討伐部位提出も定番だよね
サカエサケスクエアというのに行ってきたけど、暑い!
あれはダメだ。 チケットと交換したコイン使い切ったら帰ってきた。
色々あったけど、酔えないわ。
汗が止まらないからむしろ命が危ない。
「ロードがいるぞ。」
ブライダーズに声を掛ける。
「へ?
ロードってなんですか? キングじゃないんで??」
いやいや、何でワシが知っているのにこいつら知らんのだ?
こいつ、勉強とか好きそうじゃないしな。
まぁいい教えてやろう。
「ロードっていうのは、ゴブリン5匹分くらいの強さをもつゴブリンで、時々現れる変異種ということらしい。
何故どうやってというのは分からないが、大きな群れになるとシャーマンと組んで2~3匹くらいはいるといわれている。」
「へー、博識ですな。
どうりで、時々バカ強いゴブリンがいたわけで。」
戦ったことはあるのか、それともホブゴブリンと勘違いしてないか?
まぁどっちでもいいか。
ホブゴブリンなら流石に有名っぽいから勘違いもないと思っておこう。
「そういう訳だな。
そして、ああいうのが5匹も居ると、キングがいると言われている。」
「まぁけどキングがいるわけでもないんで。
ちゃっちゃと倒しやすわ。」
確かにそうだが、もうちょっと気を付けてほしいものだ。
ワシは、ちょっと離れたところから見ていよう。
別に戦う必要もないし、むしろ邪魔だろうからな。
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「おわりやしたぜ、旦那!」
誰が、旦那だせめて社長とか言え!
まぁいい、とにかく死体集めしないといけないな。
「また、アイテムボックスおねがいしやす。」
仕方なしに、死体に障って収納するんだが、やっぱり死体触るの嫌だな。
ロードは、ちょっとした服を着ていたな。
よし、服を掴んで収納してやろう。
「……ゴブリンを裸に剥く趣味がおありで?」
そんなもんあるか!
服を掴んで、ゴブリンごと収納しようとしたらゴブリンじゃなくて服だけ収納されてしまった。
これは、ちょっと面白い使い方も思いついたが、ゴブリンを裸に剥く変態とは思われたくない。
「いや、ちょっと収納のスキル今一分かってなかったからな。
テストしていたんだ。
服を触った場合は、服だけを収納してしまうようだな。」
「え、それって、人間でもできるんじゃないですか?
あ、そうだ、懇意にしている酒場のおねーさんの裸見たいな、やってくれん?」
おいおい、そんな最低なことする訳ないだろう。
もっと良いこと考えていたのに、こいつらときたら。
まぁそれはそれでいいが、ワシがやったとバレるのはまずい。
セクハラだ。
会社にいたころは、セクハラもパワハラも言われる前に何とかなったからな。
内部通報の自動送信のところに、bccワシのところに送られるように細工したからな。
問題になる前に、なすりつけたり時には謝罪したりして、なんとかしてやったものだ。
「そんなことせんと、ワシの言う通りに紳士に対応すれば向こうから惚れてくれるだろう。
粗暴な男がいきなり礼儀正しく女性に接するなんて、ギャップがいいだろ。」
「そんなもんすかね?」
「お前らも、清楚な女性が二人きりの時にしなだれかかってきたら興奮するだろ?」
「「「・・・・・・お~!」」」
討伐依頼対応はこんなもんか。
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「すまんが、討伐部位を出していいか?」
ギルドに戻ってきて受付嬢に報告しているところだ。
流石に、ギルマスはもういないらしい。
「はい、どうぞ、ゴブリンでしたら鼻一つか両耳かのどちらかになります。
あちらの倉庫にもっていって下さい。」
確かにここで毎回出していたら、受付カウンターが血塗れだろう。
「わかった、ワシもそうするべきか相談する予定だったから丁度よい。」
その日、解体倉庫の方では、声にならない悲鳴が上がったという。
本なんて読まない人は読まないから、知識の差が大きくでます。
そして、ゴブリンに使い道なんてありません。
丸のままもってこられたら、ひたすら迷惑な話ですが、別に禁止されているわけではないですからね。
とある作品ではゴブリンが美味いらしいけど、美味いイメージがまったく湧かない。




