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蒼炎の魔術師〜冒険への飛翔〜の感想

【あらすじ】

リンカイ王国のファイアール公爵の嫡男で生まれたアキ・ファイアール。

しかし産まれた瞬間から後継からは外され、いないものとして育てられた。

その理由はただ一つ。水色の髪色のせいだった。

魔力には色があり、ファイアールは火を司る家。火の適正があればあるほど髪の色は真っ赤になる。

12歳の誕生日に離れの裏にある祠が光っていた。そこでアキ・ファイアールは蒼炎の魔法に目覚める。

今更、ファイアールの封印守護者になるつもりもない。夢である冒険者になるためアキ・ファイアールは家出をする。

※主人公は家出少年のため最初は目立たないようにレベル上げや金策、ギルドランク上げに邁進します。効率を重視し、同じモンスターばかり瞬殺します。一流の冒険者の地位になってから冒険者として飛翔始めます。

※封印の守護者とは何なのか?蒼炎の魔法とは?冒険者ギルドとは?冒険者ランクに隠された謎!物語が進むとだんだんと謎が解き明かされていきます。

※最後まで物語のプロットは終了しております。未完になる事は無いと思います。


【あらすじを読んだ感想】

ああ、また母親が不貞を働いたんですか(笑)。

でもって、「封印守護者になるつもりはない」と啖呵を切るも、その封印守護者というのが何なのかは物語の謎だそうです。

いくら親から邪険に扱われたといっても、実家が何をやっているのかを物語の謎にするというのは考えにくいのではないでしょうか。

そもそも封印守護者とやらが重大な役割なら、知らずに拒絶する主人公はただの身勝手な奴になり、大したことじゃなければいちいち謎にする意味がないという、どっちに転んでも面白くなりそうにない設定です。

とにかく謎にしておけば面白くなるだろうというのは素人の浅知恵でしょう。

面白くなる謎というのは主人公の謎の力とか、一連の事件の黒幕に近づく手がかりとか、そういったものです。

まあなろう小説ですから、主人公の力は敵を蹂躙するため以外に特に理由はないと思います。


それにしても、家出して真っ先に冒険者ギルドに行くのに「冒険者ギルドとは?」と問題を投げかけられても……。

それとも既存のなろう小説で乱用されている冒険者ギルドについて解説してくれるとでもいうのでしょうか。

期待できねぇ……。


【本編を読んだ感想】

最初にギルドランクやらポイントやら時間やら、設定を掻い摘んでまとめられていました。

が、ギルドのランクが上がるまで必要なポイントが設定されているも、何をすればどれだけポイントが得られるのか全く分かりません。

本編で触れられるにしても、プロローグ前に読者に提示して一体どう思ってほしいのか全然わかりません。

さらに突っ込み所が。何と、時間が丑の刻だの午の刻だの、言われてもどれくらいの時間かわかんねえよと言わんばかりの時刻表示を持ち出してきやがります。

それまで横文字まみれで設定を積み重ねてきたのにいきなり和風要素を混ぜてくる。作者が好きな食べ物はビビンバかな?


ちなみに主人公の家である南の守護者の髪の色は赤。一方東の守護者の髪の色は青だそうです。

私、不倫相手何となくわかったかもしれません。


本編に話を戻すと、主人公は公爵家の嫡男として生を受けるも、髪の色が赤くないからという理由で廃嫡され、2歳年下の弟が後継者となったそうです。

妻の不貞を疑うべき状況にもかかわらず、もう一度信じて子を作るほど懐が広い親。

にもかかわらず家族から邪険に扱われる主人公。詳しくは語られていませんが、問題があるのはどっちかと問われれば……ねぇ?(すっとぼけ)


強い魔法は血統を選別してきた貴族しか使えない。

その設定にもかかわらず、主人公が祠に近づくと「蒼炎」の魔法を習得。さらに国宝レベルの希少価値のある「ステータスカード」なるものを手に入れます。つまり作者からのプレゼントですね。

早速ダンジョンで試し打ちする主人公。通常の火の魔法はやけどを負わす程度に対し、蒼炎は消し炭レベルの破壊力だそうです。

で、このエピソードの中で「セチル」というセンチメートルを略したであろうオリジナルの単位が出てきます。だから、そういう細かいところじゃなくてストーリーに独創性を求めろよと言いたい。


火の魔法が使えるということで、家族に見せれば封印守護者になれるのですが、あらすじ通りなるつもりはないそうです。

何故なるつもりがないのか、家族から邪険にされた反抗のつもりなのか、一人称視点で描かれるにもかかわらずまったく描写されません。

それでいて「封印守護者とは何か?」と謎として引っ張るとか、一言で言うと馬鹿か?


