよ第二回戦第二試合が始まります! その対戦カードはこの僕、あの橙瀧様の右腕的存在にして、巷じゃ災国【カメセスコア】のナンバー2とも噂の……【天秤星竜】ウェンリー・イーブネスと……』
戦場で拡声魔石片手に雄弁に喋るウェンリーを見て、アンティルはひとツッコミ。
「一回戦の時も思ったんだけどさぁ、自分で自分の実況するって、恥ずかしくないのかウェンリーさん?」
ネロアは言う。
「多分そういう趣味なんでしょう。そっとしておきましょう」
そしてレイザックは二人に言う。
「しっ、二人とも静かに。特にアンティル、次出てくる奴は注目すべきだと思うぞ……」
『……遠路遥々ミレアよりやってきて、突如この星竜大戦に踏み入ったダークホース! 【五造:排】ゲイルリンド・A・ハングだぁ!』
ゲイルリンドは相変わらずの真剣な表情で、戦場に上がり、ウェンリーを睨みつける。
ウェンリーは試合を始める前に、まず挨拶。
「こんにちわ。ゲイルリンドさん」
「……どうも、ウェンリー殿」
「……君には色々聞きたいことがあるんだけど。とりあえず一つ、どうしてずっとそんな真面目な顔しているんだい?」
「俺には、為さなければならない目的があるからだ」
「目的……できればそれも教えて欲しいな?」
「錦山橙瀧を倒す。ただそれだけだ」
「……へぇ、あの橙瀧様を倒す。たったそれだけのためにミレアの幹部がここまで遊びに来るとは……それは残念だ」
ウェンリーは一度瞼を閉じ、カッと見開き、己の【天秤星の竜眼】の効果で、磁力を操り、己の周囲に砂鉄を浮かばせながら、
「生憎僕は、橙瀧様に『ゲイルリンドを倒せ』と約束しているんだ……正直君の真意とか野望とかはどうでもいい、とにもかくにも、僕はその約束を果たさせて貰うよ!」
と、啖呵を切った。
それと同時に開戦の合図の鐘が鳴り響く。
咄嗟にゲイルリンドは己の【Dt-Do】を飲み、己の身体から風属性エネルギーを溢れさせる。
「さぁ、とっとと仕留めようか!」
ウェンリーは無数の、砂鉄で出来た刃をゲイルリンドに差し向け、
「ふうんッ!」
ゲイルリンドが己に纏わせた風――言うならば『風の鎧』により、砂鉄の刃を散り散りにした。
「たかが砂で、俺は倒せないぞ……」
「ま、当然の帰結だね。まさに『風の前の塵に等しい』って所かな……じゃあやっぱり、アレを使うか」
と、言ってウェンリーは懐より、拡声魔石を取り出し、闘技場全体に、告げる。
『ついに来たァ! あのウェンリーがついに、カメセスコアのナンバー2と呼ばれる所以が、今この空の下で輝く!』
自分の実況を終えたウェンリーは、拡声魔石を懐にしまい、代わりに、合計二十枚の正三角形の刃をばら撒き、一本の棒を取り出した。
「何だあれ? 手裏剣?」
「……いや、ウェンリーさんの能力と知恵を察するに、それだけでは無いはず……」
ウェンリーは一本の棒を構え、二十枚の刃は棒に縦一列に磁力でくっつく。これにて、太刀が出来上がった。
「この武器は僕の【天秤星の竜眼】を活かすために作られた特殊武器【レジスタンス】。それを用いての数々の妙技。とくとお楽しみください」
ウェンリーは太刀を携え、ゲイルリンドに迫る。
「【砲導の拳】!」
迎撃として、ゲイルリンドは片手より竜巻を放つ。ウェンリーはそれをタイミングよく側転で回避。
刃が届く距離になった所で、ウェンリーは飛び上がり、その両手で握る太刀を思い切り降り下ろす。
「【抗導の拳】!」
そこへゲイルリンドは、咄嗟に頭上に空気の壁を作り出す。と、ウェンリーの太刀は、その壁に当たる前に、元の二十個の三角刃に、バラバラになる。
ウェンリーは柄にしていた棒を分割し、それぞれに十個の三角刃をつけ――双剣を構成し、両手それぞれに持つ。
そしてウェンリーは地に降り立ち、
「【竜翼連斬】」
上へバリアを張っているのに夢中になり、がら空きになっているゲイルリンドの懐を、下から強烈にバツ字に斬りつけた。
それから、ウェンリーは双剣を絶え間なく振り回し、ゲイルリンドを防戦一方に追い込む。
しかしゲイルリンドは反撃の糸口を見出そうと、的確なガードを保ち続ける。
ウェンリーが飛び込み、大きく両方の剣を振りかぶった時、ゲイルリンドは丁度のタイミングで、
