この戦いで強くなる③
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一人で歩きだしたマヤを見ながら四人はゆっくりと後ろを歩いていた。
そしてふと先程のことを思い出しながらエリンが口を開いた。
「ねぇ、さっきの誘導したでしょレイラ」
「そ、そんなことありません。
私はあくまでも真実を言っただけですから」
「声上ずってるよレイレイ」
「そ、そんなこと」
「上ずってますよ」
「だってー」
ついに認めたレイラはそう言うと涙目になる。
「抜けがけはダメだよー」
「すみません」
という感じの会話をしているが一向にマヤが気づく様子はない。
「本当にテンプレ主人公みたいなものだよね、マヤやんは」
「そうだね。
でもそれが可愛いところだと思うけど」
「うんー。
でもなんだかかっこいいところもあると思うんだよね」
「あ、それうちも感じてた。
なんかすごくいいなーって思うときある。」
そんな会話を聞きながらレイラは一人悶々としていた。
だって中身は男なのだと伝えられないのだから……
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後ろの女性陣が騒ぐのを耳に聞きながらボクはドラゴンの倒し方について考える。
ドラゴン。
ゴブリンが蹂躙されていくときに見たがその姿は大きくてそしてすごく狂惑そうだった。
それに大きな牙はぶっとくてあれに体を刺されたら一発で気絶しちゃうんじゃないかと思う。
それにあの大きな手ももしあれに少しでも触れてしまったらそれだけで外側から強烈な衝撃をあたえられてしまうことだろうと思う。
本当に一番やばいと思っているのは翼だ。
もしとあるゲームの龍みたいに常時風を纏えるような力を持っているようなことがあれば、それだけでボクたちは太刀打ちできなくなる。
でもリアルに近いドラゴンといえばどんなものだろうか?
伝承に出てくる力を表す象徴のようにただ力が強いだけなのだろか?
そもそもなんでこの鉱山にドラゴンがいたのかというところも気になる。
それに鉱山に出てきたドラゴンが倒してしまっていいのか?
そう思っていた時だった。
後ろから馬が勢いよく隣で停止した。
そしてそこに乗っていたのはなんとミレーネちゃんだった。
かなり慌てているらしくて本当に馬の上から転がり降りてきた。
ボクはそれを支えてなんとか地面におろすとボクの方を向いて膝をついた。
その仕草はあきらかに様になっている。
それに今日の服装は少し丈の短いドレスだ。
そのドレスで膝をついたら服を汚すのではないかと心配になったがその様は優雅でボクは思わず見入ってしまう。
そしてミレーネちゃんはその仕草のまま頭を垂れると
「あのドラゴンをどうにかしてもらえませんか?」
そう静かに言われた。
「そのつもりなんだけど……」
「そ、そうなんですか?
いらないことでしたか?」
「ううん、嬉しかったよ。
わざわざ追いかけてきてくれたの?」
「そうです。
ご迷惑かもしれないですが、でも一国の王女が戦いに挑まれるのです。
それなりのお言葉をかけないといけないと思いました。
ですので、一言だけ……
勝ってくださいマヤ様」
「うん、任せといて」
ボクはそうこたえた。




