番外編5−3 SNSと年齢制限
私は明美ちゃんとバイバイした後、SNSと年齢制限に関して検索してみた。
最近だとオーストラリアで16歳未満のSNS利用が全面禁止になったらしい。イギリスでもオンライン安全法というのがあるという。
日本でも年齢制限の話が出ているみたい。
調べてみると、YouTube、Instagram、TikTok、Xと主要なSNSは全て年齢制限が掛けられている。
でも、結局はSNSって、使う側の問題なんじゃないの?
流石に、プラットフォーム側が利用規約で定めていることに違反して使うのは、いつ垢BANされてもおかしくないけど、それをわざわざ法で縛る必要がある?
子供が利用したくて、親が許可していれば、良くない?
タバコとお酒は、人体に有害だからわかる気がするけど、たかがSNSで?
私は、魔法使い…じゃなくてパパに聞いてみることにした。
今日もパパは、何やらノートPCを見ながらリビングでコーヒーを飲んでいる。
「パパ?ちょっと教えてくれる?」
「ん?どうした?」
「オーストラリアで、SNSの年齢制限の法律ができたでしょう?」
パパは少し驚いたように顔を上げた。
「……ほう。紬、良く知っているな」
「あれってさ、わざわざ法律で縛るものなの? 各家庭の問題じゃない? スマホを長く使わないとかと同じで」
パパは、ちょっと考えるような感じで言った。
「そこがまさに一番の問題なんだよ」
(……え? どういうこと?)
「まず、なぜSNSを規制するかの前に、なぜ人はSNSを見てしまうのか、依存してしまうのかを考えた方がいいな」
「ええ?なぜって…なんでだろう? 最新情報があるから、とか」
「興味のあるコンテンツだからだ」
「なんだ、そんなの当たり前じゃん」
「では、見ている時に、次に関連する興味あるコンテンツが表示されたら?」
「それも見ちゃうよね、だって興味のある内容なんでしょ?」
「さらに、今見ているコンテンツの終わり頃に、また似たような興味のあるコンテンツが出てきたら」
「それもみるよね…ねえ、これいつまで続けるの?」
「それが答えだ」
<つづく>