家出した主人公は冒険者になるため、青色の髪を持つ人が多い東の都市に向かいました。そこで母親の不倫相手に出会ったら手のひらを反すんですがね。期待するだけ無駄ですが。

冒険者ギルドに到着した主人公は冒険者登録を行いました。

登録に必要なのは名前、年齢、特技の3種類だけ。虚偽記載は犯罪として罰せられるようですが、身分確認のための情報が少なすぎてどう考えても悪用する隙があると思われますが、そんなガバガバな設定でも作者が「悪用する奴はいない」というまたもやガバガバな設定で打ち消すでしょうからスルーします。

で、登録してもらえるギルドカードは身分証になる上、代金の支払いもこれでできるそうです。

前述した「ステータスカード」とやらは本当に国宝級の価値があるのかと疑うしかない程のハイテクっぷり。作者が思い付きで設定を積み重ねているのが確定した場面でした。


ついに冒険者になるも、目立った活躍をするのは避ける方針だそうです。

理由は、あまり活躍すると実家の耳に入り、「どうなるかわからない」からだそうです。

多分察しがついた方もいると思いますが、作者が理由を考えるのが面倒くさくなったか、それとも考える頭が足りないかのどっちかです。きっとそうだよ。


冒険者生活初日。目立たないよう夜中にダンジョンに向かいました。

Gランクスタートの主人公が向かったのはE級ダンジョン。活躍できるのが約束されているから気軽に上のダンジョンに挑めるんですね。

そしてダンジョン内で、メラ並みのMP消費量でメラガイアー並みの威力である蒼炎魔法を連発しオークを虐殺。

翌日ギルドに成果を報告したところ1日でFランクに昇格しました。

作者「目立ってない!主人公は目立ってない!目立ってないんだあああああああ!!!!!!!」

と言い訳しているように思えます。

聞こえないのに言ってるとしか思えない文章、逆に才能あるのかと錯覚します。微塵も欲しくない才能ですが。


その後5日かけてオークを虐殺し続けEランクに昇格。

ここでいったん主人公の目標が(ようやく)明かされます。

それは、Dランクに昇格し奴隷を買うことだそうです。

ちなみに主人公が冒険者を目指した理由は、小さいころ絵本で読んだ仲間と主に活躍する冒険譚に憧れたからだそうです。

作者「奴隷は仲間 奴隷は仲間 奴隷は仲間」


オークを虐殺し続け約2週間でDランクに昇格。これは最年少記録だそうです。でも目立ってないんだって(笑)。

昇格したので早速奴隷を買いに行く主人公。

紹介されたのは帝国傘下の公爵家の娘。戦争で捕虜になり身代金が払われないため奴隷となった女騎士でした。

美女ですが、武闘派の公爵家に睨まれるのが怖いので皆買わなかったようです。

身代金が払われない時点で家から見捨てられていると思うのですが、なろう小説ですからね。

主人公が美女や美少女奴隷を買うためにはそれなりの理由が必要だと学習したのでしょう。

まあ、理由さえあれば内容はどうでもいいと思っているのでしょう。洗練されることはありませんが。


奴隷と話をする主人公。一緒に冒険を楽しもうと提案する主人公に対し、だったら普通にパーティメンバーを揃えろよとド正論をぶつける奴隷。

この小説で初めて出てきた納得できるセリフが、主人公の行動を責めるように問い詰める物というのは笑いどころなんでしょうか。こんな説得力あるセリフが書けるならもっと物語全体を練ってほしいものです。まあ、このセリフも貯まりにたまった突っ込み所を発散させているだけで、誰でも簡単に書けるものですが。


それに対し主人公。実家にバレたら冒険者が出来なくなる可能性があるからバレない様にしたい。

奴隷なら隷属の紋章の効果で秘密にさせることが出来るからと説明(になってない説明)をします。

主人公の髪の色は青に近いため、自分から言いふらさず、目立った活躍をしなければ実家に活躍が知られることは無いのですが、どーーーーーーーーーーーーーーーーーーしても美女の奴隷が欲しいのでしょう、足りない頭で理由をひりだそうとしています。

そもそも美女の奴隷を仲間にしようとする意図が、冒険にあこがれる青少年というより下心丸出しの変態のおっさんにしか思えません。

で、直後に奴隷の過去話が挟まれます。

それを見るとわかるのですが、やっぱり家から見放されていたようです。この世界の住人の知能は悉く私以下だというのが確定しました。

さらにさっきやった主人公とのやり取りを奴隷視点でもう一度くどいように描かれます。

あらすじでやたらと謎、謎と投げかける割に他キャラの心情はあっさりと暴露するんですね。ネタを考えるための時間稼ぎかな(笑)。


だいぶ読み飛ばした後、頭角を現しBランクになった主人公(これまでも十分目立ちすぎだが)に対し、実家から家を継ぐよう要請されます。

そこで封印守護者というのは優れた火の魔法を使う人間の血を繋いでいく義務があり、大切な役割があることが明かされます。

しかし、主人公は邪険に扱われていたため、その重要性を理解していないことが明らかになりました。

重要性を理解していないのに、実力がばれたら連れ戻しに来るのがわかっていたかのような行動の数々、まさに茶番。


で、なんか王都の魔法学校に通うらしいです。先天的に魔法が使えず、後天的にチートを手に入れたやつが学生相手にマウントを取る以外何しに行くというのか、ぜひとも小一時間問い詰めたいですね。

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