3−6 タピオカの残存リスク
次の週末、再度明美ちゃんが遊びに来た。
なぜか七香も一緒だ。
明美ちゃんの話を七香にしたところ「面白そう!情報部員の血が騒ぐ」って一緒に話を聞くことになった。
「紬、これ、おみやげ。明美ちゃんと選んできたんだ」
七香が渡した紙袋にはタピオカミルクティーが人数分入っていた。
パパがリビングから出てきて、七香と明美ちゃんを出迎えた。パパと明美ちゃんとは、前の事件ですでに顔見知りだ。
「七香ちゃん、明美ちゃん、いらっしゃい」
私たちはリビングに座って、さっそくタピオカミルクティーを飲み始めた。
「最近のミルクティーは随分ストローが太いんだな……」
パパは初めて見るタピオカミルクティーを、不思議そうに飲んでいた。
「あ、パパ、よく混ぜてから飲まないと……」
「え?そうなのか?」
時すでに遅し、すでにミルクティーは半分ぐらい無くなっていた。
「パパさん、それ甘いのが下に溜まるから……」
パパは、一番下の部分を飲んで、ちょっとムセていた。
残存リスクだ。私は心の中で呟いて、ちょっとニヤニヤしちゃった。
パパは咳払いを一つして、話を始めた。
「さて、質問は、なんで学校7不思議は理科室とか音楽室が舞台になっているか、だね?それには、ちゃんとした理由がある」
え?そうなの?大丈夫かな?パパ、またいつものテキトー話じゃないよね?
明美ちゃんが真剣な顔で聞いている
「そもそも、なぜ学校七不思議みたいな話ができたのを考えると、わかると思うよ」
<つづく>