「【穿導の拳】!」
傷つく事を恐れず、竜巻を纏った正拳突きをウェンリーに叩き込む。
だが、ウェンリーはその衝撃を、空中で身体をひねっていなす。
おまけに、ウェンリーは獲物の双剣をまた分解して、今度は三角刃をL字に並ばせ――鎌に変形させる。
そしてウェンリーは、回避の勢いをより強い遠心力へと還元し、
「【竜牙抉斬】!」
豪快に鎌を振りかざし、ゲイルリンドの喉少し下を斬りつけた。
「あらら、これが決まってれば致命傷だったんだけどなぁ。詰めが甘かったか」
「……確かに甘いかもしれないな」
ゲイルリンドは、呼吸を整えながら、自分のHPの数値を確認する。残り五割、先程のウェンリーの言葉通り、相手の詰めが甘いばっかりに助かってしまっていた。
このウェンリーの攻勢ぶりを見て、ネロアは思う。
(様々な武器を取り替えて、要所要所、的確に技を繰り出す、その一連の無駄の無さ……実に素晴らしいですね)
ゲイルリンドはウェンリーに尋ねる。
「ウェンリー・イーブネス……貴様の噂は聞いているぞ。カメセスコアが十二国に分かれた時、橙瀧と同等に戦える軍力を保持しながらも、あっさりとあの親父に降ったと……つくづく意味の分からない人間だ」
「意味の分からない人間……さぁ、能ある鷹は爪を隠すともいうかもしれないよ……」
*
ウェンリー・イーブネスはいくつもの偽名があり、それぞれの偽名も、それぞれの界隈で知れ渡っている。
彼の生業はずばり『eスポーツ・プレイヤー』。格闘ゲームだろうと、FPSだろうと、カードゲームだろうと、ありとあらゆるゲームで優勝した。
とあるタイミングで、その手のメディアの記者から、彼にこんな質問が投げかけられた。
何故、ありとあらゆるゲームを渡り歩くのか。一つのゲームを極めるつもりはないのか?
その時の彼が咄嗟に放った回答は「僕が一番の座に居座って、競技の発展を蓋をするわけにはいかない」というものだった。
が、これは本当に咄嗟に放ったもので、本当は、彼でもなぜありとあらゆるゲームを渡り歩いてしまっているのかわからなかったのだ。
そんな流浪の旅の中、彼が次に最強の座を頂く場に選んだのは『ロジスティクス・サーガ』だった。
彼は常時戦乱が巻き起こるが故、プレイヤーの質が最も高いだろう災国カメセスコアに関心を持ち、所属した。
すると彼はゲーム開始から僅か三日後にして、運よくあの流星を食らい、【天秤星竜】の異名と竜眼を手に入れた。
それから彼は、自分の元よりある頭脳と竜眼由来の武力を活かし、十二星竜の中で最も若手ながらも、国内随一の軍隊を作り上げた。
そして彼はすぐに最強を目指すべく、『ロジスティクス・サーガ最強のプレイヤー』と呼ばれる錦山橙瀧の噂を聞きつけた。
すると彼は単身で橙瀧の領地に侵入し、ターゲットがほぼ無防備になっている状態で真正面から立ち向かう。という、古代中国史にありそうな流れで橙瀧と勝負した。
そして負けた。ウェンリーが今思い出す限りでその敗因をまとめようとすると、ノートが一冊使い切れるくらい、なすすべなく負けた。
それから数日後、ウェンリーはリスポーンし、自軍に慰めの言葉をありったけいただいた後、またしても単身で橙瀧の領地に足を踏み入れた。
ただし今度はなるべく正規の手続きを踏んで、武装も最低限の状態で橙瀧と会った。
気前よく自分を丁重にもてなしてくれた橙瀧へ、ウェンリーはこうお願いした。
「僕たちの軍は、貴方に従属することを希望いたします」
すると橙瀧は、戸惑いながらその理由を尋ねた。
ここでのウェンリーの回答はこうだ。
「僕たち二人の力でこのカメセスコア、いや、この大陸全土を平定した後、大陸のナンバーワンとナンバーツー。つまり貴方と僕とで、真っ向勝負がしたいからだ」
これに橙瀧はドッと笑い、ウェンリーは、彼の元に降ることを許された。
かくてウェンリーは橙瀧の右腕として、橙瀧と共に天下への道を歩むことになったのである。
実のところ、さっきの回答もまた、三割くらい嘘が含まれている。
三割の本音は「たまには最強から少し下の位置で頑張ってみたい」である。これを周りに言うと、これはこれでうぬぼれていると非難されるだろうし、何よりも橙瀧に根性なしと叱られそうなので、決して言えないが。
