この戦いで強くなる②
そう戦うのだ。
こんなリアル的急展開に乗り遅れたくない。
それにこの四人でというのなら無理かもしれないけれど、先程の大学生チームと同じなら……
行けるかもしれない。
それにこれは良クエスト、良アイテムがもらえる予感がするのだ。
よし頑張る。
それになんだかんだといっても後ろにいた三人はやる気満々だ。
それはそうだろう。
ゲーマーに取って勝てるかもしれないと思った戦いには全力で向かって行かないといけないのだ。
それがゲームを愛するものとしての流儀だ。
だけど問題はレイラさんだった。
そうレイラさんはカナさんが言っていたようにこのゲームでの知能をもったNPCなためボクたちのようなHPバーがなくなるという仮想的な死ではなくて本当にこのゲームからいなくなるという点で本当に死んでしまうのだ。
だからこの難易度の高すぎる……
いや、無謀かもしれない戦いに巻き込むわけにはいかないのだ。
だからこそボクはレイラさんに頭を下げようとしたときだった……
そこにはレイラさんが膝をたてたまま座っていた。
「私はご主人様についていきます。
どこまでもついていきます。
それに前のご主人と話したときに言われました。
もし私がダメになりそうなら、それならま、守ってくださるって。
だから私を連れて行ってください。
そして私をこき使ってください」
そして最後は若干の欲望が混じってはいるがボクとしては嬉しくてだけど重みのある言葉だった。
それにそんなことを言っていたのか前のボクはと思ってしまった。
たぶんよほど腕に自身があったんだなーって思えた。
よし、今のボクとしてもその気持ちに応えないわけにはいかなかい。
ボクはこういう時の儀礼をよく知らないので、こういうのは自己流でしてみることにする。
といっても剣を抜いて肩に乗っけるというのもなんだか違う気がしてなんとなくボクも膝をついて、レイラさんの前に手を差し出して目を閉じる。
まぁ、簡単に言うとこの手を取り合って一緒に戦いましょうという意味なの
だけれど、それが通用するのかというのは正直いうと微妙だった。
そんなことを思いながら手をとってくれるのを待っていると、少しして手に重みが感じられる。
それもなんだかずしりと重いような?
そう思って目を開けるとそこには四人の手が乗ったボクの手があった。
どういうことなのだろうか?
キョトンとするボクに対してなんだかみんなは険悪なムードを漂わせていた。
だけれど、はやく行きたかったボクは手を全員取ったからみんな行ってくれるんだなと勝手な解釈をして一人で進んで行った。




