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少年漫画ヲタは異世界がわからない。  作者: 志麻大紅
第2章 少年漫画ヲタは異世界の歩き方がわからない。
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少年漫画ヲタは異世界の歩き方がわからない。③

爆殺魔法はすべての力を使ってしまうのでどうやら暗城さんは立てないようだ。俺は急いで暗城さんの方に駆け寄った。



「暗城さん、一応聞くけど、大丈夫か?」

暗城さんが作品再現のための演技という可能性にかけ一応問いかけてみた。



「あ、あの、ごめんなさい。まさかここまで再現されると思いませんでした。もう動けません。」

顔だけ俺の方に向けて答えた。どうやらマジで動けないらしい。


「はははは。じゃあ俺が背負っていくか。」

何も考えずに俺は言った。


何も返答が来ない。なぜだろう。暗城さんの顔を見ると顔を真っ赤にしている。俺はなんか変なことを言っただろうか。


「ちょ、ちょっと待ってください。それはまだ心の準備が……。」

ん?心の準備?背負われるのに準備がいるだろうか……。

「!?」

よく考えたらヤバかった。俺がもし暗城さんを背負ったら背中にか、感触が。俺は大いに嬉しいが俺の男の部分は耐えきれるだろうか…。そんなところをもし見られたら恥ずかしいしこの状況を楽しんでいるクズと認識されてしまう。それだったらこれからのためにも感触をあきらめてでも他の手段を選んだ方がいい。


「わ、わかった。暗城さん!ごめんなんも考えてなかった。ちょっと待っててくれ。」

俺は暗城さんに謝ってから暗城さんから見えないところに移動した。





3分後

「や、やあ。暗城さん!女神様が背負ってくれるってさ!」

俺は女神様を連れて暗城さんのところに戻った。


「め、女神様!わざわざ来て下さったのですか!」


「お、おう。あんじょ…彩月!背負ってやるぞ!」

まあ実はこれは女神様ではない。ちょっと離れたところで影分身を1体出してそいつを女神様に変化させただけである。これなら暗城さんが背負われることを拒否しないだろう。女神様に変化した俺の分身は暗城さんを背負った。


しかしまた暗城さんの新たな一面を発見した。学校での印象と違って後先考えずに意外と暴れてしまうところ。


「す、すみません。輝崎さんだけでなく女神様にまでご迷惑を……。」

暗城さんが申し訳なさそうにしている。


「あ、ああいいんだよ。この程度。」

適当に分身に返事させた。次の町まではあと2時間半くらいはある。果たして俺はこの分身を最後まで保っていられるのだろうか。


「そ、そうだ暗城さん。背負われてても周りだけは見ててくれさっきの兎みたいに俺の無知のせいで何かやらかしちゃうかもしれないから。」

暗城さんが背中に背負われて寝ちゃったら多分俺は死ぬ思い暗城さんに警戒を頼んだ。


「は、はい。でも女神様がいれば次の町まで10分もかからないし、それに回復魔法で私を回復できるのでは?」

気づいてしまったか…だがそいつは女神様じゃない俺の分身だできるわけがない。


「あ、あ~、え~っと、魔法を使っちゃうと魔王に感知されちゃうから使えないんだってさ。だ、だから心を読むこともできないらしい。」

適当に嘘をついた。


「そうでしたか。」

納得してくれたようだ。

まだ申し訳なさそうにしている。




さっきの爆殺魔法の爆音と爆風のおかげでモンスターの気配は全然ない。つまりモンスターを捕らえて足にすることもできない。暇だ。恐れていたことが起きてしまった。何を話していいのかわからない。


「ひ、暇ですね。」

どうやら暗城さんも感じているみたいだ。

う~ん、マジでどうしよう。何を話そう。頼む覚醒してくれ俺のコミュ力!

暗城さんといえば…かわいい。そんな話できるか恥ずかしい。

あとは…ライトノベル!これだこれしかない。


「え~っと、ライトノベルのこととか教えてほしいな。」

俺がそう言った瞬間、暗城さんが目の色を変えてこっちの方を見てくる。


「いいですよ!何から話しましょうか!やはり異世界系でしょうか!」

急に早口になり始めた。そういえばオススメのライトノベルを教えてって言ったときもこんな感じで荒ぶってたっけな。


「うん、やはり異世界系からにしましょう。」




暗城さんはそれから30分程、異世界系の話をした。異世界系には生きてたのにいきなり異世界に行く転移系と死んでから異世界に行く転生系があるらしい。なんとその転移系にはコンビニから出たら異世界だったりとかあるらしい。で、大体の場合魔王的な奴がいるから倒すみたいな話っぽい。そして大体の場合魔法が一般化してる世界らしい。俺たちが来てるこの世界も女神様や魔王は魔法使えるみたいだ。一般人とかも使えるのだろうか。もし使えるとしたらこの世界の奴らと漫画キャラどっちが強いかな。少年漫画ヲタとして考えざるを得ない。例えば今日の俺の能力の影分身を持つキャラ……。ん?影分身?たしかあの漫画の設定では……。



「ん?これは何でしょう?」



俺は考え込んでいて気付かなかったが暗城さんに言われて気付いた。

俺たちの周りはいつの間にか霧に包まれていた。

現在第3章を執筆中なのですがパロディと敵を店員にしてしまったせいかシリアスを作れない。今日はもう1話投稿しました。どうぞ読んでみてください。

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