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132.革命vs停滞―命の激闘―

 命国ミレア、首都【純都】へ、ヴァイス、オルディッツ、ゲイルリンドら一万人のミレア軍が帰還する。


 自分たちが愛した街はところどころ破壊されて、自分たち以外の人気は皆無――既に旧化神官の手に落ちていたのは明白だった。


「案の定、といったところですね」


 予想通りとはいえ、首都が陥落したことに、ヴァイスはショックを少し受ける。そんな彼にオルディッツは言う。

「旧化神官の情報収集も兼ねまして、私の【Dt-Do】の効果で生存者を探したところ……一人だけ該当者を発見しました」


「気が利きますね。では早速会いに行きましょう」


「はい、では『連れてきます』」


 オルディッツが手をたたくと、ゲイルリンドがヴァイスの前に木箱を置き、バキバキと破壊する。


「ひぃぃぃ……助けてくれ……!」

 すると、怯え切った男が現れる。


 彼の名前はスベラゼルカ・シーボル――計二度に渡り、ヴァイスからの政権奪還を目論んだ元ミレアの化神官だ。

 今現在はきっちり心を入れ替え、ヴァイスがロジスティクス神戦へ出兵する間、純都警護の総指揮を任せていた。のだが……


「は!? ヴァイスさん! これは失敬しました!」


「何故に貴方が生き残っているのですか?」

 と、ヴァイスはスベラゼルカに蔑みの目を向けて尋ねる。


「だ、だって本当に怖かったんですものー! ルネックさんもガイオンさんもアーツォニッカさんも瞬殺されていくんですからー!」


「ほう、あの三人がやられましたか。では、もう一つ聞きます。あなたはどうして私からのチャットを受けなかったのですか?」


「そちらも怖かったから……ではありません! そもそもチャットが来ていないのです! さらに、こちらからもかけられなかったのです!」


 ヴァイスたち三人は、オロオロするスベラゼルカをしばし睨みつける。この焦り具合からして、嘘は言っていないとわかると、揃って会釈を返した。

「……通信妨害か。ヴァイス様、ここの化神官はとても厄介なようで」


「ゲイルリンド、貴方もそう思いますか……なら、誰かにリュートさんたちを早めに呼ばせ……」


「二人共、正面から生命反応が!」


 この時、ヴァイスたちの元へ、聖女そのもののような女性が歩いてくる。


「こんにちは皆様。私は、『アンネモルテ・ディアハート』と申します。以後、よろしくお願いします」

 と、丁寧に挨拶をするアンネモルテ。

 だがヴァイスたちは敵として警戒をし続ける。


「……返事はありませんか。まぁ、初めは警戒しますよね。

 ですがご安心ください。すぐわかりますよ――貴方たちが本当に欲しい『幸福』が」


 アンネモルテは杖を地面に優しく付けて、

「【命神の夢幻】」

 杖の紋章から糸のような光が幾多も放たれ、編み重なり、自分を、ヴァイスたちを――純都全てを繭のように包み込む。


 街全てに効果が及ぶという異様な光景に、ヴァイスたちは臆する。

 そこに、ダイヤモンドめいて輝く槍と鎧、純白の翼を持つ天使――【エリミネートエンジェル】が何体も現れる。

 その内の一体の槍先が、ヴァイスへと迫る。


「ヴァイス殿、ここは俺が!」

 ゲイルリンドは自分の【Dt-Do】を使用し、すぐに両腕に暴風をまとわせ、その手で天使の槍を掴む。


 ゲイルリンドはしばらく天使と押し引きをした後、槍を奪い取り、所有者へ投げ返して倒す。


「な、なんて力だ……」

 と、ゲイルリンドは未だに震える両腕を見て言った。


