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少年漫画ヲタは異世界がわからない。  作者: 志麻大紅
第1章 少年漫画ヲタはラノベ女子キャラの強さがわからない。
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少年漫画ヲタはラノベ女子キャラの強さがわからない。②

異世界 『ネクスト』

俺たちはネクストに着いた。建物は破壊され人影は一切なかった。

「酷いな…」


「キャー!」

村の奥から叫び声が聞こえる。


「輝崎さん、行ってみましょう。早速お出ましかもしれないです。」


「ああ!」

俺たちは村の奥へ進んだ。


2分ほど進むと

「ヒヒーンッ!!」

ホースパイダーは急に鳴きそして止まった。


「どうしました!ホースパイダーさん!」

モンスターにまでさん付けするのか暗城さん。


「ほう、この村の奴らじゃなさそうだな……。」


右の方から声がした。振り向くと明らかに魔王軍みたいなやつが一人いる。瓦礫の上に座っていたが立ち上がってこちらをにらみつけてきた。ああいうのなんて言うんだっけ?牛の見た目なのに二足歩行でマッチョな奴。しかもズボン履いてるし金棒持ってる。


「ミノタウロス!」

暗城さんが敵の方に叫んだ。うん、ミノタウロスだ。ケンタウロスとごっちゃになっててわからなかった。


「モウ様をそこらのミノタウロスと一緒にすんじゃねー!!」

左から声が聞こえた。俺達が向かおうとしていた方向だ。角生えてて肌が紫でコウモリみたいな翼があるなんか明らかに雑兵って感じの奴らがいる。


「モウ様は次期幹部候補の一人だ!スズキ様の後を継ぐのはモウ様だって魔王軍の中でも噂になってんだ!ガキどもになんか負けるわけねーだろ!」


ガンツ!!!!


ミノタウロスのモウが持ってる金棒を地面にたたきつけた。


「ヒヒーンッ!!」

大きな音にビビったホースパイダーが暴れて俺たちは振り落とされた。


「痛っ!!アレ?俺、能力得たのに落ちた衝撃が痛い。」

俺が今日得たであろう能力は作中では打撃と雷がほぼ無効なのだが落ちた衝撃がいたい。


「多分、漫画やラノベの世界でキャラたちが無意識に発動しているものでも私たちの場合、イメージし続けなければならないみたいですね。」

暗城さんが得た能力の源のキャラクターも常時発動している能力があったのだろうか、すごい分析力だ暗城さん。


「なるほど。」

俺たちは立ち上がった。


「じゃあもしあの金棒で殴られそうなときもイメ」


その瞬間どうやら俺はモウの金棒で腹を殴られ10mくらい飛ばされたらしい。


「き、輝崎さん!」


「大丈夫だ!」


何とかイメージが間に合ってダメージを減らせた。今回の能力はイメージさえ間に合えば大体の打撃は効かない。だけど正直立ち上がるのがやっとだ。もしホースパイダーから落ちる前にこいつが攻撃してきていたら俺は多分死んでた。


「まずは男の方からだ!せいぜい楽しませくれよ。」

モウが腕を鳴らしてこっちへ来る。


「させません!」

暗城さんがミノタウロスの前に出ようとした。


「おい雑魚共!この女の相手をしていろ。俺はまずあの男と戦う。」


「はい!モウ様!」

雑兵達が暗城さん行く手を阻んだ。


「クソ、暗城さんを助けなきゃ!」


「おいガキ、お前の相手は俺だぞ!」

モウが加速して向かってくる。


「イメージさえできていれば負けねーよ!俺のパンチはピストルみたいに強いんだ!」

そう言ったと同時に俺は右腕を後ろへ伸ばす。


「面白い体をしてやがるなガキ。」


「くらえ!!!」

俺は向かってくるモウに対して後ろに伸ばした手を思いっきり前に突き出しパンチする…はずだった。俺の腕はなぜか前方斜め下の地面に飛んでいき跳ね返ったパンチを自分でくらった。


「何がしてぇんだ、お前は!」

俺はまた金棒で殴られて吹っ飛んだらしい。


「き、効かないねぇ。俺に打撃は効かねぇんだよ!」

めちゃめちゃ怖かった。死ぬかと思ったけどイメージはできてたからダメージはなかった。


「ほう、こいつは面白いサンドバックになりそうだな。」

やめてほしいな。痛くないけどビックリするし怖いんだよ。


俺はそれから4,5発殴られて最初にいた場所からはだいぶ離れてしまった。もう暗城さんは見えない。大丈夫だろうか。ちゃんと能力を発動できただろうか。こんなことになるとわかってたらネクストに着く前にちゃんと暗城さんが能力を発動できるか確かめたのに。発動できたとしても勝てるのか。ライトノベルをしっかり読んでいなかったからキャラが強いのかもわからない。ちゃんと昨日借りたライトノベルを読むべきだった。結局手紙しか読めなかったからな。


「確かに打撃は効かねぇみたいだな。じゃあ次は武器を変えよう。」

モウは金棒を置き腰につけていた剣を取り出した。ヤバい。


「笑わせてはもらったがお前との戦闘は楽しくなかったよ。」

モウは剣を持った右手を振り下ろそうとしたた。畜生!たとえコイツを倒したとしてもその上の幹部であるタナカがいるのにこんなところで…

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