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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
番外編4 ドロップキャッチされた紬

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番外編4−6 更新忘れで大惨事

「もちろん対策はしているが、まだ民間に依存している部分は多い。そもそもこの問題の認知度も低い」


「ドメインは有効期限が切れると、6ヶ月ぐらいの凍結期間を経てリリースされる。これを狙うのがドロップキャッチだ」


「それを防ぐためには、忘れずに更新するしかない」


「じゃ、更新を忘れなければいいのね。やっぱり人の問題か……」


「問題はそんな簡単じゃない」


「そうなの?」


「イベントや一時期のためだけにドメインを取るケースがある。その後それを維持するとなると、なんの役にも立たない費用が数年間にわたり発生することになる。それを見越して予算計上していればいいが、そうではないケースが圧倒的に多い」


「うーん、たしかに何の役にも立たないものにお金を遣いたくないよね……」


「そして、もしその会社が倒産してしまったら?それをサポートするベンダーが変わってしまったら?」


「……それは、誰も見る人がいなくなっちゃうね」


「今起こっているドロップキャッチ問題の根本的な原因はここにある」


「じゃあ、どうすれば防げるの? 永久にお金を払い続けるわけにもいかないでしょ?」


「そうだな。だから、更新忘れで放置するのではなく、完全に手放す数ヶ月前に全てのコンテンツを削除し、誰もアクセスしない状態にしてから廃止申請をする。これが現時点できることだな」


「えー、でも結局は一度取ったドメインが使われちゃうのは防げないってことだね。例えばtsumugiってドメインを取ったとしたら、一生お金を払わないと誰かに使われちゃうってこと?」


「そうだな。ドメインにも商標登録とか著作権みたいなものがないからね」


 <つづく>


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