「【スラッシャー・ウェイブ】」

 それに続き、オルディッツたちも、苦戦しながらも天使たちを撃破していく。


 だが天使は再び、どこからともなく現れる。


 アンネモルテは少々離れた場所で、ヴァイスたちの戦いぶりを眺めていた。

 熾烈な天使の攻撃の対処のため、誰一人として、彼女へ直接勝負を仕掛ける余裕がないのだ。


「なるほど、無限湧きするのですか……」


「ヒィィィ! そうなんですよ〜ヴァイスさん! だから壊滅したのですよ!」

 と、ヴァイスの足元でしゃがみながら、スベラゼルカは言う。


「スベラゼルカさん……あなたは何しているんですか?」


「あ、私も戦わないとダメですか?」


「はい」


 このままでいたらヴァイスは何をするかわからない――スベラゼルカは立ち上がり、本心ではないが天使に剣を振りかざす。


 しかし天使はひらりと彼をかわし、背後のヴァイスへ迫る。

 ヴァイスは天使の猛攻を杖でいなしながら、スベラゼルカに指示する。


「今のうちにですよ、スベラゼルカさん!」


「はい、すみません今行きます!」

 

 スベラゼルカは天使の背へ斬る。しかし、ダメージが一切通らない。

 なので結局この天使は、ヴァイスが【Dt-Do】のアンプルをセットし重くした杖で、思い切り殴打して倒した。


 その後、ヴァイスは、

「【アタック・コール1】」

 アンネモルテを試すため、彼女に物理攻撃力のバフを与える。が、効果がまるでなかった。


 周りがある程度落ち着いてきたのを確認した後、ヴァイスはスベラゼルカをにらみつける。


「わ、私は言われた通り攻撃しましたからね!」


 実際スベラゼルカが天使の背を必死に斬りつける様は見ていた。

 ヴァイスは釈然としない様子で、スベラゼルカへ会釈して謝意を見せた。


 そしてヴァイスは疑念を抱く。

(どうしてあの天使はスベラゼルカを無視したんだ。どうしてスベラゼルカの攻撃は天使に通らなかった……?)


 その答えは、意外にもアンネモルテ自らが話してくれた。


「すみません、言いそびれてしまいました。私は誰よりも『平和』を望んでいるのです。

 なので私の奥義、【命神の夢幻】の効果をお話します。

 それは簡潔に説明しますと、『大多数の方の想いに反した人を始末する』ものです」


 スキル発動時、一定範囲内にいるプレイヤー全員は、アンネモルテが掲げた『二択』を心の奥の奥、潜在意識で答えさせられる。

 その結果、多数派の者は無敵状態になり、少数派の者は【エリミネートエンジェル】に改心するまで追われ続ける。

 ――これが【命神の夢幻】の効果である。


「自分は天使に襲われない――そう察された方も多いですよね?

 おめでとうございます、あなたは幸せ者です。あとは少数派の無知蒙昧な方々が死ぬまで、ゆっくりとお待ち下さい……」


「……アンネモルテさん」


「はい、何でしょうかヴァイスさん?」


「そこまで教えてくれたのなら、私の質問にも答えてください。

 あなたは一体どんな二択を掲げたのですか?」


「あらあら、すみませんまた言いそびれてしまいまして……いいですよ、お答え致します。

 ――私が掲げました二択は『現実に帰りたいか?』です」


 アンネモルテは語る。

「NOと答えた皆様。それを恥じる必要はありませんよ。ゲーム、特に頭にVRMMOとついている物は『現実逃避』のためにあるのですから。

 明日が見えないお辛い現実に帰るくらいなら、比較的健康で末永く生きられる、もしくは、安らかに生涯を終えられるゲームの中で一生を遂げたいのですよね?

