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第三十八話 登校

 その後、私とクリスちゃんは報告のために学園長に会いに行きました。三人が無事に勝利したことを伝えると明日私たちと一緒のクラスになるから仲良くしてあげてくださいとのことでした。


 そんなわけで次の日になると私とクリスちゃんはそれぞれ寮にマリエルとイグナーツそして小さい男を迎えに行きました。


「何でここにいるの?」


 低血圧なのか眠そうに此方をぼーっと眺めるマリエルと同じく眠そうなイグナーツと小さい男がいました。


「今日から同じクラスになるそうなので迎えに来ました。」


その言葉に吃驚したのか、男子二名は覚醒した。


「!?」


「何だと!?」


「そうなの制服に会ってるわね。二人とも可愛いわよ。」


「マリエル起きて。」


クリスちゃんはペチペチと頬を軽く叩いている。


「大丈夫起きたわ。」


漸くマリエルも覚醒した。


「はい、支給された制服です。着替えてください。」


 そう言って昨日学園長に渡された制服をそれぞれに配る。そして着替え終わったのかそれぞれすぐに戻ってきました。


「ところでイグナーツは何故女子の制服を着ているんですか?」


渡しておいてなんですけど確か男子ですよね?


「違和感ないから気付かなかったわ。」


 思わず吃驚と言った表情だった。クリスちゃんと小さい男もそう思ったのかそれぞれ衝撃を受けています。女子の制服を着た人物は顔を赤くして羞恥心に塗れていた。


「取り敢えず学校に向かいましょうか。制服もその時に交換してもらいましょう。」


 迎えに来ることが決まっていたため早めに家を出たとはいえ早くしないと遅刻をしてしまう。少し早めに歩きだした。急いで学園に向かうと丁度エリザベスさんとカモミールさんに遭遇する。


「おはようございます。」


「おはよう。」


私たちを発見すると挨拶をしてくれた。


「おはようございます。」


「おはよー。」


カモミールさんは私とクリスちゃんを眺めると


「どうやら両想いになれたようですわね。」


 嬉しそうに言ったその言葉に思わず私とクリスちゃんの顔が熱くなる。思わずクリスちゃんの顔を見るとクリスちゃんと目があって思わず笑いあった。


「クリス、リーズ。私たちだけじゃこのバカを抑えるのに苦労するから早く学園長室に案内してくれる。」


 マリエルのその言葉に後ろを振り向くと私に向かって剣を振り下ろそうとする小さい男の姿がありました。小さい男の手はイグナーツの魔法によって塞がれていました。


「そちらの三人はどちら様ですか?」


初めて見る人物にカモミールさんは疑問を抱いた様子です。


「転校生です。」


「そうなんだ。」


納得したように頷くエリザベスさん。


「私たちこれから学園長室に寄ってから教室に向かうから先生によろしく言っといて。」


 クリスちゃんの言葉で急いで目的地に向かう。学園内の重要施設の場所にテレポートが出来ないのでこういう時に不便だと感じます。学園長室に到着すると急いで用件を伝える。


「学園長征服間違えてます!」


 私はイグナーツを前にだし、制服を交換するように要求する。


「制服のデザインでも気に入らなかったんですか!?」


学園長はショックを受けたかのようにその場にへたり込んでしまった。


「イグナーツは男です。」


マリエルのその一言で学園長は状況を理解したのか復活し


「男子制服はこっちです。」


何処から取り出したのか学園長の手には男子制服が握られていた。


「どうぞ。」


 イグナーツは男子制服を受け取る。ペコリとお辞儀をすると死角になる場所に移動して急いで着替えたのか数秒で姿を現した。やっぱり男の子なのか似合っていました。


「制服返します。」


そう言って女子制服を返却していた。


「用件も済んだとこで早速教室に移動しましょう。」


そう言うと大急ぎで教室に走り出した。

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