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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
5章 BeReal.とプライバシー侵害〜無防備なReal.〜

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5−7 背景と、被写体と

「時間制限と、投稿しないと他の人の投稿がみられないというペナルティが独特の「ゲーム感覚」を生み出して、警戒のハードルを下げてしまっている。良くできているな」


「確かに、言われてみればゲームみたいに焦っちゃうかも……」


「そう。人間は焦ると視野が狭くなる。さらに時間制限という心理的圧力が働くと、撮影者は自撮りにしか意識が向かない。その結果、それ以外への注意が散漫になってしまう。特に被写体が決まっている場合は顕著だ」


「あの子、変顔することに必死だったもんね……」


「紬も危険動画を見たことないかな?写真や動画を撮るのに夢中で、電車や車に轢かれそうになったり、実際に命を落とした事故がかなり起こっている」


「あ、あるある!『世界危険映像』みたいなテレビ番組で見たことあるかも」


「それと全く同じ心理状態だね」


「じゃあ、この子もそうだったってこと?」


「だと思う。その背景に、個人情報が書かれた書類があろうと、他人の秘密が写り込もうと、気づかない。でもそれを見た人は別だ。見た人間は全体で判断する。そして自分の良いように解釈してしまう。これが「コンテキストの崩壊」だ」


 <つづく>


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