 そのお気持ち、私はとても良くわかりますし、正しいと思います。

 ですからご安心ください。私は貴方たちを我欲にまみれて敵視する野蛮な化神官とは違います。

 貴方たちの味方として、平和と、害の根絶を約束いたします」


 ゲイルリンドは二体の天使の頭をぶつけ合わせて撃破した後、周りの味方へ訴える。

「貴様ら! 何甘えたことを考えている! このまま現状に留まっていても旧化神官に殺されるだけだぞ!」


 周りのプレイヤーは皆、『自分はそうじゃない』というふうに振る舞い、ゲイルリンドの叱責から逃れる。


「それはありませんよゲイルリンドさん。

 この繭は内外の出入りと通信を完全に遮断いたします。他の化神官は一切介入できません。

 ですから、多数派であり続ける限り、あなた達は永久に私の楽園に住むことができます」


 オルディッツは水の刃を撒き散らし天使達を斬り刻みながら、アンネモルテに言う。

「『楽園』とは言い過ぎかと思いますよ。貴方の望む楽園とは『邪魔者』、もしくは、『邪魔者と扱いたい存在』が現れるたびにそれを駆逐して安寧されるもの。

 そんな残酷な世界は決して褒められたものではないと、私は思いますが?」


 アンネモルテは穏やかに微笑んで言う。

「残酷ではありません、それが真理です。

 勝者は大多数に認められて勝者となる、その勝者によって歴史が作られる、そして人類は勝者によって進歩する――よって、人類とは少数派を淘汰、排除、駆逐して進歩した存在なのです。違いますか?」


 ヴァイスはアンネモルテに尋ね返す。

「つまり、少数派に生きる価値はないと?」


「はい。少数派は世界に馴染めず進歩を阻害する邪魔者ですから」


「なるほど。ではもう一つ質問します。あなたはそれを正義だと思いますか?」


「はい。私は大多数に認められた正義です」


「そうですか……ならあなたの正義とは、すこぶる幼稚なのですね」


 ヴァイスはオルディッツとゲイルリンドへ目で指示を出し、二人はその思いを汲み、彼を天使から守護する。


 その間、ヴァイスはアンネモルテに己の持論を説く。

「自分が気に食わない人を突き放し、自分が気に入った人だけで集まる――そのような考えは『修学旅行生』、もしくは『インターネットで有名人への誹謗中傷以外やることがない人』がするものですよ。

 そのような輩に未来はありません。一時は幸福に包まれても、徐々に社会から切り離されていき、他の居場所が無くなっていき、『飽き』と『虚無』にまみれて時を過ごすだけです」


 ヴァイスはアンネモルテから他のプレイヤーの方を向いて、

「あなたたちはそれでいいのですか!? ただ一瞬の『不幸』のために、この小さな世界で延々と停滞を続けるほうが『幸せ』なのですか!?」


 プレイヤーたちはまたしても他人へのなすりつけの意味を込めた沈黙を決め込む。その間、アンネモルテは反論する。

「確かに固定化された人脈に飽きることはありえます。ですが、気に食わない人間とかかわって幸せになるとは決して言い切れませんよね?」


 ヴァイスはアンネモルテへ向き直して、

「そもそも、あなたは『二つ』前提が間違っている。

 一つ、幸せとは決して大多数が分けあうものではない。自分で勝ち取るものです。

 歴史においてもそうです。勝者は大多数から勝利をもらったわけではない。自分自身で何が利益になるかを考え、それへ向けて努力をして獲得したものが勝利です。勝者が大多数になるのは、たまたまその過程に惹かれた人たちが集まったからなのです。

