さぁ、初めてのクエストを始めようか⑦
というよりもなんだろうこの一人だけ戦闘に参加させてもらえない感じ……
疎外感的なね。
こ、これがソロプレイヤーになるっていうことの第一歩なのかもしれないけれど。
それよりもゴブリンと決めつけたモンスターから何が取れるのか気になるので、エリンとシズエの近くによることにする。
「「リリース」」
二人は声を揃えてそう言うとそこにはアイテム”ゴブリンの骨”がドロップした。
でも骨ってなんだかちょっと微妙なアイテムに思えるのはボクだけだろうか?
というどうでもいいことはおいておいて、カナさんの魔法が雷だとは思わなかった。
というよりもこの精霊加護というのは他にどんな種類のものがあるのかが気になるところだ。
ボクは水でエリンは風、シズエが炎でカナさんが雷だった。
ってそういえばレイラさんって魔法を使わないけれどどんな加護を受けているのだろうか?
などと自分の世界に入り始めたボクは気づくとエリンとシズエとカナさんに離されてしまった。
それはあちらも気づいたようで、カナさんがこちらに走って来てくれる。
「何か考えごとですか?」
「あ、なんでもないです」
そして慌てて待ってくれている二人に追いつこうとしたところで異変が起きた。
ミシっと嫌な音が天井から響くとともにボクはカナさんの手を引っ張って走りだした。
そうしてどこかのテンプレのストーリーのように崖崩れが起きて、ボクたちは全身に砂埃をあびた。
でもよかったのは誰もはぐれなかったことだろうと思う。
もしボクが一人になっていたら寂しくて発狂しながら走りだすかもしれない。
なんてことを考えているが、他の三人はというと服についた砂埃を手で払うと一言。
「「「もう、お風呂入りたい」」」
そう言ってどんよりとした表情をした。
でもボクとしてはこういう冒険をしていて崖崩れで中に閉じ込められるというのはありきたりだけれど遭遇してみたいシチュエーションなので少し嬉しかったりもする。
「ううー、髪ゴワゴワするよエリン」
「我慢して、私の方が髪長い分大変なんだから」
「うちなんて一番近かったんだよ」
そうして先程とは違い。
ボクは一番後ろでフラフラと三人を追う形になった。
そして少しして足場が揺れる。
「何かいそうだねー」
「うん、モンスターの揺れかも」
「それは結構ヤバイよね」
「え、うちは後衛だからね。
任せたよ」
そう言いながらボクたちは警戒して奥に進んで行った。




