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第七章 2

京介は千佳達の待つ部屋には向かわず希望ヶ丘に向かった・・



色々思いだし・・考えた・・



そして出した答えが



「ちぃの前から姿を消す・・」だった



部屋にも向かわず・・


携帯の電源も切った・・




「新しい人生を・・素晴らしい生き方をして欲しい・・・ちぃ・・」



料理の準備も終わり、千佳とちひろは話をしていた・・



千佳はちひろが現れるまでの、あの人(京介)とのやり取りや会話など


沢山の事を伝えていた・・



『そうなんだぁ~ ふーん』



『うん・・私がどの位、あそこで眠ってたのかは分からないけど・・凄く長い時間・・眠っていたような気がするんだ・・』



『・・・そう・・』



『ねぇ、あの人と会った時の話を詳しく聞かせて・・』



『うん・・いいよ・・でも・・本人から聞いたら?』



『そうだけど・・あの人は・・嘘を付くから・・』



『嘘?』



『・・うん・・』



『どんな?』



『相手を気遣う嘘・・』




『・・そうだよね・・そういう人だよね・・』




『知りたいの・・・あの人の為にも私の為にも・・・』




『分かってる事しか教えれないよ・・』




ちひろの口調に何か感じた・・




『もしかして・・口止めされてる事があるの?』




『えっ・・ぅん・・』




『・・・なま・・え?』




『うん・・ただ・・私の聞いてる名前だって本当かどうかわ・・』




『・・・分かった・・名前は自分で聞く・・それ以外の事を・・お願い・・お願い、ちひろ・・』




『・・・うん・・分かった ちぃちゃん・・』




『ありが・・とう・・ちひろ・・』





千佳は下をうつむきながら言った・・




膝に涙の跡が残っていた・・・






ちひろは京介と千佳の母、「真子」(マコ)との出会いから



千佳の目覚めの知らせまでの事を話した・・・


マコの店での会話・・京介の雰囲気・・・




『彼はいつも写真を持って歩いていたみたいだよ』



『写真?』



『うん・・大事そうに・・してた・・』



『夕陽の?』



『うん・・アコウクロね・・でもそれだけじゃなかったよ・・』



『えっ・・』



『知らないの?』



『えっ・・』




急に不安な気持ちに襲われた・・




「あっ・・そういえば・・」





千佳は慌てるように自分のカバンを取り出した



千佳の手元には京介のカバンから抜き取った写真と手紙があった・・



「希望ヶ丘・・・」



空を眺めていると 流れ星が見えた・・・



「ちぃが幸福に暮せますように・・・」



子供の頃を思い出した・・・



「昔、よく流れ星に願ったな・・(笑)」



ベンチに座り一面に広がる星空を見上げ・・・



タバコに火をつけた・・・






























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