3−1 学校新聞オカルト編
竹川明美は、若干うんざりして委員会活動に参加していた。
明美は小学校6年生だ。明美の学校では、それぞれのクラスから1名の保健委員、体育委員、などの各クラス委員を選出し、5年生、6年生混合の委員会活動を行っている。
明美は「学校新聞委員」に所属していた。
各委員会では、5年生が委員長、6年生が副委員長をやることになっている。明美は「記者」の役割だった。
今回の学校新聞では、学校七不思議をテーマにすることになった。
5年生の委員長の男子の発案で、6年生の女子の副委員長が賛同した形だった。
「僕たちの学校には、代々言い伝えられている学校七不思議があるんだけど、それを取材して目撃談とか集めるっての面白そうじゃない?」
学校七不思議に目撃談ってあるのかな?明美はぼんやり考えていた。
「それ面白いね、さすが委員長!」
副委員長の女子がおおげさなくらいはしゃいでいた。
噂では、この二人は付き合っているらしい。
この二人のゴシップ記事を書いたほうが、ウケるのに。学校新聞では、事件だけでなく2人の未来も描きます、とか?
明美はそんなことを思いながら、ノートにあみだくじの落書きをしていた。
「じゃあ、その取材は竹川さんにお願いします」
へ?私?
みんなが、パチパチと拍手をした。
しまった、はめられた。
明美は、ただ苦笑いをするしかなかった。
<つづく>




