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第六十話 決勝戦クリスVSリーズ

クリスは私に近づくと治癒魔法で傷を治してくれました。


「ありがとうございます。」


「これで丁度総合的に同じくらいの状態だと思うから。」


 「それにしても自分が望んだこととはいえ、こうしてクリスと戦うなんて今まで一度もありませんでしたから、何だかとても新鮮ですね。」


「そうだね。」


 傍から見れば普通の会話。でもお互い心の中では今すぐにでも戦いたい!そんな気持ちで溢れています。私もクリスも歓喜から拳がカタカタと震えているのが分かります。


「それでは決勝戦!クリスVSリーズ戦闘開始!」


 アイス先輩の声を合図に私たちはお互いに動き出します。クリスちゃんはあの凶悪な杖で私は手甲を付けてそれぞれ拳をぶつけます。


 殴り合いにしては物騒な音が響きます。バキッドカッに加え杖や手甲にピキッとヒビの入る音まで聞こえました。でも、クリスと戦うんです。この程度の肉弾戦だけでは満足できません。もっと、もっと!激しくて、心が高ぶるような戦いをしたいです。


 クリスも同じ気持ちなのかまるで天使の様に微笑むと次の瞬間クリスがイブを憑依させて魔法を放つ態勢に入りました。


「闇よ敵を消し飛ばせ!闇の砲撃ダークバスター


 此方も負けないように鬼を憑依させます。相手の攻撃をよけるんじゃなくて受け止めたうえで反撃します。けれどこのまま受け止めるのにも限界があるので上手く体をずらして、自身の魔力をコントロールして受け流します!


 クリスの魔法が私に当たりました。


 流石に憑依させた上に闇系の上級魔法とんでもない威力です。幾ら私でも生身で構えもしないで受け止めたら魔力の影響で体がボロボロに崩れてしまいます。でも何とか受けきりました。


 はあはあと肩で息をしながらも私は一心にクリスを見つめます。


「次はこちらの番ですよ。」


「私も負けないよ!」


 私は鬼ではなく光の巫女を憑依させます。


「光よ敵を聖なる光に包み込め!聖光シャイニング


「嘘!光魔法!?」


 クリスは驚いています。そうでしょうね。私も今まで光属性の魔法なんて使ったことなかったですし。その上今のクリスの属性は闇。光属性の魔法を喰らえば唯ではすみません。どう対処します?


 クリスは覚悟を決めると一旦憑依を解除してエンジェルを憑依させる。


「クリスも考えましたね。」


その対処法に思わず感嘆の声を漏らす。


 光属性の技を光属性のモンスターが喰らっても回復するか無傷又は少量のダメージにしかなりません。うっかりしてました。でも、今度はこちらも手段を変えていけばいい話です。

 

「それじゃあ今度は私の番だよ!」


クリスはまたイブを憑依させる。


「闇よ敵を闇へ葬れ!死闇デスダーク


 クリスの本気に思わず頬が引きつります。しかもこれ即死魔法じゃないですか!?


 いやそんなまだ本気だせるよね。みたいな顔しないでください。攻撃をかわさないで受け止めるか防ぐしかしちゃいけない雰囲気なのにここで交わしたら私の負けじゃないですか!?


 それに即死魔法を使うという事は私にかわす以外の方法が無いという事になるんですよ!そんなのズルいです。私も最初に考えましたけど流石に卑怯だと思って使わない様にしていたのに!


 今はそんな文句を言ってる場合じゃないです。ああ、もう!あれだけは絶対に使いたくなかったのにしょうがないので向こうの世界に戻った時に生まれた私の守護精霊を憑依させます!


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