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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
4章 ドメイン売買の落とし穴〜ドロップ・キャッチ〜

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4−2 どめんって何?

「パソコン部の小島くん! 知ってるでしょ? あのメガネ男子!」


「うん、知ってるけど……彼がどうかしたの?」


 小島くんといえば、クラスの隅っこで静かに本を読んでいるような、いわゆる草食系男子の代表格だ。彼が「学園の存亡」に関わるとは到底思えない。


「今、部室で真っ青になって震えてるの! ガタガタ震えて、泣きそうな顔で『訴えられるかも』って!」


「……は? 訴えられる? パソコン部が?」


 私が眉をひそめると、七香は声を潜めて、まるで重大な秘密を打ち明けるように囁いた。


「窃盗事件、『どめん泥棒』って言われてるんだって」


「どめん?」


 私は咄嗟に脳内変換した。度面、土麺、°CMENドメン??


「うん。……『ネットの住所』を盗んだって!」


 ネットの住所?IPアドレス?私の頭の中は真っ白だ、何も浮かんでこない。

 …わけわかんない。


 私は諦めたように小さく溜息をつくと、背中に張り付いている七香の手をポンと叩いた。


「……しょうがない、部室に行って話を聞いてみるか」


 私の平和な放課後は終わりを告げた。そして、またしてもこの愛すべきトラブルメーカーによって、事件へ上書きされてしまったようだ。


 <つづく>


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