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少年漫画ヲタは異世界がわからない。  作者: 志麻大紅
第1章 少年漫画ヲタはラノベ女子キャラの強さがわからない。
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少年漫画ヲタはラノベ女子キャラの強さがわからない。

俺たちは倉庫内に戻ってきた。


「さあ、準備はできたな君たち。」

異世界へのドアの前に仁王立ちしている女神さま。


「至急の案件についてまだ話をしていなかったな。実は魔王軍幹部兼うちの店員のタナカが始まりの村『オープン』に向かっている。だが君たちには迎え撃つのではなく、村を出て彼らと戦ってもらいたい。」


「村を出てですか。」


「ああ。もし始まりの村『オープン』でスズキに続き幹部がやられたと知ったら奴らは今度は幹部一人ではなく何人も連れて村を攻めに来てしまうかもしれないだろう。幸い君たちは前回で冒険に必要な準備はできている。」

女神様は俺たちが前回異世界から戻ってきたときに持っていた道具を渡してくれた。


「わかりました。では行ってまいります。」暗城さんが女神様に言った。


「くれぐれも気を付けて行ってきてくれ。」


「「はい。」」




異世界に入った。


「さあ。まずは村から出ましょう。」

ライトノベルで異世界を知っている暗城さんの言うことは聞いておこう。暗城さんについて行くと10分ほどで村の端に着いた。村を出た先は広大な草原しか見えない。


「おいおい、やめときなアンタ達。魔王軍が近くの村を襲っているって情報が入っているんだ。今村の外に出るなんて自殺行為だぜ!」

村の見張りっぽい人が話しかけてきた。


「大丈夫です。」

暗城さんが答えた。


「そいつらぶちのめしに行くんで。」

俺が付け足した。今の何か少年漫画っぽくて気持ち良い。


「うん?よく見たらアンタ達変な服着てるな。変な服の服の二人組。も、もしかしてアンタ達幹部のスズキを倒した奴らだろ」

変な服とは失礼なこれは学校の制服だぞ。


「だったら話は別だ。ぶちのめしに行くってのも嘘じゃねーってことだな。」

その後俺達は村の見張りっぽい人に襲われた村の情報について聞いた。襲われた村の名は『ネクスト』。襲われたのは2時間ほど前。オープンからネクストまでは歩けば1日で着くらしい。


しかしさすがは暗城さん、草原にいるモンスターに乗せていってもらうことにした。そして今俺たちの目の前に標的がいる。そのモンスターは馬のような顔をし足の形も馬、毛もあるのにクモのように足が8本ある。


「何これ。気持ち悪いです。」

暗城さんが引いている。


俺は準備してあったモンスター辞典でこの奇妙なモンスターについて調べた。


「どうやらコイツらは『ホースパイダー』というらしい。大して強くないからちょっとビビらせれば従ってくれるらしい。ちょっとやってみよう。」

俺が今日持ってきた漫画は体を自在に伸ばすことができる主人公が登場する漫画の1巻。俺は主人公の力をイメージして手を勢いよく上に挙げた。


「おおお!輝崎さんの手が伸びました。」

ホースパイダーが逃げそうだったので手を伸ばして2頭だけ捕まえた。



ホースパイダーに乗って40分ほど経った。

「この調子で頼むぜ、ホースパイダー。隣の村のネクストまで。」

40分も乗っているのに全然お尻が痛くなったりしない。そして見た目に反して意外と速い。この調子ならあと1,2時間で着くかもしれない。もしかしたら女神様は俺たちがモンスターを利用するのも計算してたのかもしれない。


「暗城さん、ホースパイダーを従えるときに能力使わなくてよかったの?」


「魔王軍戦のために温存しておきます。その方がかっこいいです。」


「じゃあその時まで見れるのを楽しみにしているよ。」


アニメイゾ

売り場に戻ってた女神ティエラはレジの近くで事務作業をしている。


「女神様、意外と酷いことするよな~。」

近くにいた鈴木が女神に話しかけた。


「話しかけるな鈴木。気持ち悪い。」


「ねえ、本当に女神?」

鈴木が泣きそうになっている。


「でも実際、酷いでしょ。魔王軍の標的が村からアイツらになっちまうぞ。」


「元魔王軍のクズに言われたくねーよ。それにアイツらなら大丈夫さ。」

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