*
「それでゲイルリンドさん。貴方はこれからどうする気かな。このまま何で来たのか意味がわからないままミレアに帰る気かな?」
「そんなわけあるか。俺にも貴様が考えているような『野望』がある。故にこの勝負……容易く渡さないぞ。【再舞の息】!」
ゲイルリンドは独特なリズムで大きく息を吸って吐き、最大HPの七割まで回復する。
だが、このスキルの効果はこれだけじゃない。彼が摂取している【Dt-Do】と化学反応を起こさせ、より自分が生み出す風属性エネルギーを増加させるためだ。
彼はまさしく嵐が人の形をして歩いているような状態で、轟音を鳴らしながらウェンリーに突撃する。
「それはこちらとて同じことだよ」
ウェンリーは二十枚の三角刃を、シンプルにバラバラに飛ばし、ゲイルリンドの身体を斬り刻む。
だがそれでもゲイルリンドは、前に進み続ける。どれだけ斬り傷をつけられようと、
「ぐぅっ!?」
首元に一枚の三角刃が深く刺さっても、すかさずそれを遠くへ放り捨てて、ウェンリー一直線に進み続ける。
「……これは凄い覚悟だ。これは小技を続けても止まらなさそうだ。なら……」
ウェンリーはゲイルリンドの周囲で舞わせていた十八枚の刃を回収し、再び双剣を作り、
「【竜翼連斬】」
ゲイルリンドに二段斬りを繰り出す。
「【双導の拳】!」
対してゲイルリンドは、竜巻を纏わせた両手で、迫りくる二刀を防ぐ。
二人は双剣と竜巻を介して、しばし比べをする。が、ウェンリーが、ゲイルリンドは自分よりフィジカルがあるだろうと、早い段階で察した。
ウェンリーは追撃が来ないよう、双剣形体のレジスタンスを、それぞれ八枚で構成される一対の盾に変形させつつ、後ろに三回ほどジャンプして、また間合いを取り直す。
ゲイルリンドは一息ついた後、ついさっき、力づくでもぎ取った三角刃二枚を後ろに放り投げ、辺りを見る。
さっきの二枚に加えて、突撃の最中に投げ捨てただろう一枚と、ウェンリーがいた地点に何故か刺さっていた一枚――この計四枚の三角刃を見て、ゲイルリンドは気づく。
「……どうやら俺は、しょうもないことに気が付いたのかもしれない」
「しょうもない事?」
「貴様が磁力で金属を操作できるのは、左右それぞれの手で操作している金属の重さが同等である時だろう?
先程二刀流を行った時――つまり、俺が首に刺さった刃を一枚あっちに放り投げた時、貴様はそれぞれの刀を九枚の刃で作った。
その時、貴様が操れた刃の数は十九枚のはず。なのに、刃一枚は操作していなかった。
そして先程、貴様が距離を取る際も、俺に封じられた三枚はともかく、またしても一枚の刃をその辺りに放っているではないか」
「あー、細かいところに気づいたねぇ。確かに僕の【天秤星の竜眼】は、左右の手それぞれで、なるべく均等の重量で金属を操らなければいけない……けどね……」
ウェンリーは棒を両手で握り、それにゲイルリンドにより遠くに飛ばされていない十七枚の刃を集めて連結させ、太刀を作る。
「両手を合わせればその条件は無視できる!」
そしてゲイルリンド目掛け、横一文字に思い切り振るう。
「そして貴様の行動は読みやすくなる!」
先程ウェンリーが言った、『両手を合わせればその条件を無視できる』事は、ゲイルリンドも把握していた。さらに、ウェンリーは次に『両手で武器を操る』事も予測できていた。
「【刈導の脚】!」
故にゲイルリンドは、ウェンリーの一文字の太刀筋に対し、竜巻を帯びた渾身の回し蹴りを放つ。
そして、ウェンリーの十七枚の刃で出来ていた太刀はへし折れ、内十枚の刃が吹っ飛ぶ。
どのような類の偶然だろうか、その十枚の刃は、橙瀧のいる実況室手前の、観客席保護用の魔法壁に突き刺さった。
「ほう、この強固なバリアに突き刺さるか……」
と、橙瀧は至極不愉快そうにつぶやいた。
ゲイルリンドはすかさず渾身の二撃目を繰り出す。
「これにて貴様の武器はひどく扱いにくくなっただろう! 故に、ここから反撃させてもらうぞ! 【穿導の拳】!」
ウェンリーの顔面目掛け、竜巻を帯びた強烈な正拳突きを繰り出す。
「【竜角一斬】!」
それをウェンリーは、一切臆さず、先程とは偉く短くなった、三角刃七枚で出来た刀で受け止める。
