表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/29

<#19 分かってるの、ココロでは>

なんの……こと…?


分からないよ

僕は……僕は…

由武くんしか…殺してない…っ

肉体的にしか…


(回りくどい言い方だけど…っ

どーゆーこと…?え、え…?)


〖 お前……いや、貴様、貴様は最低だな

自分が殺した者のことを何も理解していない……!!


吐き気がするわ!!! 〗


〖◣…龍緋那サマ…今ハモウ良イカト…◢〗


〖 ……はっ、そうだな…しゅーいちが言うならそうしようぞ 〗


扇子をまたパチンッと閉じる

そして鋭い速さでこちらを指す


〖 貴様は先程から言うように地獄行きだ

精々楽しむといい…


あーはっはっはっはっ 〗


とても高いキンキン声…

耳が痛い

そんな声で笑ってからこちらを見下ろす


ヒュッ


扇子で空を切る音と同時に

僕とペンギンさんは地獄へと戻っていた

『……なんなんだ…っ』

そう言いながらペンギンさんの方を見る


〖◣……◢〗


礼儀正しく、深いお辞儀をしていた

……僕は何も得られずに戻されてしまった


『……とにかく…扉を選んで罰を受ければ良いんだ…よね?』


〖◣ハイ、デハもウ一度選ンデモライマス


先程ハ失礼シマシタ…ドウゾ、ゴユックリ◢〗


再びあの広い広い洞窟の方へ体を向けた

キラキラと輝く宝石に自分の顔が写っている


……ははっ…君は誰……


そう思うほどに疲れ切っている顔

僕はずっとこんな顔をしていたのだろうか

それとも…今こうなったのか、見当もつかなかった


 ゴンッ


自分の写った宝石を殴る

鈍い音が鳴った

手が痛い…

少し赤くなっている


〖◣生前ト…随分ナ性格ノ変ワリヨウデスネ◢〗


『仕方…ないよ……これが僕なんだから…』


〖◣……ソウデスカ、カルテに書キ足シテオキマス……


ナンテ馬鹿ミタイナコトしマセンヨ…

ナンデス?ソノ顔……


私ヲ睨ンデモ何モ得ラレマセンヨ?◢〗


『えっ、あ、睨んでた…?ごめん…』


〖◣イエ謝罪ハ結構デス◢〗


その後は沈黙が流れた

2人とも何も話さない

代わりに他のナニかの話し声や足音…小さな機械音が聞こえた

それと微かに聞こえた…宝石の音…


どんな音だったっけ

もう覚えてない

けれど…綺麗な音だった


〖◣灯向サン、少シ宜シイデスカ?◢〗


『なに…』


〖◣天国…見テミタイデスカ?◢〗


『……んー…まぁ…少し興味はあるけど…

どーしたの?』


〖◣ナラ…行ッテミマス?◢〗


『え、でも僕は……』


僕は地獄行きでしょ?

行ってもいいの?

もちろん…そこに行き先を変えろ、なんて言わないけどさ…


〖◣知ッテマスヨ…地獄行キナノクライ◢〗


ちゃんと言葉にされると……

なんか心にくるなぁ…


〖◣ケレド…見ニ行クコトハ、禁止サレテイナインデスヨ


私ガ命懸ケデ龍緋那サマに願イ出タンデス◢〗


『へぇ…そっか…なら行ってもいいのか…

幸せな場所…綺麗なところっていうイメージだけど…


こっちも予想外なところだったりするの?』


〖◣…………◢〗


急に黙って、短い手…翼(フリッパー)部分を組んで考えるような仕草をする

…が、翼が短すぎて組めていない


やっぱ可愛い


『……えっ?』


〖◣エッ?……アァ、少シ…


私ニトッテハ普通の場所デスシ…

ドウナンダロウ、ッテ…◢〗


『……まぁいいや…

あ、それと…命懸けって…何があったのさ…』


〖◣私情デスノデ、お気ニナサラズ◢〗


『そう…?

なら、連れてってもらおうかな


少しは…幸せ見ていきたいし』


〖◣…デスネ……


移動メンドイのデ…◢〗


そう言うと、どこからともなく扉が現れる

その扉は木製のような見た目

色は緑とも青とも取れる…そんな色

その横にはランタンがかかっていた

扉やランタンを包むように草花…

そしてツタが綺麗に装飾をしていた


『わぁーお…すげー』


 ーズキッ…


なんだろ…今ズキッて……

…頭…ぐちゃぐちゃしてる…

変なの…

──────────────────

〚…え……おま…それ本気で……〛

〚うん……そうだよ…▙▒▚君…〛


何…なに……誰…だれ…っ


〚……嫌だ…俺いやだよ…っ…〛


何で泣いてるの…?

君は誰…?

なにこれ…本当に…やだ…頭痛いよ…


〚お願い…だから…嘘だって…言って……〛


なんの事…ほんとに…っ

急になんだよ…怖い……っ


〚なぁ……灯向…っ──────〛

───────────────────

〖◣灯向サン?◢〗


『えっ…ぇ…あ…えと…ちょっと…』


〖◣顔色、悪イデスヨ◢〗


『そう?…大丈夫だよ!どーせ死んでるし…ふつーじゃない?』


〖◣…ソウデスカ…

デハ入ッテクダサイ…スグニ天国ニ行ケマスヨ◢〗


『ありがとー…でもさ、そんな事しなくても…面倒くさがらずに歩こうよ…』


そう言って扉を開いてみる

ふわっと広がる花の匂い


(由武くん……)


顔をあげると大きな窓ガラスが並ぶ…


真っ白な廊下が続いてた──────

『ワンマイライフ!#19』を読んでくださってありがとうございますっ


いやぁ…どーしましょっ!最近PVの伸びが良すぎて…

本当にありがとうございます!!

これからも見てくれると…嬉しいです…っ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