第六章 11
『ごめんね面倒掛けて』
『いや、いいんだ・・明日頼むね・・俺は明日は朝一から仕事なんだ・・』
『そんな時にごめんね。あと今までありがとうねちぃちゃんの事』
『気にするなよ(笑)もう・・身内みたいなもんじゃないか・・』
『うん(*´∀`*)そう言ってくれると嬉しいし、救われるよ(笑)』
『(*´∀`*)』
微笑み返した
千佳の部屋に着いた・・。
『じゃあ明日』
『うん(*´∀`*)明日ね』
ちひろと別れ千佳に電話を入れたが千佳は電話に出なかった・・
「何かあったのか・・・」
急いで病院に戻ると千佳は眠りについていた・・
ちひろとの再会で興奮したせいもあるだろう・・・
眠る横顔を見ながら髪を撫でた・・
千佳は小さな子供様な顔をしていた・・
京介はカバンから写真を出した
ウエディング姿で甘えている千佳・・・
眠る千佳の唇にそっと口づけをした・・
涙が溢れそうになるのをこらえ手を握った
「このまま時間が止まって欲しい・・・」
「これが映画ならば ここでエンディングを迎えて欲しい・・・」
昔、希望が丘で千佳が言った言葉を思い出した・・・
「あの時のちぃの気持ちは・・
どれほど・・切なかったのだろう・・・」
「自分の身体の限界を感じながらも・・その時の幸せを優先したちぃ・・
ちぃと同じような立場であったら同じ事が出来たのであろうか・・・」
本当は・・
みっともない位に泣き叫び・・
生きたいと叫びたかったのだろう・・・
今、こうして千佳と居られる事に感謝した・・
自分を思い出す事・・
今までの記憶が無い事・・
これも・・きっと必要な事だったのだろう・・・
「帰ってきてくれて・・・ありがとうな・・・ちぃ・・」
京介は眠る時間すら惜しむように
千佳の顔をじっと眺めていた・・
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