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第三十六話 顔合わせ

 そんなわけで学園長に二人の入学の意思を伝えたら先輩三人を倒せたらいいですよ。との事でしたので三人には学園の先輩を倒してきてもらおうと思います。


「と言うわけでこの学園のルールで入学したければこの学園に入籍している先輩を実力で蹴落としてください。」


私が真顔で言うと


「本当に実力主義なのね。」


納得しているマリエルと


「こうなったらやってやる!」


剣を振り回す小さい男。そしてその姿を心配そうに見つめる魔族。


「で、誰を倒せばいいんだ!?」


 明らかにお前は人の話を聞いてないだろと思う発言をする小さい男。隣にいるマリエルも魔族も呆れています。


「人の話はちゃんと聞いてください。次は容赦しませんよ。」


怒り気味に話すと大人しく首を縦に振っていました。


「要するに自分が学園に入学したいなら既に学園に入学している人を倒して自分が代わりに入れるようにしてくださいという事です。分かりましたか?」


小さい男にもう一度説明すると今度は理解できたのか


「おう!」


と元気に返事をした。


「それとあの学園には何人か化け物級の強い人がいるので勝負を挑むのなら相手の実力を間違えないでくださいね。」


 暗に返り討ちにされても文句は言えませんよと脅しをかけてみた。


「でもどうせなら強い奴を倒して入学したいわね。」


マリエルは自信満々といった態度です。


「俺だって負けねーぞ!」


 マリエルの言葉に対抗心を燃やし叫ぶ小さい男魔族は気が小さいのか無言でプルプル震えていました。何だか小動物みたいで可愛いと思いました。本人たちの意思も固まったようなので強敵を探しましょうか。


「私たちは審判としてついていきます。」


 学園長に入学の話を持ち掛けた時に私かクリスちゃんのどちらかが立会人になってくれと頼まれたんですよね。不正行為はしないでしょうけど念のための確認という事で後を付けます。三人は一緒に行動するらしく仲良く歩いています。


「一番人の多い場所ってどこだ?」


「そりゃ授業中なんだから教室に決まってるでしょう。」


「教室に乗り込むの?」


 小さい男は頭の悪い質問をし、マリエルはその質問に答え魔族は怯えているという不思議な会話です。そんな話をしているとついに教室にたどり着きました。それも三年生の教室です。マリエルはスゥーと息を吸い込むと、扉を開けて


「私たちと決闘しなさい!」


と大声でどなった。授業中に決闘を申し込むなんてあまりないと思う。


「お、決闘かあ。じゃあ三人適当に選んで体育館に移動だ。」


 授業をしていた教師はこの状況に慣れているるかのようにテキパキと指示しています。教師のその言葉で三年のクラスからは三名の人が体育館に移動し始めた。


「あたしたちも移動するわよ。」


マリエルは強気な口調ですたすたと歩き出した。


「おう!」


 その後ろを小さい男がついていきさらにその後ろを魔族が怯えながらついていった。

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