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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
5章 BeReal.とプライバシー侵害〜無防備なReal.〜

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5−4 見る側と、見られる側と

 恐れていたことが、最悪の形で現実になっていた。画面をスクロールする指が追いつかないほどのスピードで、次々とメッセージが飛び込んでくる。


『昨日のBeReal.? 田中じゃん』


『向かいの人、3組の男子の母親でしょ?』


『え、手繋いでない? これ』


『ガチ不倫現場じゃんwww』


『昼間っからカフェで密会とか、さむっ!いやお熱い?』


『誰がうまいこと言えとww』


(……もう、やめてよっ!……)


『学校終わったな』


 タイムラインを流れる言葉は、無責任な憶測と悪意で埋め尽くされていた。


 昨日の写真では、手など繋いでいなかったはずだ。しかし、不鮮明な画質と、見る側の「そうであってほしい」という野次馬根性が、ただの会話風景を「密会」へと歪めていた。


「だいぶ燃えちゃってるね……」


 私が呟くと、七香が泣きそうな声で言った。


「朝からこの話題で持ちきりなの。みんな面白がって拡散しちゃって……。別のクラスのグループLINEにも転送されてるみたい」

 七香は悔しそうに唇をギュッと噛んだ。

「私『手は繋いでないよ』ってコメント入れたの。でもすぐ流れちゃって……」


 一度火が付いたら、もう止められない。炎上事件そのものだ。


 <つづく>


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