 もう一つ、気に食わない人間と関わることで、得られる幸せもある。

 一時、敵対者から屈辱や敗北を与えられ嫌な気持ちになることはあります。ですが、その未来で真の幸せを得ることは大いにあります。

 私だってその一人です。少数派の弱者と見くびっていた人に大敗し、その反省を経て成長を知りました――幸福を感じました」


 ヴァイスの語りにゲイルリンド、オルディッツが続く。

「俺もそうです。異端極まりない女性と、死ぬほど恨んでいた親父に打ち負かされた故に、自信を取り戻すことができた」


「私もです。自分に追いつこうとする同級生がいてくれたからこそ、【Dt-Do】を完成させられました」


「……故に、この世において大多数が正義、少数派が悪という図式は世迷言にしかなりません。自分がどう幸せへ向けて歩いて行くかが大事なのです」


 そしてヴァイスは繭の中で堂々と告げる。

「だから皆……自信を持って、幸せへとひた走るのです!」


 刹那、ヴァイスたちを襲っていた天使は続々と目線を変え始める。その内の何体かは、アンネモルテへ向いていた。


「改心してくれてありがとうございます。皆様。アンネモルテさん、今はどうやらあなたが少数派になったようですよ?」


 アンネモルテは不愉快そうに顔をしかめ、無言で杖を地面に突き立てようとする。


「別な二択を突き立てて、また大多数に回ろうとする。

 黙ったところも含めて、先程ヴァイス様が『幼稚』と呼んだのは適切だったようですね。じゃあ、早いところ対処します……」

 と、オルディッツ。


「ヴァイス様、ここは俺に奴を殴らせてくれませんか?」

 と、ゲイルリンド。


「いーえ、ここはこのスベラゼルカに、名誉挽回のチャンスを!」

 と、スベラゼルカは言った。


 するとヴァイスは三人に『待った』と手振りで指示し、前に出る。

「いえ、私が直々にやります。三人とも休んでください。これはもう一生使わないと決心しましたが、これでないと気がすまないので、皆さんご勘弁ください」


 ヴァイスはアンネモルテへ輝く杖を向けて、

「【命神の恩寵】、十連」

 彼女へ過剰極まりない生命エネルギーを注ぎ、内側から爆発させた。

 刹那、繭を構成していた光の糸が解れ、星空めいて七色絢爛に天を彩った。


「ここまで私を連れてきてくれてありがとうございます。ノルガード、カオン、それと……ネロアさん」


*


 死国トードイスムカ、首都【冥都】。

 例に漏れず既に旧化神官が来訪しており、その手駒たる【ダムドスケルトン】が大量配置されていた。


 だがそれが何体いようとも、ロジスティクス神戦とその撤退戦さえも乗り切った、死国の蛮勇溢れるトードイスムカ・プレイヤーたちには準備運動にしかなっていない。


「【死神の凶器】ッ!」

 さらに言えば、スケルトンたちは、冥都奪還戦の指揮官にして、現在の冥都の本来の主であるネロアの武勇に対して、もはや塵に等しかった。


 レイザックは自分の分のスケルトンを撃破して余裕を作ってから一言。

「あの鎧袖一触ぶり、いつ見ても恐ろしいです」


 アンティルも遅れて、自分の周囲のスケルトンを撃ち払って、

「だな。けど、オレっちらの後にはもっと恐ろしい奴がいるんだよなぁ」


 二人は揃って後ろへ――トードイスムカのプレイヤーに混ざってスケルトンを斬り殺すアルトリウスへ目線を向ける。


「なんでアイツがここにいるんだよ」


「橙瀧が『ミラは俺様一人で止める。他のカメセスコア・プレイヤーは好きなところ行っていい』って言い出したから。って説明されただろ」


「そこまでは流石にわかるっつーの。オレっちが言いたいのは『奴がよりによってトードイスムカに来やがった』ってことだよ」


「じゃあ最初からそう言えよ……確かに俺もずっと気になってたんだよな。なんてったってアルトリウスだからな……」


 ぶっちぎりのNo1.ネロアアンチのアルトリウスが、ネロアの方へとついてくる。

 その目的が『ネロアの殺害』であるのは、火を見るより明らかであった。


「旧化神官は勿論のこと、アルトリウスの動向にも気をつけろよ。アンティル」


「おう。はぁ、すげー面倒くさい味方だな……!?」


 二人の方にスケルトン一体を蹴飛ばした後、アルトリウスはカツカツと歩み寄る。


「おいお前ら、今俺のことを疫病神とかお荷物とか言ったか!?」


「それは言ってねーよ!」


「うるせぇ、アンチョビ! いいかよく聞け! 普段の俺は、ネロアに天誅を下すことで頭がいっぱいになってしまうが、今日の俺は違う!

