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宇宙艦隊オッパリオン  作者: 桐生スケキヨとYOM
【第1部】【第2章】「Zリーヌンス篇」
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【第2章】宇宙艦隊オッパリオン062話「Zリーヌンスにできること」

いつも応援ありがとうございます。

おっぱむ(´・ω・`)です。


本日もやって参りました、宇宙艦隊オッパリオン第62話!!

本日のオッパリオンは、惑星ベールヌでの一コマ。

Zリーヌンスを扱う練習をしている翔平とフレイアの修業は続いていた。

これから来るであろう最後の戦いに向けて、二人の修業はどう意味を成すのか!?


第3章に向けて「宇宙艦隊オッパリオン」第2章後半戦も突き進みますので、応援よろしくお願い致します。

皆さんの応援が明日を作る!!

【〇六二 Zリーヌンスにできること】


 ベールヌに降りた翔平とフレイアはその後もZリーヌンスを扱う練習を行っていた。

 ふたりが降りた小屋の周辺は緑色の木々が目立つようになり、上空から見るとそこだけ生命感が感じられるような景色となっていた。

 翔平はそんな森の中で枯れ木に手をかざしている。


「ん……」


 Zリーヌンスを発動させ、意識をフレイアの母乳力へと繋ぐ。そして木の再生をイメージすると、枯れていた木に葉が生じはじめるのだった。


「お見事です。もう定点の再生作用は制御できますね」


 翔平とフレイアを見ていたロボットがそんなことを言った。


「でもそればっかりじゃない。いい加減この周りの木はやり尽くしたんじゃない?」


 フレイアは少し飽き飽きとしていたが、この数日この木の再生ばかりを行っていたのでそれは無理もないことだった。

 しかし単に再生と言っても効果は最初上手く制御できず、葉をつけさせることはできてもすぐに枯れ木に戻ってしまったり、周辺の木々を一斉に再生させてひどく消耗してしまったりということに見舞われていた。


「おかげで木の再生は得意になったような気がするよ。今は一本にしぼって再生させることはできるし。母乳力もそこまで無駄にしないようなったと思うし」

「それはそうかも。ちょっと前と違ってあんまり搾られる感じがしないものね。ショウヘイの進歩かな」

「そうだといいけどね」


 フレイアの褒め言葉に、翔平は少し戸惑ったような笑みを返した。


「そろそろ他のことをした方がいいんじゃない? 同じ木の再生ばかりで飽きてきたし。他にすることはないわけ?」

「これはZリーヌンスが得意とする能力のひとつ、復元と対象をしぼるための練習でした」

「じゃあ他にはなにができるの?」

「Zリーヌンスが得意とするところは復元と進化、増幅が主なものとなります。創造ということも可能ですが、それには代償が伴うことになります」

「代償?」


 今まで聞いていなかった単語に翔平は眉を寄せた。


「はい。もうお気づきかと思いますがZリーヌンスと母乳力を融合させることは両使用者の体力を消費します。――体力とは言いましたが、命そのものとも言えます。Zリーヌンスは無限の力でありますが、それは使用者の命があってこそのもの。許容範囲を超えたことをすれば代償を支払うことになります」


 ――命。重みのある言葉ではあったが、この力の代償としては妥当なのかもしれないと翔平は思った。


「なるほどね。まぁ母乳力だって使えば疲れるし、無限に搾れるわけじゃないしね。さすがに限界はあるから、Zリーヌンスもそれは同じってことか」


 フレイアも理解を示した。


「Zリーヌンスでもできないことはあるのか?」

「できないことはありません。ですが推奨されないことはあります」

「具体的にはどんな?」

「生命の復元です。枯れ木のように完全に消えてはいない生命を本来の形に戻すことはZリーヌンスには可能です。これは復元と見なされますので。ですが死んでしまった人間を元の状態で生き返らせるとなると、それは使用者の命を使って行うほどの消耗を伴います」

「なるほど……」


 フレイアは神妙な顔になった。不可能ではないが使ってはいけない、という項目に翔平も納得感はあった。


「星を救うとか言われてたから蘇生もできるかと思ったよ」

「強い母乳力と融合させれば、あるいは可能かもしれませんが推奨はしません。どんな反作用があるか未知数となりますので。他にも、本来は創造の力なので対象の破壊にも不向きです。物理的な力を加えて対象を破壊する、あるいは殺すということにも代償が伴います」


