<#7 家族ごっこ>
『兄弟ってのはどこか1つは似るもんじゃな…』
机の上が散乱している
『うっげ…片さなあかんなぁ…めんどくせぇ…』
ファイルやカルテ、シャーペンやボールペンを棚に戻していく
あっという間に綺麗になった机を見て満足
『……ま、でもすぐに汚なくなるんやろなぁ…』
はぁ…っとため息を付く
最近は口を開く度にため息が溢れる
ガチャ
『なぁ、俺の担当のcloneのカルテ知ってるか?』
半透明の扉を開いて同僚が顔を出す
『ん?知らへんで、まぁた捨てられたんとちゃうんかぁ?お前、この前もあったじゃろ』
『えー…でもさぁー、俺机の上に置いたんだけど〜…』
着けていたマスクを外して髪を手で解かす
マスクがあると、相変わらずみんな同じ顔だ
『マスクあっちー…うぜぇー』
『口が相変わらず悪いのぉ…、実験体らに怖がられたらどうすんじゃ』
ポンっと同僚の頭に予備のカルテを当てる
『ん……もう既に怖がられてるじゃんか〜
俺も怖いしっ』
『ははっ、そうじゃな』
同僚が予備のカルテを受け取る
『予備持ってんの〜?それ、お前の仕事だっけ?』
『いや?俺は医務官じゃけぇ、カルテの管理も仕事じゃが、予備は1つ下のやつじゃ』
『下にパシリにされてんの!!?』
『アホ、早う仕事戻りぃな』
『もぉ……あいよ〜』
パタン…
同僚の出ていった扉が閉まる
いつもの会話
たまに聞くcloneたちの噂…
«研究員はみんな感情がない»
それは嘘だ、勘違い
実際は普通の日常会話やバカ話ばかりで上司に怒られることの方が多い
『変な勘違いされちょんなぁ…俺ら』
⟡.──────────── .⟡
『そうだったんだ…
ならさ灯向…それこそメアと仲直りしよ…?
メア、優しい子だからさ…分かってくれるよ』
№0が話し終えると№0の背を摩って言う
本当にそうだろうか
信じてもいいのだろうか
いや、信じたい…
『ね…?』
№1が手を差し伸べる
(毎回…差し伸べてもらってばかりだな…)
恐る恐る握る
初めて№1の手に、はっきりと触れた
自分より少し大きな手
『うん…がんばる…ね…』
初めての喧嘩
とても№5を傷付けてしまったのは気付いている
それなのに追いかけなかった自分を呪う
№1に手を引かれ、№5の部屋の前に行く
『まだ俺らも子供だからさ…
喧嘩して当然だよ… 逆に…
いや、やっぱいいや、とりあえず…
行ってらっしゃい』
№1がそう言って1歩後退る
№5の部屋の扉にかかる札を見る
可愛らしい毛むくじゃらの動物が手を振っている絵
すぐに目を逸らしてドアノブに手をかける
『大丈夫…大丈夫……』
自分にそう言い聞かせてノックした
コンコンコン…
『………………はい…誰……?』
『…ひ、灯向…だよ』
『なんで来たの?』
『…あ、謝りに…来た…
さっきは…ごめんなさい
メアが嫌いでも、信用できない訳でも…なくてね…』
「なんで来たの?」その言葉に俯きながらも
声にした
『…』
小さな間が空く
『僕はメアが大好きで、信用だってしてるよ…』
『じゃあ…なんで隠すの…』
『大好きだから…』
ドアノブをぎゅっと握りしめる
『大好きだから…心配かけたくなかったの…
でも、逆に心配かけちゃって…ごめんなさい…』
奥歯を強く噛み締める
ギリ…と音が鳴った
少し痛い
嫌いな音
『そっか……そっかぁ…』
カチャ…
ドアが開いた
すると中から№5が飛び出す
そして№0に抱き着いた
『なら早く言ってよぉ〜っ
照れるじゃ〜んっ』
『え……?』
(え…ん…?元気…仲直り…できたの…かな?)
『来てくれただけでも嬉しかったのにぃ〜』
『うわ、チョロッ』
後ろで№1が言う
『チョロいとか言うなぁ〜っ
メアは灯向がだーーーーい好きなだけぇ〜』
目元の包帯を外していたのか、軽く崩れている
『はぁ……まぁ、仲直りできた?みたいだし…』
№1が幼い笑みを浮かべる
『久しぶりに3人、揃ったなっ』
嬉しそうに№0を中心にして肩を組んだ
『喧嘩しても、俺らは…僕たちはずっと一緒だから……家族だから…』
№1が幸せそうに笑った
『ONEマイライフ!#7』を読んでくださりありがとうございますっ
本当にあとがきがネタ切れで…最近思ったこと?をお話しましょうかねぇ…。雑談だとか、こういうところでしかできませんしっ
先日、PVなどのデータを見たんですよ。そしたらいるんですよ…毎日朝0時〜5時までの間に読んでいる方が…悪いとは思わないのですが、、、
『大丈夫ですか!?眠くないですか!?めっちゃ心配なんですが!?』って、思いました…
皆さん…ちゃんと寝ましょう!!毎日元気でいてくださいね!!
以上!雑談タイムでした!…ちゃんと寝ましょう、ほんと…人の事言えませんけどね!( ・∇・)




