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第三十五話 手続き

「私のことはマリエルでいいわ。堅苦しいのも嫌いだし、あんたのことは

私たちも皆知ってるんだし。」


「そんなに有名でしたか?」


 以前何処かであったことあったっけと思い出そうとするも全然記憶にありませんでした。


「クリスが好きな子が私の気持ちに気付いてくれないって私に愚痴ってそれを他の四天王が聞いていたのよ。」


 女子同士で恋バナをしていたら野郎どもが盗み聞きしていたってわけですか。最低ですね。と小さい男を眺めた後鼻で笑った。


「俺も学園についてくからな!」


 此方を睨みつつもクリスちゃんに近づこうと必死な様子が分かります。まあ入学自体は大丈夫だと思います。なんてったってあの学園ですからね。入学式早々に戦闘の勝敗でいろいろ決まりますから。


「貴方達なら入学自体は問題ないですよ。」


 少なくとも私たちの実力で結構楽に入学できたのだから運悪く余程の強敵に勝負を挑まれない限りは大丈夫でしょう。私のはっきりとした言葉に入学したい二人はキョトンとしていました。


「学園では実力主義なので頑張ってください。」


 そこまで言うとマリエルはニヤリと不敵に笑みを浮かべ、小さい男は


「上等だ!絶対入学してやる!」


と叫んでいた。ところで


「残りの二人は如何しますか?」


さっきから私を警戒して話にすら混ざろうともしなかった二人。


「私は一度家に戻ろうと思います。入学するかどうかは後で決めます。」


家出王子はそう言うと自宅に帰ろうと歩き出した。


「僕はついてくよ学園に行ってみたいから。」


 魔族はそう言うとトコトコ歩いて小さい男のそばに行きました。やっぱり私すごく警戒されてます。


「意見も纏まったところでバルチナス学園へテレポートします。私のそばに近寄らないと手足が置き去りになりますよ。」


 そういうと微妙に離れていた人物たちは一瞬で私の近くに移動しました。シュンっと一瞬で私とクリスちゃんの住む自宅に移動しました。


「ここどこ?」


 バルチナス学園に移動すると言っておきながら自宅に移動したことを不思議に思ったようでした。


「行き成り学園にテレポートすると色々とまずいことを思い出したので取り敢えず私たちの自宅にテレポートしました。」


 そう説明すると不思議に思っていた人たちは納得したのか不満の声は無かった。


「それにしても久しぶりって感じがするね。」


何処か懐かしい物を見る様な表情で呟いた。


「今日で一週間ですからね。」


 クリスちゃんが家出してからしょうがなくあの二人の力を借りましたが次からは自力でクリスちゃんを探して見せます。


「お前ら貴族だったのか!?」


と小さい男は吃驚と言った顔だ。


「私は貴族じゃないですけどクリスちゃんは貴族ですよ。」


というと何故か絶望的な表情になりました。


「そりゃあないぜ神様……。」


何かを悟ったような表情で項垂れた。


「そう言えば住む場所は如何しますか?」


学園に通うなら住む場所が無いと困るはず。


「学生寮があるでしょ。」


 知り合いに学生寮で暮らしている人を知らないので何とも言えませんが無駄にでかい学園ですからね何でもありそうな気がします。


「こんなに広い家があるからって一緒に住ませてくださいなんて不可能だしね。」


私たちの自宅を眺めながらやれやれと言った感じです。


「じゃあ俺はこっちの家に住んでいいか?」


 小さい男がふざけたことを言うものだから思わず魔法を使って力を上げて頭を地面にめり込ませました。


「アンタやるわね!」


と何処か嬉しそうに話すマリエルが印象的でした。


「大丈夫?」


 魔族が小さい男に心配する様子を見て思わず居たんですか!?と存在自体忘れていたとは言えませんでした。

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