 そう聞くと平和的な力に聞こえるが、それを機動兵器や次元破断砲などに使っていることが逆に罪悪感のある行為のように、翔平は感じてしまった。

 それはフレイアも同じだったらしく――。


「そう言われるとちょっと罪悪感」


 と、翔平が思ったことと同じことを口にした。


「Zリーヌンスがもっとも得意なことは復元と再生です。なので死にゆく星を再生させることは可能です。いや、星に留まらず銀河全域を再生させることもできるでしょう。あなた方がより良くZリーヌンスを制御し、発揮できるようになったらのことですが」

「さすがにすごい力ね。でもどうしてそれがオッパリオンを救うことになるんだろう? オッパリオンは別に星が病んでるわけでもないし」

「伝説として伝わって行くうちに変化したのかも。今のオッパリオンに必要なのは帝国と戦う力だから、そういう意味ではZリーヌンスは星を救うことにはなると思うけど……」


 どうなんだろう? そう問うように翔平はロボットを見た。


「Zリーヌンスをどう使うかは使用者の自由です。しかしそれには大いなる責任が伴うということだけは覚えていてください。どう使うかまでを私が指導することはできません」


 無感情のロボットの言葉ではあったが、翔平にはどこか申し訳なさそうに言っているように聞こえた。


「わかったよ、ありがとう。自分で考えろってことだな」

「その通りです。それと合わせる母乳力も大事になります。そこも良く考えて判断してください」


 と、ロボットはフレイアの方を見た。


「わかってるって。こっち見ないでよ。余計に責任感じるじゃない」


 フレイアは苦笑したが、力を使うことの責任は理解しているつもりだった。


「毎日練習してるけど、フレイア、疲れたりとかはしてないか?」

「全然平気。むしろ調子良く感じるくらいかな。あたしの母乳力も上がってるような気がするし」


 そう言いながら、フレイアは翔平に見せるように自分の乳房を持ち上げた。

 普段から露出している部分なのだが、そう強調されると翔平は気恥ずかしくなり目をそらしてしまう。


「調子はいいんだけど最近搾ってないからちょっとたまって来たような感じがあるんだけどね」

「な、なんとかできないのか?」

「搾乳が必要かな。……ショウヘイ、また搾ってよ」


 翔平に胸を寄せるようにしてフレイアは言う。


「ど、どうして俺が――」

「なんかマッサージの人とか機械で搾るのとは違うんだよね。クセになる感じって言うかさ。ショウヘイはどうだった? あたしのおっぱいの感触」

「っ!?」


 唐突でストレートな言い方に、翔平は言葉を詰まらせた。

 視線はそらしたものの、フレイアはこっちを見たまま答えを待っているようだった。


「それは……よくは覚えてないけど、柔らかかったよ。それに神秘的だった」

「それだけ?」

「それだけって……他になにがあるんだよ?」

「また搾りたいとか、吸ってみたいとか」

「す、吸う!?」

「そんなに慌てないで。提督の母乳は飲んだんでしょ」

「その時のことは覚えてないよ」

「ふ~ん……」


 フレイアは疑うような目線で覗き込んで来る。こうして見ていると激しい戦闘を繰り広げるパイロットとは到底思えない無邪気さが感じられた。


「しかたがない、ちょっと搾乳してくるしかないか」

「ここでできるのか?」

「機動兵器は母乳力を使うから、母乳を貯めておけるからね。そういえば博士からゼータリオンに母乳を補充するようにも言われてたっけ。空っぽになっちゃう前に少し足しておくよ」

「あ、ああ、わかった」


 フレイアは機動兵器へ向かい数歩小走りに移動したが、すぐに止まって翔平を振り返った。


「本当は搾乳したい?」

「お、俺はいいから搾って来いって!」

「あはは、わかったわかった。じゃあちょっと待ってて」


 そう言って笑いフレイアが振り返ろうとした時、彼女の手首ではクァードからの緊急通信を告げるアラームが鳴り響いた。

次回はどうなる事やら!?

宇宙艦隊オッパリオン、宇宙を巡る戦いの火蓋を切る!!


感想やコメント、評価等いつでもお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願い致します!!

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[気になる点] 次回はどうなる事やら!? 宇宙艦隊オッパリオン、宇宙を巡る戦いの火ぶたが切って落とされる。 誤用 火蓋を切るのが正しい
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