第十一話 誘拐事件
そして現在は、一人だとなんとなく心細いので、おまけとしてゴンザレス君を
連れて、クリスちゃんを誘拐した変質者どもを、ふるぼっこにしてクリスちゃんを救いに行きたいと思います。
「あのー。」
「何ですか?ゴンザレス君」
「何処に行くんですか?」
そういえば状況説明を、一切していませんでしたね。ちなみにゴンザレス君はついでという形で、強制的につれてきました。
「とりあえず、私についてきて下さい。」
ゴンザレス君は、見た目は良いので、いざとなったらおとりにでもして、クリスちゃんを救出します。そういえばクリスちゃんは、治癒魔法は使えるのに状態以上を回復させる魔法は、一才使えないんですよね。
クリスちゃんて不思議ですよね。とりあえず、ゴンザレス君と軽く雑談をしながら歩くこと数十分。何か、すごい神様が住むような、神殿っぽい所に到着しました。何というお金の無駄遣いなんでしょうか。と思った私は悪くないと思います。まあ一発魔法をぶち込みますか。
「眠り魔法 永眠」
何故かゴンザレス君が、すごい顔でこちらを見ていますが、今はクリスちゃんを救出するのが、最優先なので一々ツッコミをいれたりしません。
正面から堂々と入る。これだけ広いのだから、もっと使用人とか人が大勢いるものだと思って、永眠魔法を使ったんですが、それもこの屋敷全体に、今回は魔力の無駄遣いに、終わってしまいました。
悩んでも仕方ないので、気を取り直してクリスちゃんを探さなければ・・・
「探知魔法 探索」
魔力反応が三つ。どうやら、ここからかなり距離のある場所に、いるみたいですね。その他にも魔力反応が、ちらほらとありますが、今は三つ固まっているところをいきますか。とりあえず歩いてみる。スタスタ カチッ
「あ!」
なにやら、落とし穴のようなものが出てきて、ゴンザレス君が落ちました。おまけとしてつれて来たものの、役に立つどころか勝手に自滅していきました。ここらで帰らせるほうが良さそうですね。こういうの百害あって一利なしとかいうんですよね。お母さんがよく昔話をしているときに、言っていました。
「テレポート」
たぶんこれでゴンザレス君は、ギルドあたりにでも着いたんじゃないでしょうか。さて、もう面倒なので正面を突っ切って行きます。
「強化魔法 強化」
これで腕力が、三倍ぐらいにはなったでしょうか。じゃあ行きます。魔力反応がある場所に向かって歩く。そしてそれを阻んでいる壁を殴る。そして壊す。
そしてそれを繰り返すこと三時間。ようやくクリスちゃんらしき石像と、変質者を二名見つけました。
「あれ、もう来たんだ。速いなあ。一応罠とか色々準備は、しておいたんだけどなあ。」
よくもまあ、いけしゃあしゃあと言ってくれますね。
「クリスちゃんを返してください。」
「やだ。」
バキッと顔面を殴る音がしました。
「グハッ」
何故かもう一人の変態に命中しましたが。
「へえすごい腕力だね。アダムの顔がぐちゃぐちゃだ。」
こいつやっぱり厄介です。一旦クリスちゃんの石像を、自宅にテレポートさせる。
「ひどいなあ。いきなり俺のコレクションどっかに、やっちゃうなんて。」
「クリスちゃんはあなたの物ではないです。あれは私のです。勝手に人のを取らないでくれますか。迷惑なんですけど。」
それに、私今はすごく苛ついているんです。だから、
「死んでください。」
即死魔法を発動させる。
「おっと、死んでくださいとか、ひどいなあ」
またしても避けられました。ですが
「青ちゃん」
青ちゃんのサイコキネシスで、変態一名を拘束してもらう、そして即死魔法は命中率が低いので、拘束魔法と幻覚魔法と状態以上麻痺の魔法をかけて放置する。この変態を完璧に排除するのには、まだまだ時間が掛かりそうです。一刻も早くこの変態を駆除してクリスちゃんのところに行きたいです。青ちゃんもこの変態に能力を使うのが、嫌なようでいつもニコニコしている顔が今日は、不機嫌そうでした。
さっさと帰りましょう。クリスちゃんの魔法を解かないといけませんからね。
「テレポート」
家に着きました。クリスちゃんの石像?に状態以上を回復させる魔法をかける。
パアアアッ
クリスちゃんはもとの状態に戻った。
「おい!リーズあの変態野郎は何処に行きやがった!」
無理も無いですけど、いきなりぶち切れ状態でいられても、私が困るんですが
まあ、クリスちゃんが元に戻ったので、良しとしましょう。
にしても状態以上魔法の対策も、考えておかないといけませんね。毎回あんな感じに誘拐されていたら、そのうち私のほうが犯罪者になってしまいそうです。クリスちゃんにはあとで、状態以上にかかりにくいアイテムでもプレゼントしておきましょう。
「クリスちゃん。変態は私が一時的に、行動できないようにしておいたので、大丈夫です。」
「リーズがそう言っても、俺はあいつ等をぶっ殺さなきゃ、気がすまねえ」
そうは言っても、クリスちゃん挑発されたとはいえ、相手の魔法にかかって敗北したような感じになっていますし。
「クリスちゃん、気分を良くしたいなら、ギルドに行って討伐依頼でも受けますか?」
「ううん。今日はもういいや。疲れちゃったからもう寝るね。お休み。」
珍しくDVモードが速く終わりました。よほど疲れていたんでしょうね。私も疲れたし今日は寝ましょうか。
それではおやすみなさい。




