第六章 10
『・・・あぁ 仕事が終わり次第駆けつけるよ・・』
『仕事休めないの?』
『人手が足りないんや・・今日も無理言って休みを取ったからな(笑)』
『あっ・・私のせいか・・ごめんね(笑)』
『冗談やって(笑) 明日はよろしく頼むな ちひろちゃん』
『はーい(*'▽')ノ』
ありもしない現実を並べた・・・
戻らない記憶をいいことに・・嘘で事実を曲げる自分がはらだだしくも感じた・・
だが・・全てを話すのが良いとは言い切れない・・
人間、知らないですむ事なら知らないで過ごした方が幸せな事もある・・・
そう感じて病まなかった・・
二人は病院へ向かった
「コンコン・・」
『ど・・そうぞ・・』
室内からオドオドした声が聞こえた
「ガチャ・・」
『ちぃちゃーん!!』
ちひろの登場に目を真丸くしてちぃは驚ろいた
『うわぁ!本当にそっくりだぁー!うわぁー!』
『そうでしょう(笑)可愛いでしょう(*´∀`*)』
『うん(*´∀`*)』
『美人姉妹だからねー(笑)』
『アハハハ』
千佳はとてもはしゃいでいるようだった・・
今までに見た事の無い千佳の姿をぼんやりと眺めた
『ちぃちゃん、あのね明日退院したらちぃちゃんの部屋で退院祝いをしようって思ってるんだけど・・・どうかな(*´∀`*)』
『本当!?わぁい 嬉しい』
京介はニコニコしながら会話を聞いていた
『ねぇ、あなたも来るでしょう?』
千佳は京介に訪ねた
『・・・遅れていくと思う』
『えー・・・なんで?』
『ちぃちゃん、彼はお仕事なんだって』
『仕事してたの?(笑)』
『当たり前やないか(笑)』
『ですよね~(笑) じゃあ 終わったら連絡してね』
『あぁ』
『その間、ちひろと二人で準備しておくね(*´∀`*)』
数時間、病室の中はとてもにぎやかだった
沢山の話がお互いあるのだろう・・
聞きたい事
今までの事
これからの事
家族の事
故郷の事
ちひろの知りえる千佳の事
時間が幾らあっても足りない・・そんな感じにも見えた・・
京介に取っては長くも短くも感じる時間であった・・・
『あっ、もうこんな時間、私そろそろ帰って明日に備えますね』
時間は消灯の21時を迎えようとしていた
『楽しい時間はあっと言う間だね』
『じゃあ明日ね!ちぃちゃん。えーと・・あなたも(笑)』
『うん(*´∀`*)待ってるね♪』
『あぁ・・。送って行こうか?』
『住所分かるし大丈夫だよ』
『送ってもらいなよ!ちひろ(*´∀`*)』
『でも・・悪いし(笑)』
『もぅ(笑)遠慮しないで!!ねぇ!送ってあげて(*´∀`*)』
『あぁ、分かった』
『あとぉ・・』
『なんだ?』
『早く帰ってきてね・・(//∇//)』
ちひろは恥ずかしそうに言う千佳をクスクス笑った
『はいはい(笑)』
『もぉ~ また子供扱いして!!』
千佳は頬を膨らませた
京介には千佳が両頬を膨らます顔が好きだった
それは過去の千佳の姿では見た事の無い顔だからだった
今の千佳として好きになった部分だった
『じゃあ 行ってくるな』
『うん(*´∀`*)お願いね!帰り電話ね!』
『分かったよ(笑)』
二人は病室を出た。
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