追放先は死の荒地~無能は消えろと辺境に追放された。~の感想
本錯品を言い換えるなら、見るスカトロ。
【タイトル】
追放先は死の荒地~無能は消えろと辺境に追放された。だが、歩くだけで聖域化するチートスキルで丸ごと【神の領域】にして極楽スローライフ。いつの間にか、実家は瘴気まみれになってるが彼らは生きているだろうか~
【あらすじ】
サンクアリ伯爵家長男のユチは、周囲を聖域化するスキル<全自動サンクチュアリ>を持っている。
邪心だらけの父親と義弟に引き寄せられる瘴気をせっせと浄化する毎日を送っていた。
だが、心が死ぬほど汚い彼らに瘴気は見えないので、ユチは無能の厄介者と虐げられている。
そんなある日、義弟に類まれなるスキル<ドラゴンテイマー>が現れたことで、ユチは瘴気まみれの“クソ土地”と呼ばれる辺境へ追放された。
「人生なるようになる」が信条のユチは、気ままにスローライフを送ることに。
ユチが聖域化していくうち、“クソ土地”は真の姿を現す。
畑からは激レアな作物が無限に収穫できたり、鉱山は超貴重な鉱石の宝庫だったり、村の大木は古の世界樹だったり――“クソ土地”と呼ばれる辺境は、史上最高の領地へと変貌する。
一方で、サンクアリ家は瘴気に汚染され始めた。
そうとも知らず、父親と義弟はユチの下へ凶悪な盗賊団や暗殺者を送る。
しかし、聖域により刺客たちは改心し次々とユチの仲間にされてしまう。
挙句の果てには、義弟がテイムした古のドラゴンさえも……。
やがて、体調は悪くなり、経済的にも貧しくなり、使用人たちは凶暴になり……と彼らの人生は最悪のものになっていく。
【感想】
まず本編を語る前に、本錯品の設定である「瘴気」について説明します。
瘴気とは邪心に吸い寄せられ、心を瘴気に汚染されていない正常な人間には見えるものです。
この瘴気に取りつかれた人間は体に不調を覚え、病気になるという設定があります。
追放役の役割を与えられた父兄も瘴気に取りつかれており、主人公のチートスキルで祓ってはいるものの、すぐに瘴気が集まってしまうそうです。
しかし後の展開を先に言っておくと、追放先にいた大賢者は父兄よりも濃い瘴気に取りつかれていたのですが、主人公が祓った瞬間体の不調は消え去り、以前の力を取り戻しました。
また、後々の展開で主人公を殺すために盗賊団やら暗殺者が送り込まれるのですが、チートスキルで瘴気を祓うとそれらは一転改心し、主人公に忠義を誓い始めます。
やっていることが浄化というより洗脳に見えるこの仕様ですが、何故父兄にだけ通用しなかったのか、今となっては感想を受け付けない作者に問うて確かめる術すらありません。
物語はいつものように追放されるところから始まるのですが、とにかく追放側を醜く書こうとしているために、読んでいて気分を害する要素が多く散見されます。
不快なしゃべり方、成人病まっしぐらな肥満体、デリカシーのない言動、他者に対する傲慢な態度など、ありとあらゆる描写で読者を不快にさせてきます。
作中でもその醜い姿を見た父の商談相手や兄の婚約者などは、早々に手を切って距離を置きました。
これが本錯品の「ざまぁ」のつもりなのでしょうが、私から見たら追放を言い渡されるまでずっと付き従っていた主人公の能天気さが気になって仕方ないところです。
死の土地へと送られた主人公ですが、「人生なるようになる」が信条のため、特に気がかりなことはないそうです。
そりゃ自分がいる場所が楽園になるチートスキル持ってんだもの、苦難もへったくれもありゃしません。
送り先の領地なのですが、瘴気が蔓延しているため草一本も生えておらず、そこの住人も病気で死にかけていました。
何故そのようなところにいるのか、何故他の土地に移り住まないのか、普通ならそう言った疑問が浮かんできますが、これはなろう小説。主人公に与えられる従順で強力な下僕になる役割があるから以上の理由はありません。
今後の主人公パートなのですが、
主人公がチートスキルで死の土地を復活
→その土地でチート産物が収穫
→主人公sugeee
→外部から来客がやってくる
→主人公sugeee
→うわさが広まる
のループとなっております。
そして話を経るごとに主人公のフィギュアが作られるなどで神格化されていき、挙句の果てに生き神様呼ばわりされます。
ベクトルは違いますが、主人公サイドも父兄サイドもとにかく「気持ち悪い」という感想しか浮かんできませんでした。
ちなみに追放された主人公に一人ついてきたメイドが居るのですが、何かにつけてクソクソ連呼する、メイドと呼称するには口も態度も悪い何かと化しています。
が、彼女だけには見えていたのかもしれませんね。この錯品の設定と展開の杜撰さが。
本錯品の錯者が書いた他の錯品もちらっと見てみたのですが、相変わらず追放側の言動が独特で、主人公が能天気でした。
もしランキングに載ってきたら優先的に感想を書くかもしれません。苦しいけど。