「見ての通り僕の得物は短くなった。けれどもね、使いづらいかは僕が決めることだろう!? レジスタンスはいろんな形に組み立てられる武器だ! こういう短剣として使うことも……」
「だったらとっととそれで俺を圧倒してみるがいい!」
これよりゲイルリンドとウェンリーは一進一退の攻防を繰り広げた。観客達は出せる限りの声を出して、両者を応援した。
そして皆は、とうにわかりきっていた。勝負の末にいる勝者は、ただ一人になることを。
「俺は、俺は何としても貴様を倒さねばならんのだ! この星竜大戦なる格好の舞台で、俺の望みを果たすために!」
「僕は到底負けるつもりはない。橙瀧様との約束に……水を差されたくはないからねぇ!」
度重なる攻防故に互いに満身創痍となったゲイルリンドとウェンリーは、
「【穿導の……拳】ィッッ!」
「【竜角……一斬】ッ!」
残る力をふり絞り、殴打と斬撃を同時に放つ。
ゲイルリンドの拳はウェンリーの刀を粉砕し、当人の顔面に叩き込まれる。
だがウェンリーは執念で闘技場に散らばった三角刃を引き寄せ、それら全てをゲイルリンドの背後に突き刺す。
しかしゲイルリンドは一切動じず、さらに固い執念をもってして、
「【天導の拳】ィァァァッッッツ!」
ウェンリーへ二撃目の、竜巻を帯びたアッパーを浴びせた。
そしてウェンリーは、闘技場の上部で、【救命の魔石】によるバリアに包まれた。
ウェンリーは、そのバリアの中で魔石を手に取り、
『勝者……ゲイルリンド……』
と、実況者としての役目も果たした。
*
その後、救護室で回復を終えたウェンリーは、至急実況室に戻った。
「すまない、橙瀧様。ゲイルリンドを止められなくて」
無論その目的は、橙瀧との約束、『ゲイルリンドを倒せ』を守れなかったための謝罪である。
橙瀧は、ウェンリーに背を向けたまま言う。
「気にするな。貴様はただ全力の戦いをして、負けただけだ」
「しかし、それで本当によろしいのでしょうか……」
橙瀧は振り向いて、満面の笑みを浮かべながら、ウェンリーに優しくいい。
「いい。むしろこれでいい……さっきの試合を観ながら思った、もしかしたらゲイルリンドは俺様の手で直々に叩き潰したほうがいいかもしれないからなぁ! ガハハハ!」
「そうかい。橙瀧様がそう言うなら……いいか」
*
一方その頃、ゲイルリンドも回復を終え、観客席に戻ろうと、闘技場内の廊下を歩いていた。
最中、次の試合に出るべく控えに向かっていたネロアと出会う。
「あ、どうもゲイルリンドさん。先程の試合は見事でしたよ」
ゲイルリンドは、何か不満でもあるのか、ネロアの誉め言葉に一切の反応を示さない。
「どうしたんですか、黙り込んで? 僕、何か癪に触るような事言いましたか?」
「いや、違う……その称賛、感謝する」
「そうですか、では」
そして二人はすれ違う。
ゲイルリンドは思う。
(たかがウェンリーを倒したところで満足できるものか。俺が倒すべきは橙瀧だ、それまで俺は、決して満足しない)
【完】
ロジスティクス・サーガ・データベース
■キャラクター紹介
【ウェンリー・イーブネス】
分類:プレイヤー
所属:災国カメセスコア
レベル:89
ジョブ:【武士】
十二星竜の一人。別名【天秤星竜】。橙瀧の軍師的な立ち位置にある頭脳派プレイヤー。
大まかにいうと物腰の柔らかい人だが、その心中ではそこそこの闘志を燃やしている。
現実世界ではかなりの腕前を持つeスポーツ・プレイヤーとして何度も優勝を頂いていたが、橙瀧との出会いを経て、今は二番以下なりの戦いにもハマっているという。
カメセスコアの【武士】は、このジョブの例に漏れず攻撃こそ最大の防御をゆくプレイを得意とする。
この国特有の性質としては、覚えるスキルがほとんど『武器種を指定せず、いかなる方法でも最大効率を発揮できる』こと。
この性質を最大限に活かすため、三角刃二十枚で構成される可変武器【レジスタンス】を開発し、【天秤星の竜眼】による磁界操作で、戦闘中に武器の形を次々と切り替える柔軟な戦法を得意とする。
姓のイーブネス(英:evenness)とは平等の意味。天秤らしい由来の名前である。




