新しい街を目指して①
そうしてよくあるRPGのように四人のパーティーになったボクたちはノイの家にて杏仁豆腐のようなデザート食べながら今後のことを決めていた。
「私からまず言わせてもらいます。
このシュトレイヌは主要な都市の中心にあるそれなりにいい街なのでここを拠点として活動をしていければと考えています」
「あたしもさんせーだよ。
この美味しいものが食べれるのだもんね」
「ボクもいいと思う」
「私は反対です。
マヤは王城で暮らすべき人なのです。
それがこんな田舎のようなところで暮らすなどありえません」
「レイラさん、ちゃんと考えないともう何もしませんよ」
「それはだめですよ、ご主人様。
そうですね、ここは首都マーテルに比べれば街は小さいですがリッチとしてはとてもいい条件にある場所なのでいいと思います。」
「ということは拠点はここでいいですよね、マヤ」
「はい」
「敬語じゃなくていいって言ったでしょー、マヤやん」
「うん、シズエ」
とりあえずあの後みんなで自己紹介を行ったところエリンとシズエはステータスが平均が三〇という数値でボクなんかよりも圧倒的に高かった。
そしてボクの方の王女というのを聞いた途端、ああと納得されてしまった。
そんなに王女のようなオーラがあるのだろうか?
そうして現在にいたるのだけど……
「なんでさっきからボクの確認を取るの?」
「それはね……」
「うん、可愛いから」
「私のご主人様なので」
「いや、レイラさん以外は理由になってない」
「私に勝ったからですよ」
「うん、あの状態の二人をいなせるのはマヤやんしかいないからねー。
だから頑張ってリーダー」
「リーダー?」
「そうですね、マヤさんをリーダーにするというので私は異論はありません」
「ご主人様がリーダーで私も大丈夫です」
そうしてまたもやボクの意思などは関係なくパーティーのリーダー役に抜擢されたボクは少しヤケクソ気味に口を開く。
「それでは、次の行く場所を決めましょう」
「「「次?」」」
「なんでみんな疑問なの?
次行く場所だよ。
ダンジョンとか街とかあると思うんだけど……」
「それはね、いいんだけどー。
このゲームって自分たちの行動で物語が進行するんだから、目的がないとどこに行くのかっていうのが決めらんないよー」
「目的?」
「そうよ、私とシズエはとりあえず最初の街マーテルからいくつかの情報のもといくつかの街に足を運んでからここシュトレイヌに来たけれど、この街に来てからというものそういうイベントめいたものがなくてどうしようか迷っているのが現状ですね。」
「他の冒険者も?」
「そうですね。
あ、でも数人はとりあえず行ってくるって言ってこの街に向かったけど」
そうして地図メニューを開いたエリンはその場所を示してくれる。
そこはノスタイルと書かれた場所だった。
「それじゃ、そこに行ってみませんか?」
そうしてボクたちの次の行く場所は決定した。




