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リアルオンライン  作者: 美海秋
うーん、私もあんな風になりたいなー byエリン
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これはこれでいいよね⑥

そうしてゲームに関係ないことを話しているみんなをその後は見つつ、外の様子を耳を澄まして確認してみる。

だけどこれといって何も音はしていない。

うーん、もしかして……

ボクは壁に向かって右手を突き出して唱える。

「水よ、球となりて敵を撃て、ウォーターボール」

そして水弾で洞穴の岩を弾き飛ばした。

するとそこにはほとんど何もなかった。

真上には突き抜けた空があり、地面にはゴブリンの死体が数体ほどだけど転がっていた。

ドラゴンはどこに行ったのだろうか?

そんなことを思っていた時だった。

ボクたちがこの部屋に入って来るときに使った扉がドンと音をたてて開いてそこから冒険者が数人姿をみせた。

そのうちの一人が膝をついて天を仰ぐ。

「くそ、間に合わなかった」

「そうだな、せっかくドラゴンとあいまみえるチャンスだったからな」

「というよりもお前はただあのロリ少女に頼まれたからじゃないのか?」

「くっ、俺をロリコンみたいに言うな」

「実際にそうでしょ、私昨日告白を断ってたのみたし」

どうやらこの鉱山にクエストを受けて探索しに来たらしい。

それにドラゴンと戦う気もあったらしい。

ということはそれなりの強さを誇っているということになる。

そしてそのクエストできたパーティーは男四人、女三人で構成されているようだ。

それにしてもクエストとはなんのことだろうか?

そんなクエストあったのだろうか?

そう思っていたら先程ロリコンと言われていた男がこちらに気づいた。

「あれ?

もしかしてクエストの人?」

「クエスト?」

「そうだ、心配だからってエメラルド鉱石一〇個だすから探してほしいって言われてね。

だから来たんだけど、無事クエスト成功だな」

「?」

「こら、この子は状況理解してないと思うけど」

「そうだよ。

この紙に描かれてる人を助けてって言われて探しに来たんだけど」

そう言われて見せられたのはあの絵だった。

そう、先日使われたボクのことが描いてあるものだ。

「あ、なるほどです」

「わかってくれたかな?」

「それじゃ、無事ってことで帰るかー」

というようにクエストクリアの達成を確認したその人たちはボクを連れてさっさと退散しようとしたときだった。

洞穴から三人が顔を出して一言

「「「うちのマスコットは何処に?」」」

と叫んだのだ。

そしてボクは思った……

ボクはマスコットではないと。

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