第五十二話 対戦!
「と言うわけでトーナメント式ガチンコバトル!開戦!司会はアイスが務めさせていただきますね。」
リーズは何だか入学式を思い出します。と思い出に浸っていた。
「組み合わせは如何しましょうか?」
「でもきっと最後の対戦は決まってるよね。」
エリザベスは苦笑いしながらリーズを見つめる。
「そうですわね。」
カモミールも楽しみだと言わんばかりに笑みを浮かべている。
「クリスとリーズは最終戦で戦うのよ。でも私たちも簡単にやられるほど弱くないわよ。」
マリエルは嬉しそうな顔でクリスとリーズの肩に手を置く。
「でもニーノがいないから奇数になっちゃうんだよね。」
戦う予定の人物を上げてみるとリーズ、クリス、カモミール、エリザベス、クルト、アダム、ブルーノ、マリエル、イグナーツの総勢九名である。
そしてこんな時に役に立つものがある。あみだくじです。まあ最終戦で私とクリスちゃんの対決を楽しみにしてくれている人たちには悪いですが、そんなに都合よくは出来ません。
「そんなわけであみだくじをやりますので、この紙の空いているところに自分の名前を記入してください。」
何人か戸惑ってはいたもののそれぞれ全員が記入し終わる。リーズはその紙をアイスに手渡す。
「それでは結果発表します。一回戦はイグナーツ・ドレイシーVSブルーノ・ディックハウトです。」
そう発表すると
「俺!?」
とかなり驚いている。イグナーツは不安そうに俯いているみたいでした。と言うよりどうやって戦えばいいんだろうという不安と困惑の入り混じった表情で私に何かを無言で訴えています。
確かに意外な結果でしたけど組み合わせを変える気は全くありません。それに実際にあみだくじに記入したのはこれから対戦する九人全員なのでちゃんと公平にしました。だから行ってらっしゃいとばかりに私は笑顔で手を振りました。
「リーズ何だかそれ死地に行く人を見送るみたいだよね。」
クリスはあっけらかんと笑いながら言ってます。けどそれ結構シャレになりませんよ。特にクリスが言うと何故だか本当に死人が出そうなきがしました。
イグナーツとブルーノは戦う準備ができたのか中央の対戦フィールドに移動しています。因みにどんなに中で大暴れしてもフィールド外には被害が来ない様に結界が張られています。なのでフィールドの外に居る私たちには傷一つつくことはありません。
そしてイグナーツとブルーノがそれぞれ構えました。
「それでは一回戦イグナーツ・ドレイシーVSブルーノ・ディックハウト戦闘開始!」
アイス先輩の声を合図に二人は動き出した。
因みにこの組み合わせは作者が実際にあみだくじを使用してなった結果です。




