第十六話 守護精霊大活躍
それは、私とクリスちゃんが午後のティータイムの時間を終えた後のことでした。急にクリスちゃんが思い出した!と言って何かを持って来たことから始まります。
数日前に買った装備品に守護精霊が憑いているようなので、早速契約をしたいので急いで帰ってきたら、事件が発生していたので契約ができず今日まで忘れていたと言うことらしい。
「と言うわけで、早速守護精霊とのご対面&契約~」
そう言ってクリスちゃんは数日前に買ったであろう、とてつもなく凶悪そうな武器を取り出した。それは前にクリスちゃんが装備していた杖の部類にぎりぎり入るであろうかと言うような感じのバット。
ただしそのバットには無数の針がついている。しかも何だか凶悪そうなというか武器のステータスを見てみたら呪われている状態なんですけど、これ守護精霊憑いてるんですか!?守護精霊とかじゃなくて死神とかアンデットとか、そこら辺の何かが出てきそうなんですけど。
そう思い、とっさに身構えた瞬間ボフッと煙が出たかと思えば
「キュイ~」
出て来たのはとても可愛らしいちっちゃい悪魔でした。
「うわあー。リーズちゃんすッごく可愛い守護精霊だよ。どうしたのリーズちゃん?」
あのオーラからして、とてつもないものが出るかと思って武器を構えていたらあんなのが出てきたので、思わず脱力してしまっただけなんです。けどクリスちゃんがうれしそうなので多分大丈夫でしょう。
「なんでもないですよクリスちゃん。それよりそのこの名前はどうするんですか?」
「うーんそうだよね。どんな名前にしようかな。キュウちゃんとか・・・」
さすがにその名前はまずいんじゃないでしょうか。止めるべきか別の名前を提案するかそれとも・・・どうしましょうか?
「女の子みたいだし、クーちゃんにしようかな。クイーンって名前で呼ぶときはクーちゃんって呼ぶね。」
何の問題も無く?無事に名前を付けられたみたいですね。よかったです。さすがにというかあまり変わってませんけど、変な名前じゃないだけましというものでしょう。
「それじゃあ早速、クーちゃんの能力が気になるのでなんか依頼を受けに行こう!てなわけでリーズちゃんも一緒に行こうよ!」
確かにクーちゃんの能力は私も気になります。ステータスを見たときに物凄く禍々しい何かが見えましたし、ここでクリスちゃん一人+クーちゃんで行かせるのも心配ですし付いていきますか。
「分かりました。今回は私も付いていくことにします。」
「やったあ!クーちゃんリーズちゃんも一緒について来てくれるってよかったね。」
そして私達はギルドに行きダークゾンビの討伐依頼を受け、モンスターを討伐するために魂の墓という場所に来ています。そして何故か
「あははは!」
「キュー!」
キューちゃんが大きくなっています。大きくなってダークゾンビを食べたり踏みつけたり、背中の羽を使って吹き飛ばしたり。ダークゾンビを食べています。クリスちゃんはDVモードになっていないというのに、この大惨事はいったいどうことなんでしょうか。
突然キューちゃんが大きくなって、手当たり次第に破壊活動を行っているだけなんですけどね。ボランティア活動とかならよく見かけますが、破壊活動なんて普通は見ることは無いと思うんですよね。こんな大規模なのは特に。
「リーズちゃんもこっちにおいでよ。すッごく良い眺めだよ!」
クリスちゃん今時分が居る場所をちゃんと分かっているんでしょうか。
「クリスちゃん、一旦キューちゃんの首を下ろしてくれないと、私はそっちにいけませんよ!」
クリスちゃんは現在キューちゃんの頭の上で寛いでいる状態です。
「分かったー。キューちゃん首下ろしてリーズちゃん乗せてくれる?」
「キュー」
クリスちゃんがそういうとキューちゃんの頭が、私のまん前に下ろされたのでとりあえず、キューちゃんの頭の上に居るクリスちゃんの隣に登ってみる。上がった瞬間、突然キューちゃんの頭が上がったから落ちるかと思いました。
「ねえねえリーズちゃん。モンスターがゴミのようだね」
なんかどこかで聞いたことのある台詞ですね。
「というか何でキューちゃんは行き成り大きくなったんでしょうか?」
「さあ?そのうち元に戻ると思うんだけど。」
まあそれもそうか、とりあえずダークゾンビはキューちゃんが排除しているのでこのまま見物でもしましょうか。
「ぎゃはははは!見ろよリーズモンスターがゴミのようだぜ!」
さっきと同じ台詞なのに、DVモードかそうじゃないかで此処まで変わるものなんですね。そしてその後私達はキューちゃんの頭に乗ったままギルドに帰り、クリスちゃんはDVモードのまま高らかにすごい台詞を口走っていました。
その後ダークゾンビの悲鳴や叫び声をBGMにし、ギルドマスターに怒られたことは言うまでも無いでしょう。




