表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/82

第十三話 結果とおまけ

 あの後、私は貧血で一日中寝ていたみたいです。クリスちゃんは三回戦目で

魔力切れになり、四回戦目で敗退したそうです。優勝したのは聞いたことの

無い名前の人みたいでした。名前はルーカスさんだそうです。


 クリスちゃんはクリスちゃんで、リベンジして来年は優勝するぜ!と言ってます。そして現在クリスちゃんは、自分の気に入った装備品をゲットするために一人で依頼を受けに行き。


 私はと言えば今・・・


「リーズ様、どうか私と結婚してくださいませ。」


 カモミールさんに、熱烈な愛の告白を受けています。カモミールさんの話を聞いて、まとめてみると、どうやら大会で闘ったときに私の血を吸ったら、とても美味しくて今後も美味しい血を吸いたいので、どうすればいいか考えた末に何故か結婚。という感じになったそうです。本人曰く結婚すれば、毎日一緒にいられる=毎日美味しい血を飲むことができる。と言う結論に至り、その考えを実行したそうです。本人は割りと本気らしく、わざわざクリスちゃんがいないときを見計らって。結婚指輪まで用意してこうしてプロポーズをしています。


 クリスちゃんが居れば、追い返してくれるんでしょうけど、その間人の本人が居ないので、どうしようもないというか、面倒な状況になっています。


 私自身も、カモミールさんのプロポーズを受けるつもりはありませんし。結婚する理由が、携帯食料が欲しいからだなんてごめんですよ。かと言って、このまま諦めてくれる雰囲気でもないですし。やっぱり本人は結構本気みたいですし、どうしましょうか?


 クリスちゃんが帰ってくるまで時間稼ぎしようにも、クリスちゃんは少し前に出て行ったばかりだし、依頼を受けてそのあとに装備品を買うとまで言っていったから、すぐに戻ってくるという可能性はまったく無いですし。


 貧血は治ったので戦闘をしても問題は無いでしょうけど、カモミールさんは

結構強いほうですから。無傷で勝利というわけにも行かないでしょうから、厄介なんですよね。むしろ私のほうが危険です。この状態で、もし負けたりなんてしたら、今後私はカモミールさんの携帯食料となってしまうかもしれません。


 それだけは断固拒否したいです。ただでさえ血を吸われるときは、とてつもなく痛かったというのに、毎日あんな激痛を耐える生活を送るとかごめんですよ。仕方ないですけど、ここは自分の力で乗り越えるしかありませんね。


「拘束魔法バインド!」


とりあえず拘束してみることにした。


「きゃあ!」


 何だかあっさりと拘束できました。クリスちゃんが帰ってくるまで縛って放置しておきましょう。その方が安全そうです。主に私が。そして数時間後……。


「ただいまーリーズちゃん!今日すっごく良い装備品見つけてきたの・・・。」


クリスちゃんが、珍しく吃驚してます。


「クリスちゃん、これ吸血鬼だそうですよ。あげましょうか?」


とりあえず聞いてみる。


「面倒だからいらない。」


 そう言うとクリスちゃんは、カモミールさんを殴り飛ばしました。そういえばカモミールさんが殴り飛ばされたときに思いだしたんですが。


 ゴンザレス君に全然遭わないんですよね。最後に会ったのは誘拐犯を討伐しにいった時に、自滅したからテレポートでギルドに送り届けたはずなんですが。失敗したんでしょうか?まあどちらでもいいですよね。あまり私には関係ありませんし。


「すみませーん!」


 珍しくまともそうな来客者が来たのかもしれません。とりあえずドアを開けて中に入れる。


「どちら様ですか?」


「私エリザベスっていいます。貴方に聞きたいことがあって来ました。ゴンザレスという名前の赤い髪の人知りませんか?」


「一応知ってますけど。」


 私やっちゃったかもしれないです。非情にまずいです。あの時クリスちゃんのことで動揺していたので、ゴンザレス君を変なところにテレポートさせてしまったみたいです。一々テレポートさせた場所なんて確認しませんし。探しようが無いですよ。どうしましょう。


「そういえば、最近あいつのことを見なくなったなー。とは思ってたけどまさか行方不明とはな。」


ドキッ


「そうですね。そういえばエリザベスさんは、ゴンザレス君とどういったご関係で?」


「兄弟です。」


 兄弟ですか。そういえば髪の色とか、目の色は同じですね。顔はエリザベスさんの方が女の子ということもあってこちらのほうが可愛らしい顔立ちをしていますが。問題はゴンザレス君が生きているか、どうかというかそもそも何でエリザベスさんは、私達に聞きに来たんでしょうか?


 普通こういう場合は、ギルドに捜索依頼を出すのが普通なんですが。


「兄さんは一丁前にプライドが高いから、ギルドに捜索依頼なんか出したらマジで一生立ち直れなさそうじゃん。んでこうやって前に、弟子入りがどうのこうのって話を聞いた覚えがあったクリスさんと、リーズさんのところに来たってわけですよ。」


ゴンザレス君の妹にしては、まともな判断ですね。


「面白そうだし引き受けるか、その依頼。」


 受けちゃうんですか、クリスちゃん。


「リーズも一緒に探そうぜ!どうせ暇だろ!」


 ここで拒否すると後が厄介です。けどもしゴンザレス君が生きて見つかったらそれこそ厄介なんですけど、どうしましょう。でも今は引き受けるしかありませんね。


 ああ、どうかゴンザレス君が割りと綺麗な死体で居ますように。それに死体がゴンザレス君と分からないと見つかるまで探し続ける羽目になりそうですし。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