番外編2−4 ショッピング
私はママと、家からちょっと離れた大型ショッピングモールにきていた。
「あーたくさん買ったね!流石に疲れたよ」
私とママは、おっきな袋を二つ抱えて、エスカレーター横のベンチに座った。
二人とも近くのジューススタンドで買った、フルーツジュースを手に持って。
「ママ、ありがとう。こんなに」
「いーよ、たまにしか会えないから、せめてもの罪滅ぼし!」
「…うん」
「紬?いつも寂しい思いさせてごめんね。悪いママだよね」
「そんなことないよ!パパも楽しいし、ママともLINE電話できるし」
「つむちゃん、すぐ我慢しちゃうから。今日ぐらい我慢しなくていいよ?」
「もー何言ってんのよママ。我慢してないって。大丈夫だから」
二人でショッピングモールを歩いているとゲームセンターが目に入った。
「紬!ゲームセンター!」
「え?」
「一緒にプリクラ撮ろ?」
「ええ?!」
ママは私の手を強引に引っ張って、プリクラのブースの中に引きずり込んだ。
「ちょ、ちょっと、親子で撮る人なんていないよ?恥ずかしいよ」
「いーじゃん、親子だって。母と娘のエモさ満載じゃん」
ママは、機械にコインを入れて「おー最近のはすごいな!なんだ盛りって?」とか言っている。
「ほら、ママ操作とかわかんないから、現役JKが操作してよ」
「え?私もあんまりわかんないよ。こういうの七香が専門だから」
「いーから、まずは一緒に撮ろう!」
私は、操作がよくわからなかったけど、ママと二人であーでもないこーでもないと言い合いながら、なんとかプリクラを撮ることに成功した。
盛るとか、よくわかんないけど。
「すごいな、今のプリクラ!美白とかあるの?」
ママは一人で感心していた。
「はい、これつむちゃんの分。今日は一緒に寝ようね!」
もう、私、子供じゃないんだけど。
<つづく>




