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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
5章 BeReal.とプライバシー侵害〜無防備なReal.〜

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5−8 ポジティブと、ネガティブと

「コンテキストの崩壊?」


「全ての事象に文脈という流れがあるが、その流れを理解することで、本当の意味が理解できるんだ。文章だってそうだろう?」


「例えば誰かが「賞味期限切れの食料、破棄するのもったいないので、近くの鳥にあげてます」って動画を見たら、どう思う?」


「え?そうだな。野鳥に餌をあげるのはよくないような気がするけど、それだけだったら、食料を無駄にしない動物好きの店員さん、ぐらいかな」


「では、その誰かが、食料品店の人で、お店に出すのと同じ食べ物だったら?」


「ええっ?うーん、あんまり良い気はしないかも。だってそれ私たちが食べるものでしょ?」


「それがコンテキストの崩壊だ。つまり動画や写真では同じ絵であったとしても前後の背景や理由によって良くも悪くも捉えられる、つまり」


「SNS外に流出した映像は、好き勝手なストーリーがついてしまうってこと?」


 パパは「よくできました」って顔をした。えへへっ。


「そうだ。そしてその勝手なストーリーの多くは、残念ながら良い方向にならない」


「今回みたいに、ただの面談が『不倫現場』って言われちゃうようにね……」


「その通りだ。BeReal.のコンセプトは『いまの、ありのまま』を友人と共有すること。つまり、もしその場にいたら同じ光景をみているという前提がある」


 なるほど、であれば確かにそれを友人と共有しても問題ない。


「そこに、見えない『コンテキスト』がある」


 <つづく>


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