 世界を救うという使命を全うする! そう心に決めているんだ!」


「いずれそんな風に呼び間違えるだろうなーって呼び間違えすんな」


「……もう何も言うなアンティル。まぁ、そのつもりでしたら陰口叩いてすみません」


「わかればいいぞ、レイザック!」


(レイザックは普通に呼べるのかよ……)


 言いたいことを言い終えたアルトリウスは踵を返して持ち場に戻る。


(ヒヒヒ、……クソネロア、お前一番恥ずかしくなるだろうタイミングで殺してやるからな! 『今のところ』はせいぜい世界を救ってやるよ。興味はないがな! ……ん?)


 その途中、アルトリウスはまた踵を返して走り出す。


「どけぇ! アンザック、レイティル!」

 

 アンティルとレイザックをタックルでどかしながら、スケルトンの軍団を斬り捨てながら、ネロアの方へ駆ける。


「ッ!? アイツ、やっぱりそのつもりだったか!?」


「危ない、ネロアさん!」


「【死神の……!?」


 ネロアはレイザックのおかげでアルトリウスの接近に気づき、彼の方を向いて身構える。


「ヒャハハハハ! この時を待っていたぜ!」


 アルトリウスは地面を強く蹴って、ネロアの頭上を飛び越す。

 そして自然に着地し、再び地面を踏みしめ勢いづけて……


「さぁ、死にやがれ! 【ディザスター・スラッシュ】!」

 黒い稲妻を帯びた剣を、標的へと振りかざす。


「……相変わらず視野が狭いぞ、アーサー」

 標的は盾で剣を押し返す。この反動によりアルトリウスは大きく仰け反る。

 

 アルトリウスが構え直すまでの数秒間、標的は、刀身が混沌めいてうねる剣を両手で握り、

「【死神の滅殺】」

 黒蒼の闇を帯びさせた得物でアルトリウスの身体を貫く。そしてアルトリウスを有無を言わさず消滅エフェクトに変えた。


 スキル【死神の滅殺】。効果は、無防備の状態で受けた者を絶対殺す。ただそれだけ。


 標的だった男は視界を遮るエフェクトを剣を振ってかき消す。と、次々とスケルトンを斬り捨てながら自分に歩み寄る、黒髪の少女が。


「……久しぶりだな。ネロア」


「はい、そうですね。アビスさん」


【完】

ロジスティクス・サーガ・データベース


■キャラクター紹介

【アンネモルテ・ディアハート】

 分類:ピープル(旧化神官)

 所属:命国ミレア

 レベル:100

 ジョブ:【聖職者】/【化神官】


 命国ミレアの旧化神官。

 聖女のように穏やかで慈悲深い女性。ただしその慈悲のかけ方はかなり独善的。

 人々に平和をもたらすため、このロジスティクス・サーガに現行のプレイヤーを閉じ込め、永遠に暮らさせようと目論んでいたのも、一応彼女なりの優しさであった。

 

 ミレアの【聖職者】は、回復・バフの図鑑とも呼べるほど、幅広く、強力な補助魔法を覚える。

 ただしその分、本人は全国・全ジョブで最もステータスの合計値が低くなるほど貧弱になる。仲間のサポートに徹する以外の可能性はない極端な性能となる。

 化神官として得たスキルは【命神の夢幻】。範囲内のプレイヤー全員に、彼女が指定した二択を潜在意識で答えさせる。

 それで多数派になった者は無敵状態となり、少数派は延々と【エリミネートエンジェル】に襲われ続け、淘汰されていく。

 元は純粋に自軍の補助に使われるスキルだが、今回は旧化神官としての理想のため、『現実に戻りたいか?』という二択を突きつけ、YESと答えた者たちを排除するために利用していた。


 名前の由来はダイヤモンドです。なんとなく聖人のようなイメージで命名しました。

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