3−3 小さいお客さん
「えーとね・・」
明美ちゃんは、学校七不思議に関して教えてくれた。私の小学校にもあったよね、懐かしい!
1.校舎の3階の階段に鏡があるんだけど、夜中になると鏡の奥に入れる。向こうの世界に行くと戻れない。
2.理科室の人体模型が夜中になると走っている
3.音楽室のピアノが、誰もいないのに鳴る
4.プールで、夜になると大きい顔が水面にうつる
5.体育館に行く階段は33段なんだけど、それが34段に増える
6.4階の女子トイレで、奥から2番目に女の子のお化けが出る
なんか、どれも聞いたような話だ。しかもあんまり怖くないような気がするけど、これって小学生には怖いのかな?
あれ?最近アニメで人体模型が走るの、なかったっけ?
「で、最後の7番目は、誰も知らないんだって」
「え?そうなの?」
「知っちゃうと死んじゃうから、誰も知らないって」
なるほど、そんな仕掛けか。
「じゃあ、もうできているじゃない。それを新聞に載せるの?」
「そうなんだけど、これを解説しなきゃならないの、本当の話かどうかも」
「それは厄介そうだね。あ、そういえば、その手の本がウチにあったよ。明美ちゃん、今度見に来る?」
「えっ!行きたい!紬ちゃんの部屋みてみたい」
はしゃいでいる明美ちゃんを見て、私も楽しみになってきた。
ウチにお客さんが来るの、久々だ。
<つづく>




