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リアルオンライン  作者: 美海秋
鬼畜王女様っていうのもなんだか新鮮だねー byシズエ
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この街の謎を解け②

そうしてログアウトしたものの何かを食べるわけでもなくボーッとする。

現在の時間は一二時頃なのでゲーム時間でもほとんど同じくらいだ。

ずれてくるのは二日目以降なので初日からあまり気にすることではないけれど、ちゃんとログアウトができる場所を確保しておきたい。

それと、あの街のことを調べてみる必要があるようだ。

ボクはすぐにログインした。


ログインするとベッドの上というのはいつも通りだけど、違うという点はベッド事態に天井がついていなかったり、レイラさんが膝枕をしながら興奮していないことだろうか?

だけどなんだか落ち着かないな、誰かが一緒にいるというのは。

いつもは家に引きこもっているので誰かが隣にいるという感覚があまりない。

だからなんだかこの状況が落ち着かない。

「って本当にボッチ精神すぎるだろボク……

少し外にでも出てくるかな」

ボクは宿屋を抜け出て、一人でもう一度ノスタイルの周りを歩いてみる。

あれって……

そこであるものを見つけた。

それは今にも崩れそうな古びた小屋から一人の男が出てきた。

そして少しして更に一人出てくる。

何か怪しいと感じたボクはその小屋のそばにそっと忍んだ。

小屋に耳を当てて中の様子を確認する。

物音はあまりしないが話し声が聞こえる。

「おし、次はもう少し間隔をあけてから小屋を出るぞ」

「はい、それで今回の仕事は何をするんでしたか?」

「ああ、お前はまだ説明を受けていなかったか」

「そうですね」

「それはだな、俺たちの部下から入った情報なんだがどうやらマーテルの王女様がどうやら旅に出かけたらしい。

そしてその王女はどうやらこちらに向かっているらしいとのことだ。」

「それってあれですか?」

「そうだ、王女をひっとらえるんだよ」

「へぇ、いつものようなただの人さらいとは違っていいですね」

「ああ、ちなみに護衛というよりも付き人の中にレイラというこの街の出身の殺し屋がいるらしい」

「どんな奴なんです?」

「恐ろしい奴だとは聞いたよ、自分の死を怖がらずに相手の死をただ喜ぶ狂った奴だとシンジ様が言っておられたんだ間違いないだろう」

「そうでうか……

でもそんな奴がなんでマーテルに組みしているのかがよくわかりませんが……」

「そんなもの今は考えなくていい。

それよりも時間だぞ」

「はい」

その会話をなんとか声をあげずに聞いていたボクは頭の中に思考を巡らせる。

やっぱりこのゲームでのボクの役割は王女。

そしてこの街ではそのボクを捕まえようとしている裏がいる。

それにレイラさんのことが知られていたということかな。

でもボクの顔などは分かっていないみたいだからどうにかするしかない。

この小屋にいる二人を倒してしまおうか?

だめだ。

シズエのように魔法が幾つかある状態ならまだしも今の状態ならつばぜり合いになった瞬間にもう一人から攻撃を受けて負けてしまう。

そそれじゃ、サシなら戦えるか?

うーん……

だめだリスクが高すぎる。

それにたぶん、このゲームの使用上からしてボクのように役割を持っている冒険者は体力がなくなるとその役割に応じた状況で次になりそうだ。

いや、そもそもがこのゲームで体力がなくなるということは気絶したということなのかもしれない。

それなら納得がいく。

例えばボクが前ゲームオーバーになったときは何かが一番最近休んだところにまで運んでくれていたと考えることが一番普通なのではないだろうか?

だとするといろいろ引っかかるのだけれど、どうやらここにあんまり長くいられそうにない。

それは少し遠くからレイラさんがボクを呼んでいる声が聞こえるからだ。

早めに合流しないと……

ボクはそう決めてその場を去った。

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